VRって何ができるの?日常を豊かにする仮想現実サービスまとめ

VRって何ができるの?日常を豊かにする仮想現実サービスまとめ

うらら

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こんにちは、エディターのうらら(@uraranbon)です。

DSC_452 人物紹介:うらら
LIGブログのDevRelチャンネルを担当するエディター。プログラミングやIoTについて鋭意勉強中。最近やって楽しかったのは半田付け。

「仮想現実は、いずれただの現実になります」と言っていたのは『すべてがFになる(森博嗣著)』の登場人物、真賀田四季。この本が発売されたのは1996年、これを読んだ数年前は「なんかかっこいいこと言ってるな」くらいの感覚でしたが、いまや仮想現実(VR)の技術はじわりじわりと高まっています!

どこからが現実なのか?仮想現実なのか?と考えてしまうときりがないのですが、今回は純粋に便利そうだな〜面白そうだな〜と思えるVRサービスを調べてみました。

VRとは

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VRとは仮想現実(Virtual Reality)の略称で、コンピューターで生み出した3次元の空間を指します。没入して体験するにはスマートフォンと専用ヘッドセット、もしくはヘッドマウントディスプレイと呼ばれるものが必要となります。スマホといったデバイスだけでもVR空間を映し出して楽しむことも可能です。

上の画像はイメージです。スマホとレンズを組みあわせ、アプリに表示されている2枚の画像を1枚に表示させています。アプリはユニティちゃんに膝枕をしてもらえる「いちゃマクラ」。

さて、今日はそんなVR技術を使ったサービスを紹介します!

1. 3Dでペイントできる「Tilt Brush by Google」

https://www.tiltbrush.com/

リリース日:2016年4月5日
OS:Windows 7 SP1、Windows 8.1 かそれ以上, Windows 10
ヘッドセット:HTC Vice

Googleからリリースされている「Tilt Bruch」は、3Dでペイントができるというソフトウェアです。普通のお絵かきとしても十分楽しそうなのですが、洋服や雑貨といったものづくりのイメージ図を立体的に作ることも可能。いずれ3次元のアートが登場しそうなポテンシャルを備えています。

2. Instagramをヴァーチャル美術館に?「Instamuseum」

instamuseum

http://www.instamuseum.com/

リリース日:2016年6月2日

あなたのInstagramの写真がヴァーチャルな美術館に展示されるというサービス。6月2日にリリースしたばかり、注目が集まっているサービスです。公式サイトからは、一部ですが他の人のInstagram美術館も見られます。

ソースコードがGitHub上で展示されているのでカスタマイズすることも可能です。

3. 空間を最大限に使う2P対戦ゲーム「Project Arena」

https://www.producthunt.com/games/project-arena

プロトタイプ公開:2015年

アイスランドのゲーム開発会社CCPによる2P対戦型ゲーム「Project Arena」。自分の円盤を相手に投げながら、相手から投げられる円盤を避けるというシンプルでありながらエフェクトがとてもかっこいいゲームですね。

現在はプロトタイプを開発中で、動画は2016年のFanfestでテストされた様子です。CCPではほかにもアクションゲームをメインに開発しているので、興味のある方はこちらから。

4. 仮想キッチンを体験「IKEA VR Experience」

http://store.steampowered.com/app/447270/

リリース日:2016年4月5日
OS:Windows 7 かそれ以上
ヘッドセット:HTC Vive VRヘッドセットとコントローラー2つ

家具・雑貨を販売しているIKEAからは、キッチンをVRで体感できるサービスが出されています。実際の家具の大きさや雰囲気をつかめるだけではなく、コントローラーと連動させれば例えば引き出しを開けたり、新たな家具を配置できるという代物。また、子供の視点からキッチンを眺めることができるため、危ない箇所などを洗い出せます。

家具や賃貸といったお店は、今度どんどんVRで展開されるようになるのかも……。でも、自宅からある程度商品を確認できたらとても便利ですよね。直接お店へ行ってから「なんか違う」と感じてしまうのを減らせそうな気がします。

おまけ:全身で仮想現実に飛びこむ装置「AxonVR」

axon

http://axonvr.com/#virtual-reality-you-can-feel

情報公開:2015年末

頭からつま先までの動きをトラッキングされ、全身から仮想現実に飛び込める装置まで登場しています。AxonSuitと呼ばれる、触覚や熱をユーザに伝えられる繊維が織り込まれているスーツを着るという、なんとも本格的な仕組みです。そしてAxonStationという機械の上に乗ることで、走ったり壁を登ったりといった全身での動きを出すことができます。

とても楽しそうなのですが、かなり大掛かりな設備になるために一般向けの販売はおこなわれないのだそう。今後はリハビリやスポーツ、訓練やエンターテイメントに使われるそうです。いやー、いつか体験してみたいです。

おわりに

VRの新しいサービスはないかな、ということで調べてみました。

現在Googleでは「Project Soli」という、より細かなモーションを感知するセンサーテクノロジーが研究されています。

この技術とVRがいつか組み合わさったら、本当に現実と仮想現実の区別がつかなくなりそうな気がしますね。いずれはきっと、仮想現実も現実になるのでしょう。

それではまた。

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LIGにはインターンから参加して丸3年いました。DevRel記事担当のエディターで、IoTなことしています。読書(森博嗣)とうどんが好き。IoTのECサイトをやってます :) 詳しくはこちら:dotstud.io

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