こんにちは。LIGブログ編集部です。
夏といえばアイスが美味しい季節ですが、皆さんはどんなアイスが好きですか?
例えば、こちらの「明治エッセルスーパーカップ」。
「超バニラ」、「チョコクッキー」、「抹茶」などの味もありますが、夏は特に「チョコミント」が美味しいですよね!後味スッキリ爽やか!
ところで
スーパーカップは練れば練るほど美味しくなる
という話を聞いたことありますか?
「スーパーカップは5分ほど溶かして親の仇ってくらいにこねくり回してから食べないと真のおいしさにはたどり着けない上級者向けアイス」
ホリスティックすし太郎氏のFacebook投稿より
先日ネットサーフィンをしていたら、上記の情報が流れてきました。
こういうネット上に流れているおもしろ情報は、どんなにデマっぽくてもとりあえず試してみたくなるもの。
そこで今回は、アイスの秘められた真の力を解放するため、スーパーカップを練り上げてみたいと思います。
実験開始
まず、情報の通り5分ほど放置してアイスを溶かします。
これをやらないと硬いままなので、そもそも「練る」のが難しいですよね。
良い感じに溶けてきたので…
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練る練る練る練る練る
ネルネルネルネルネル
やっばい、このGIF、目が回る! カメラ、固定するの忘れた!
練り上がったスーパーカップがこちらです。
というわけで、親の仇か!っていうぐらいに練り上げたスーパーカップを食べてみます。なんか、トルコアイスみたいな粘り気が出ていますが…
パクリ。
ひゅお〜!
なんというか、確かに口当たりが滑らかになって美味しくなった気がします。なぜ、練るとこうなるのか?
…そういえば、アイスって種類別で4つに分類されるって知っていました?
主に乳成分がどれだけ入っているかで変わるのですが、
乳固形分 | 乳脂肪分 | 代表的な商品 | |
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アイスクリーム | 15%以上 | 8%以上 | ハーゲンダッツ |
アイスミルク | 10%以上 | 5%以上 | ジャイアントコーン |
ラクトアイス | 3%以上 | – | スーパーカップ |
氷菓 | – | – | ガリガリ君 |
こちらの表の通り、最も乳成分が多く入っているのが「アイスクリーム」、次に「アイスミルク」、「ラクトアイス」、「氷菓」と続きます。氷菓に分類される商品は、ほぼ氷と言って良いでしょう。
多くの場合、ラクトアイスなどは乳成分の不足を補うために「植物油脂」が使われたりするのですが、今回のスーパーカップはラクトアイスに分類される商品で、やはり植物油脂が使われていました。
そこで、「練ることによって水分と油分が混ざり合い、乳化(エマルション)が起きたのでは?」と推測します!
元々、アイスには乳化剤が入っているのですが、練ることでより乳化が進んだのかな、と。
そもそも牛乳(ミルク)は牛の体内で自然に水と油(乳脂肪)が混ざり合って乳化したものですし、今回のケースもラクトアイスを練り続けたことで乳化作用が起きて、アイス全体のミルク感がUPしたのかも知れませんね。
続いて、LOTTEの「爽」で試してみます。
スーパーカップと同じラクトアイスなのですが、氷の粒みたいなものがいっぱい入っているので何か変化がありそうです。
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練る練る練る練る練る
ネルネルネルネルネル
やっばい、マジで気持ち悪くなる、このGIF。最悪。
なんか、めっちゃ柔らかくなりました。
食べてみると…
ひゃい〜ん!
やっぱり、ミルク感がUPしてる気がする! 氷の粒も少し残って、シャリシャリの食感も楽しめますね!
最後にガリガリ君でやってみましょう!
ガリガリ君には乳成分、油分は含まれていないので、練っても何の意味もないはずです。むしろ、練れない!
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5分放置したガリガリ君は、棒が「スッ」と出てくる状態に。
完全に溶けかけの氷ですね。
う〜ん。分かっていましたが、ただの液体に近いです。
でも、飲むと結構おいしい。
まとめ
いかがでしたか?
ラクトアイスなどのミルク感をUPさせる、裏技の紹介でした。
ここまで読んだ方は、とりあえずスーパーカップを練りたくなったのでは?
是非、色んな種類のアイスで試してみてくださいね。そのまま食べた方が美味しいかも知れませんので、自己責任で!