こんにちは、私です、経営企画室のららです。
アーティストサポート事業「CriAge」をスタートして早3ヶ月、問い合わせ対応やコンテンツ配信、イベント企画など、アーティストのサポートに関わる業務に幅広く対応しています(CriAgeについては、こちらの記事末に説明があります)。
そんな中、先日社内から「クライアントに提案しやすいような、各アーティストのまとまった資料がほしい」という声があったので、アーティストのプロフィール資料を作りました。いろいろな情報を参考にしながら「資料でアーティストを簡潔かつ魅力的に伝えるには?」と考えつつ作ったときに気づいたポイントを、実際に作ったCriAge所属アーティスト・ヨシダナギさんの資料とともにご紹介できればと思います。
人物紹介:ヨシダナギ 1986年生まれのフォトグラファー。 独学で写真を学び、2009年より単身でアフリカに渡り、幼少期からの憧れであったアフリカの人たちの写真を撮りはじめる。アフリカの裸族と共に裸になったことが注目を集め、その奔放な生き方と写真が評価され、多数メディアで紹介。 |
魅力的なプロフィール資料を作成する6つのポイント
1. まずは「いつの情報なのか」を明記しよう
実績は日々変化していきます。1年、半年、1ヶ月前といった「昔の情報」が「最新版」だとクライアントに勘違いされないよう、資料の作成年月を入れましょう。
2. ファーストページで掴みに行く
ファーストページは2ページ目以降の掴みにあたります。つまり、ここでどれだけ興味をもってもらえるかで、それ以降の資料を真剣に見てもらえるか否かが決まります。
私の場合、「これからどんな人を紹介するのか」という情報からご提案を始めたかったので、ファーストページにはプロフィールを持ってくる構成にしました。
プロフィールを書くにあたり、気をつけたポイントは次の3点です。
名前は大きく
まずは名前を覚えてもらうことが第一! 他の文字よりも大きく記載し、目立たせましょう。
インパクトのある本人写真
アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアン博士は、第一印象を決定づける要素として次のような統計結果を発表しています。
■言語情報(話す言葉の内容)・・・・・・・・・・・・・・・・・・7%
■聴覚情報(声の質・大きさ・テンポなど)・・・・・・・・・・・・38%
■視覚情報(表情・身振り手振り・身だしなみ・見た目など)・・・・55%
(1973年発表「メラビアンの法則:7-38-55のルール(7%-38%-55% Rule)」より)
やはり、見た目は大事です(容姿どうこうということではなく)。クライアントに良い意味でのインパクトを与えられるよう、資料にはあなたらしい(本人らしい)写真を載せてアピールしましょう。
紹介文の文字数
活動内容や、その活動をするに至った理由、活動を通して伝えたいことなど、簡単な文章を250〜300文字程度で載せます。というのも通常、人は1分間に250〜300文字程度話せるそうなので、それくらいの文字数であれば読み手も負担を感じることなく、さらっと読むことができるかと思います。
3. 数値実績は目立たせる
少し現実的な話になりますが、「どれくらい数字がとれるのか」というのはクライアントが特に気になる部分です。その数字をわかりやすく載せることで、読み手に優しく、また実力を存分にアピールできる資料になるでしょう。
4. 作品ははっきりとわかる形で
写真やイラストといった作品データがあればぜひ載せましょう! フォトグラファーやイラストレーターの方のポートフォリオでは、資料サイズをフルに使って載せることをオススメします。
演劇師やパフォーマーの方は、例えば下記のような構成で、各写真に対する説明文があるとわかりやすいですね。
数種類の写真を載せることで、「このような作品であれば、あの企画に使えそう」とクライアントもイメージしやすくなります。さまざまな角度から複数の作品を選ぶようにしましょう。
5. 問い合わせ先情報で、導線を確保する
最後のページには、必ず問い合わせ先情報を記載しましょう。資料は一人歩きする可能性があります。もし仮にそうなったとしても、問い合わせ先の記載があれば、連絡をもらうことができます。
6. 見やすく、簡潔にするために
最後に、資料全体を通し「見やすく、簡潔にする」ために押さえておきたい2つのポイントをご紹介します。
ジャンルは分ける
基本的なことではありますが、実績もポートフォリオもジャンルを分けて記載するようにしましょう。
クライアントによっては、「特にメディア方面の実績を見たい」や「講演をおこなった場合にはどれくらい集客できるのか」など、まとまった情報を見たいという場合もあります。
プロフィールは5〜9ページにまとめる
詳しい情報があるのは良いことですが、情報が多すぎても結局最後まで読んでもらえません。プロフィールとポートフォリオはそれぞれ分けて、プロフィール部分は5〜9ページ以内に収めるようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
自分や他人の魅力を資料で伝えるのって、なかなか難しいですよね……。そんな中でもできる限り魅力を伝えられるよう、今回の記事が参考になれば幸いです。
ちなみに、この記事の参考資料に登場したフォトグラファーのヨシダナギさんが、12月に大阪と東京でトークショーを開催することになりました!
≪ ヨシダナギ presents 俺とお前と黒いヤツ2015 ≫
人気沸騰中の旅番組『クレイジージャーニー』に出演し、巷の話題をかっさらったフォトグラファー・ヨシダナギが、アフリカでの珍道中やテレビでは明かされなかった珍エピソードを携え、12月17日(木)に大阪ロフトプラスワンウエスト、12月21日(月)に新宿ロフトプラスワンをジャックします。東西ロフトプラスワンでヨシダナギの全貌を体感してください。
- 【 大阪編 】
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日時:2015年12月17日(木)OPEN 18:30 / START 19:30
会場:Loft Plus One West
料金:前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500(飲食代別)※要1オーダー(500円以上)
詳細:http://www.loft-prj.co.jp/schedule/west/38912
前売券の購入はコチラから。もしくは、電話06(6211)5591(16~24時)にて。
- 【 東京編 】
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日時:2015年12月21日(月)OPEN 18:30 / START 19:30
会場:Loft Plus One
料金:前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000 ※要1オーダー(500円以上)
詳細:http://www.loft-prj.co.jp/schedule/plusone/39003
前売券の購入はコチラから。
なんて面白そうなタイトル……! 前回、ヨシダナギさんが出演されたトークショーイベントも大変ご好評をいただき、当日参加を含め150名近いお客様にお越しいただきました。
今回も、テレビでは明かされなかったエピソードを含め、興味深いお話をしていただく予定です。ご興味のある方は、ぜひふるってご参加ください!
それでは!