ギュイーン! ピコピコピコーン!! せぶやです。
僕がLIGに入社してから2年半。ずーーっと気になっていたことがあります。
まずこちらを見てください。この地図になにがマッピングされているか分かりますか?
これは東上野にあるパチンコ・パチスロメーカー(以下、パチンコメーカー)がマッピングされた地図です。実はLIGってたくさんのパチンコメーカーに囲まれているんですよ。
オフィスの窓からも看板が目に入ります。
いくらなんでも多すぎですよね。これにはきっとなにかの理由があるはず。
東上野に集中しているのは、ホールメーカーを気遣ってのことだった!?
てことで、25社のパチンコメーカーに問い合わせてみたところ、5社から回答をいただけました。以下、抜粋して紹介します。
前提として、どのメーカーの方からも、「恐らくこういう理由だと思うが、正確な理由かどうかは保証しかねる」とのことだったので、あくまで推測として読んでいただけたらと。
パチンコ店の担当がショールームへ足を運びやすいように(ネット株式会社)
「弊社が東上野に営業拠点を移したのは、比較的遅かったので、その歴史についてはわかりかねますが、東上野にメーカーのがショールームが多く存在するのは、パチンコ店の購買担当の方がショールームにお越しになった際、その流れで他メーカーのショールームにも足を運べるように、ショールームが東上野に集中したのが一つの要因かと思われます。
同じような場所が大阪の難波の湊町地区にも存在するようです」
群馬から東京に移動する際の玄関口が上野だから(株式会社平和)
「弊社はもともと群馬県で創業し、本店も群馬県においておりましたが、東上野地区は遊技機メーカーや販売代理店、関連した業者の拠点が多く集まっており、ビジネス上の利便性が高いため、本店を東上野へ移転いたしました。
東上野地区に遊技機メーカー等が多い理由につきましては、弊社では明確な理由はお答えいたしかねますが、群馬県は弊社以外にも複数の遊技機メーカーの創業の地となっており、群馬地区から東京に移動した際に玄関口となるのが上野で、その利便性を重視して営業拠点をおいたという説がございます」
ショールームが集まることで立ち寄りやすくしている(豊丸産業株式会社)
「メーカーの本社や支店、ショールームが集まっていることで、新機種の展示会や発表会などを行った際に、別のメーカーのショールームにもお立ち寄りいただけるメリットがあります。
各社ライバルではありますが、日頃から情報交換を行っているので、他の業界から見れば不思議な場所だと思います。業界内では”上野村””上野パチンコ村”などと呼ばれています」
密集するとホール関係者がいろいろな台を試せる(京楽産業.株式会社)
「ホール様は台をご購入される側ですので、メーカーショールームが密集している事で、移動する時間・労力を使わず、色々な台を打つ事がメリットになります。メーカー側と致しましても、ホール様が他のメーカーの台を試打されるついでに、立ち寄ったり、見て頂けたりするメリットがございます。
おそらく、こうした理由で、各メーカーのショールーム(営業所)が集まってきたものと思われますが、正確な理由であるかわかりかねますので、あくまでも、推測としてご理解して頂けますと幸いでございます」
利便性を考えメーカーが集まる東上野へ(株式会社藤商事)
「新機種の展示会などでホール様が営業所のショールームに立ち寄る際に、情報収集もかねて他メーカー様の営業所に立ち寄るケースが多くございます。
そのため、当社では東京支店を開設するにあたり、ホール様の利便性等も考慮しまして、他メーカー様の近隣に開設いたしました」
おまけ:名古屋にパチンコメーカーの本社が固まっていたので聞いてみた
メーカーのコーポレートサイトを見ていたら、名古屋に本社を置いているメーカーが多かったので、これも聞いてみました。
最初に営業許可を取ったお店が名古屋だった(豊丸産業株式会社)
「パチンコ遊技場の正式な営業許可(警察)を取った1号店が、名古屋のお店だったのが、”名古屋はパチンコ発祥の地”と言われる所以です。戦前の1930年だったと思います。
1949年、パチンコブームが訪れたのは”パチンコの神様”と呼ばれている正村竹一氏が、現在のパチンコの釘配列の基礎となる”正村ゲージ”を発明し、名古屋から全国へ広がっていったこともひとつの理由です。
パチンコ店は自店用にパチンコ台を製造し、自店で使用することが主であったため、昔はパチンコ店、メーカー、販売会社という概念はありませんでした。その後、自店のみでパチンコ台を使用するのではなく、自店で人気の出たパチンコ台を 他店に販売するという店舗が出てきたのがメーカーの始まりであり、現在の日工組メーカーの基礎となりました。もちろん正村ゲージのパチンコ台が全国でも人気となったため、名古屋のパチンコ店、メーカー共に潤っていたことでしょう」
まとめ
ハッキリとした真相は分かりませんでしたが、ホール担当者がショールームを周りやすくするためという説が有力そうですね!
は〜スッキリした!