Facebookページを作ろう
さて、私がとにかく早く作っておきたかったのがFacebookページ!!
Facebookは実名登録制だし、繋がりもリアルな人間関係になっているので、地元にあるお店の情報発信をおこなうのに最適です。
ユーカリプティースのFacebookページ:eucalykumasan
Facebookページがどうしても作りたかった3つの理由
- 公式にページを作ることでチェックインできるようにしておきたい
- Facebookでは地元の人も今の職場の人もつながっているから、広めやすい
- 実際に「今」お店に足を運んでいる人たちに情報提供ができる
チェックインできるように
私たちがページを作る前にも何名かのお客様がチェックインをしてくださっていたようで、Facebookにスポットとしてユーカリプティースがありました。でも「これじゃもったいない! ちゃんと自分たちのページでチェックインしてもらいたい……!」と思いました。
美味しそうな食べ物の投稿で、そこにお店のチェックインがあると、ついクリックしてしまうことがあると思います。そんな、「このお店どんなところだろう?」と思った瞬間を逃したくない。そのためには、絶対にFacebookページを作って、しかも充実した情報を載せておく必要があるなと思いました。
また、すでにチェックインされていたことがあったという事実は「Facebookページを作れば見てくれる人がきっといる」という予測にもつながっていました。
色んな人に広められる
Facebookではたくさんのつながりがあります。地元の友達には「しどうの家のケーキ屋さん、Facebookページ始めたんだ! 久しぶりに行きたいな~」と思ってもらって、上京してからの皆さんには「しどうの家ってケーキ屋さんだったんだ!」ということをまず知ってもらって実際に食べてもらえたらなぁと思っていました。
Twitterとの大きな違いは「私がしどうである」ということを皆が知っているということ。「しどうがケーキ屋さんについてなんか言ってるぞ」というところから始められるのは、Twitterで見知らぬ人が流しているタイムラインよりは情報の伝わり方が確実になるだろうと思いました。
実際にお店に来られる方にアピールできる
何よりも大きいのは、日本全国の誰かに向けた発信ではなく、神戸市にあるユーカリプティースの近辺に住んでいる人にアピールができること。物理的に来店できないお客様だってたくさんいます。
でも、帰り道にあったら? その日のお昼に見た情報を元にお店に立ち寄ってくれる方だってきっといるはず! ケーキ屋さんには季節限定商品だってたくさんあります。今しか食べられない果物のケーキを逃すことなく食べられたら、きっとお客様にとっても嬉しいことだし、私たちもとっても嬉しいです。
Facebookページを作るにあたって考えたこと
両親はそもそもFacebookをやっていないので、Facebookページについては想像がさっぱりつかない状態でした。そこで、本当にざっくり説明した上で、どういう風に作るのかを考えていくことにしました。
Facebookページを見てくれる人は誰か?
まずは、Facebookページに「いいね!」をして投稿を見てくれる人はどんな人になるのかを2つのタイプで予測してみました。
- お店をすでに知っていて、実際に足を運んでくれている人
- しどうを知っているから「いいね!」をしてくれている人
1番大事なのは、やっぱり1です。これまでのユーカリプティースを支えてくれた方たちですね。この方たちにとって有益だったり、くすっと笑えたり、「へぇそんな一面もあるんだ! またお店に行ってみようかな」と思ってもらえることが何よりも大切なことだと思いました。
2に関しては、Web界隈では特に顕著だと思います。知っている人が作っているページだから「いいね!」しておく。礼儀作法のひとつみたいな部分があり、この人たちは最初の段階ではお店にあまり興味がないと思います。でも、タイムラインにユーカリプティースの投稿が流れることを許可してくれた、それは最高に喜ばしいことです。
ここで1つ思い出しましょう。
お店が売上を伸ばそうとするときにおこなうべきことは「顧客単価を上げること」「リピート率を高めること」「新規店舗を出店すること」「既存店での新規顧客を獲得すること」ですね! そう!
今ここで「ユーカリプティースって何か知らないけど、しどうが作ったページらしいから見ておくか」と「いいね!」してくれた方は、もしかしたらこれからお店に来てくれるかもしれない「新規顧客候補」です。この方たちにどうやって「美味しそうじゃん」「神戸に行くときに寄ってみようかな」と思ってもらうか……そんなことを考えながら、投稿内容を考えてみることにしました。
Facebookページにどんなことを投稿しよう?
お店によく来てくれている方にも、まだ行ったことのない方にも「こんなケーキがあるんだ!」「美味しそう~」「かわいい!」と思ってもらえるような投稿をするために、何が必要か考えました。
それは「ケーキを食べたときの幸せな気持ちが想像できるような書き方をすること」です。……いや、ちょっと違うかもしれません。私が「あーーーーケーキ食べたい!!!」「これほんとに美味しいんだよな……」「お母さんこれ送ってくれないかな……」と思いながら投稿することが、結果的にそこに結びついているというだけなのかもしれません。だって美味しいんだもの。
その他、両親や職人、販売スタッフしか知り得ないようなことは随時教えてもらったり、写真を送ってもらったりして、「材料やくだものへのこだわり」「どんなケーキなのか」「そのケーキが誕生したときの裏話」「お店へのこだわり」なんかを加えた上で投稿を作成することにしました。
投稿頻度はどれくらいがいいんだろう?
ユーカリプティースのFacebookがあるということが根付くまでは、一旦毎日12時に投稿してみることにしました。「いいね!」の付き方が落ち着いてきたら、週に1回か2週に1回に変更しました。(私自身が結構大変だったから、というのもあります。)
うっとおしくない程度に、忘れられないように、どれくらいなら大丈夫かな~とドキドキしながら投稿しています。
母の疑問
こんな感じで考えてページを作り、Facebookにある機能を説明してみたところでまたしても母より、さまざまな質問が飛んできました。
- いいねって何?
- シェアって何?
- シェアするとなにかいいことあるの?
これらの質問に対する私の回答は、こちらです。
いいね! | 「これ、美味しそう~」って思ってくれたってこと。 |
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シェア | 「これ美味しそうだから誰か一緒に行こうよ!」とか「近くの友達におすすめしよ~」みたいな意味だよ。 |
シェアするといいことあるの? | シェアしても特にいいことは、ない! 人におすすめをしたり、自分を彩るものの1つになったりする。その人のタイムラインを見たときに「あ、ケーキとか好きなんだ」って思ってもらえる。 |
こう考えると、SNSって本当に不思議なツールですよね。
Facebookページを作成したら
ページができたら、拡散して、更新して、フィードバックを得つつ次につなげていくぞー!
Facebookページを拡散する
まずは、「ユーカリプティースのページを作ったよ!」ということを広める必要があります。自分のタイムラインに投稿するのはもちろん、それを弟たちにシェアしてもらいました。
あとは、地元の人が集まっているコミュニティに投稿してお知らせしました。私は高校の同窓会コミュニティに投稿したのですが、「よく買いに行ってたよ~!」とか「大好きなケーキ屋さんです!」というコメントをいただけて、ページを開くたびに泣きそうになってました。
Facebookページを更新する
更新頻度は先程のとおり、まずは毎日! それからゆっくりにしていきました。毎日更新していたのは約3週間でしたが、ページ開設から16日目で200「いいね!」に達することができました。両親が地元で頑張ってきたことが目に見えて分かって、本当に嬉しかったです。
フィードバックをする
投稿したあとの「いいね数!」や、どんな反応があったのかを家族LINEで共有します。ちなみに、家族LINEのグループ名は「くま一家」です。
多分、あんまりどういうことなのか分からないままに「やったね!」的なスタンプが送られてくるのですが、お店のことをやり取りして家族LINEも一層盛り上がりを見せているような、いないような……そんな気がします。
それぞれでアカウントやページを開設してみて
開設するまでの道のりが、長い! 長い……。
SNSを全然分かっていない母に「こういう感じになると思う」と説明するのは、何もかもがあやふやな気がして大変難しかったです。当たり前に使っているとなかなか直面しないような疑問もたくさんでてきて、頭を絞ることになりました。Web業界では「当然」でもお店をやっている人たちにとっては全然知らないこと。これは逆もしかりですね。私たちには想像することすらできない「当然」がたくさんあるんだろうなと思いました。
やっと運用開始できてホッとしていましたが、この後、母は「それぞれのSNSをどう使い分けたらいいの?」「お店の昔からのホームページはどういう扱いにしたらいいの?」と混乱しはじめます。
次回は、TwitterとFacebookで実際に投稿している内容と、昔からのホームページと各種SNSの使い分けをどうしたのか、についてまとめたいと思います!