大学4年生が11日間で22社回ってTシャツ訪問販売をしてわかったこと

大学4年生が11日間で22社回ってTシャツ訪問販売をしてわかったこと

野田クラクションべべー

野田クラクションべべー

こんにちは。大学4年生の野田クラクションベベーです。

11951825_745872295517747_8747133108450437741_n 人物紹介:野田クラクションベベー
株式会社LIGに所属するインターン生。特になにもできない。内定も貰えていない。

僕は10月に、とあるミッションを上司から告げられました。それは、「『OUKY Tシャツ』を手売りで今月中に200枚売るぞ!」というもの。ただ売るだけではなく、「手売り」だからこそ良さを伝えられると言われ、正直「無茶ぶりすぎるだろ……」と思いましたが、「そこで諦めたら試合終了だ」という言葉もあるので策を練ることに。

うんうんと唸って考えて、「Tシャツ訪問販売をして売らせてください! その代わりにLIGのFacebookページで企業の宣伝を無料でしますよ!」という企画を思いついたので、11月にその策を実行してきました。

ということで、今回の記事では僕がTシャツを訪問販売をするまでの経緯や思ったこと、そして今回訪問した企業をまとめて紹介します。ひとつのマーケティング施策の参考になれば幸いです。

※「OUKY Tシャツ」って何?という方はこちらの記事をご覧ください。

目標を達成するために考えたこと

今回の1番の目標は「Tシャツを200枚売る!」ということ。そのためにはどうしたらいいかを考え、次のような行動をしてみました。

アポを取る

訪問販売をする企業がなければこの企画は成り立ちません。ただ、当初僕には他企業に勤めている知り合いや繋がりなどは一切ありませんでした。そこで、社内のセールスの人に頭を下げてたくさんの企業を繋いでいただき、合計で50社〜60社以上にお声がけさせていただきました。

ここで覚えたこと
遠慮をしないで人を頼ることも仕事。一番大事なのは、ミッションに対して成功させるという気持ちを貪欲にもつこと。遠慮して企画が進まないほうが会社にとってはマイナス。

 

スケジュールを確保する

11日間で22社を回るためにはしっかりとしたスケジュールを組むことが重要でした。

最初、先方のスケジュールを尋ねるときに「ご都合のよろしい日にちはございますか?」と聞いていました。ただ、その聞き方だと「XX月XX日はいかがでしょう?」「あいにくですがその日は……」というようなやり取りが増えてしまい、一向にスケジュールが決まりません。しかし、こちらから日時を提示して聞くようにしたら、順調にスケジュールを組めるようになりました。

ここで覚えたこと
日にちは何時がいいと聞くのではなく、「何月何日の何時はご都合はいかがでしょうか?」と聞く。

 

Tシャツの1枚あたりの利益を理解する

Tシャツをただ販売するだけではなく、1日あたりどれくらい売れば、いくらの利益になるかを考えました。そうすることで、枚数という目標に加えて「利益」という指標も追えるようになりました。

ここで覚えたこと
ただTシャツを売るだけでなく、利益を考えることで視野が広がり、次の仕入れのことまで考えられるようになった。

訪問販売をして学んだこと

「Tシャツを買ってくれ」ではなく、どうしたら買っていただけるのか、喜んでもらえるのかを考えました。

直接売ることで魅力を100%伝えられる

日本中ではたくさんのTシャツが売られています。その中で、今回の「OUKY Tシャツ(以下OUKY)」が他のTシャツと違う点を考えました。

OUKYはタイで作られているTシャツです。1枚1枚手で染められているので、それぞれ微妙に色味が違います。また、通常のTシャツの袖や裾は折り返され縫われていますが、OUKYではわざとその塗った部分をハサミで切り、布がくるんと巻かれる状態にしています。Tシャツを作ったOUKYさんによるこのアレンジは、日本のTシャツにはない要素です。実物を見せることができたので、よりこのアレンジについて伝わったと思います。

また、その魅力と一緒に、OUKYが長持ちすることがわかる「アメリカを1ヶ月間横断したときに毎日着ていた 」という僕のエピソードを交えて話すことで、良さを伝えられるようにしました。

ここで覚えたこと
ECサイトは、便利な部分ももちろんあるが、商品の良さを100%伝えることは難しい。でも、今回のように直接売りに行くと、より魅力を伝えることができる。

 

相手の立場に立って訴求しないと伝わらない

最初は、「この商品はいい商品なんです! オススメですよ!」と言って販売していました。ただ、それはあくまで自分の考えであって相手のことを考えていないですよね。「洗えば洗うほど味が出る」や「手染めのTシャツをこの値段で買えるのはめったにない」といったような「メリット」を提示するのが大事だと知りました。

ここで覚えたこと
相手の立場に立って考える。相手の気持ちを考える。

Facebookのコメントで、大阪でも訪問販売をすることに

LIGのFacebookページで以下のような文を投稿していました。

もし、「べべにTシャツ販売をさせてもいい」という企業の方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントをください

当初は東京でのみの販売予定でしたが、この文章に大阪のデザイン事務所「まめぞうデザイン事務所」のドウゾノセイヤさんから返信が来て、大阪にも行くことになりました。まさか、Tシャツ訪問販売で大阪に行くとは思いもしなかったです。

東京とは違う、大阪の人の人情やノリというものを間近で感じることができて良かったです。ホンマにありがとうございました!

そういった感謝の気持ちも込めて、今回訪問させていただいた企業を紹介していきます。

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野田クラクションべべー
野田クラクションべべー LAMP野尻湖 支配人 / 野田 クラクションベベー

初めまして。野田クラクションベベーです。 以前はアメリカ横断をしたり、Tシャツ販売したり、日本一周をしながらLife Is Goodな仕事や人に出会う旅をしていました。 現在は長野で「The Sauna」というアウトドア・サウナが楽しめる施設を作っています。サウナを通して、一人でも多くのサウナー(サウナ好きの人)を増やしていきたいです!

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