CREATIVE X 第2弾
CREATIVE X 第2弾
2015.10.28

カヤックもLIGも注目!話題のインプロ社員研修を体験してみた

らら

こんにちは、私です、経営企画室のららです。

人事・教育ご担当者のみなさま、社内研修は順調でしょうか?
そろそろフォローアップ研修をしなければ!ですとか、来年の新入社員研修内容の検討をはじめないと!などとお考えのタイミングではないでしょうか。

私も人事企画にたずさわる中で、

  • 新入社員と既存社員のコミュニケーションは大丈夫かな?
  • どのようなことを伝えれば、いち早く現場になじんで活躍できるだろう
  • ありきたりなものではなく、社員の新しい一面を見出すような企画はできないだろうか

などなど……日々、悶々と思い悩んでおります。

そんな中、先日、おもしろい研修を社内で実施いたしました! 今回で2回目の開催となりましたが、前回に続いて社内で高評価だったので、ご紹介したいと思います。

即興劇を通じた体験型研修「インプロ」とは?

今回、LIGで開催したのは「インプロ」と呼ばれる研修です。

LIGのアーティスト支援事業「CriAge」に所属している6-dim+(ロクディム)メンバーのカタヨセさんに実施いただきました。

profile_list_hover 人物紹介:カタヨセ
6-dim+(ロクディム)共同主宰・俳優・ダンサー・ナレーター。即興芝居で他者と一緒に物語をつくり、即興ダンスで他者と一緒に踊る。即興の持つ「楽しさ」「興味深さ」をたくさんの人に体感して欲しいと、年齢・性別・業界問わず、各方面で公演・ビジネス研修・ワークショップを通して活動中。

早速、カタヨセさんにインプロについて以下、教えていただきましょう!

インプロってなぁに?

インプロとはインプロヴィゼーション(即興)の略語で、型にとらわれることなく自由に、その瞬間に起こったことに対応しながら作り上げていくエンタテインメントのことです。日本語では、即興演劇即興芝居と言われています。

日本ではあまり聞きなれない印象かもしれませんが、欧米では「スタンドアップコメディ」という文化があって、週末になると「観に行こうよ」ってなるくらいカルチャーとして根付いています。

日本には数年前に入ってきたばかりのジャンルなので、まだそこまでには至れていません。でも、最近は学校での講演やワークショップ、企業でのビジネス研修に呼ばれることが増えてきて、徐々に注目されつつあるのかなと感じています。

インプロの研修ってなにをして、なにが得られるの?

クライアントさんの要望に合わせて少しずつ内容は変えますが、主に「身体」と「言葉」、そしてその両方を使ったコミュニケーションを行います。

全体を通して体感できることは「相手の立場・視点に立ったコミュニケーションについて考えること」と「自由に発想・表現すること」です。

ただ、そこに至るまでの過程でも身体と思考にさまざまな刺激を与えていきますので、実際にはもっと多くの体験を得ることができます。

どんな人が受けるといいの?

この研修の大きな特徴として、「一人ではなく、複数人とおこなう」という点があります。

座学形式のビジネス研修に比べて、人とのコミュニケーションが圧倒的に多いです。なので、まだ打ち解けていない社員同士の交流や、社員の新しい一面を見つける機会にご利用いただくのが良いかもしれません。

また、「失敗を恐れず自由に発想・表現していいんだよ」「でも、自由には責任が伴うんだよ」ということも伝えていきますので、これから駆け出そうとしている新卒新入社員の方に受講いただくのもオススメです!

ららの感想
なるほど〜、カタヨセさん、ありがとうございました!

ここ数ヶ月で数十人の中途新入社員が加入した弊社。新入社員同士、また新入社員と既存社員で交流する機会も頻繁に取れていなかったため、まさにこれを使わない手はありませんね!

インプロを体験してみよう!

弊社で実施したインプロ研修の内容としては、大きく分けて4つのプログラムがありました。今回は、それぞれどのような内容であったのか簡単にご紹介します。

1. 導入

まずは自分の五感に意識を集中させるところからスタートします。

自由に歩き回る

部屋の中を各自がぐるぐる歩き回ります。

人は無意識のうちに相手との距離感をはかり、うまくぶつからないように歩くことができます。そこに、歩きながらあえて周りを見渡したり、すれ違う人と握手するなどのアクションを加え、普段は意識していない感覚に意識を向けるようにします。こうすることで、自分自身の一つひとつの五感に対して、集中力を高めていくのです。

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人の手を叩く

人の手を強く叩けば、返ってくる反発も強い。やさしく撫でれば、返ってくる反発もやさしくなるということを、体験を通して改めて実感します。

これにより、「自分の関わり方で、相手の反応も変わる」「自分の関わり方をチョイスすることで、ある程度は出てくる結果もチョイスすることができる」ということを再確認するのです。

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ららの感想
開始直後は「話したことない人、そんなに親しくない人ばかりだな」「これから何をするんだろう」と、社員たちも警戒心や不安感を若干抱いている様子でした。ただ、このアクティビティを通して自分自身と向き合うことで、散乱している感覚や意識を集中させることができたようです。

2. 身体を使ったコミュニケーション

次に、身体のみを使って人とコミュニケーションをとるプログラムです。

相手とバランスをとる

二人組になり、手首を持ち合ったり、背中合わせになったりしながら、お互いに体重をかけあってバランスを取ります。このアクティビティは、相手の重みやタイミングをはかり、相手の行動を読むことで、自分のアクションを決めることが必要です。

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この体験により、「体重を預ける=相手を信頼し、信頼してもらうこと」や「依存しすぎず、相手との距離を図ってアクションを起こすこと」を、無意識のうちにトライしようとしている自分に気づくことができます。最初はなかなかうまくいかない人もいますが、回数をこなせばうまくできるようになりますよ。

また、「うまくいかなければずっこけてもいい」「世の中はたいていなんとかなるから、チャレンジして踏み出すことが大切だ」というメッセージを言葉でも伝えることで、自身の体験と言葉とがリンクし、言葉のみで伝えられたときよりも深くまで自分の内側に入っていくのです。

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ららの感想
このような場面って仕事にもあるな、と思いました。プロジェクトを成功させるという同じ目的を持ったメンバーが招集され、初めて顔を合わせるとき。この人はどんな人だろうか、どのようにコミュニケーションを取れば良いだろうかと、観察して試行錯誤するときの、あの感覚です。

年齢や立場などが原因で遠慮したり、意見を言えなかったり……そんなときには、この研修で得た経験を思い出すことで、一歩踏み込んだアクションが取れるのではないかと感じました。

3. 言葉を使ったコミュニケーション

身体の次は、言葉を使ったコミュニケーションに移ります。

連想ゲームをおこなう

はじめは簡単なレベルのものから、目をつぶったり、四人組でおこなったり、逆に連想しない言葉ゲームをおこなったりと、徐々に難易度をあげていきます。

時間制限がある中で、難しく考えず突発的に思い浮かんだ言葉を繋げていくことから、「間違ってもいい、自由に発想していい」ということを体感し、自分の思考回路のストッパーを外していきます。

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ららの感想
通常の生活のなかでは、自分の思考の範囲から抜け出すことは容易ではありません。考えさせる間を与えないこのアクティビティは、自分の思考の癖を出す余裕を与えないことで自身のストッパーを外し、新たな気づきや発見を与えてくれます。

また、「いつもと違う状況」であることと「ゲーム感覚」であるということから、普段は慎重なメンバーも、失敗することを恐れずに自分の口から出た突発的な言葉に身を任せ、楽しんでいる様子でした。

4. 身体と言葉を使ったコミュニケーション

最後は身体と言葉を使ったコミュニケーションをとっていきます。

芝居をする

二人組でプレゼントを交換して喜び合う芝居や、四人組で一人ずつ文節を発していき、それを繋ぐことで物語を作っていくといったアクティビティを行います。

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ここでは「この先がどうなるかを想定して自分のアクションを決める」「どうすれば相手がやりやすくなるかを考えて行動する」「相手を考えた上で自由に行動することは、結果的に相手を信頼していることにもつながる」といったことを体感できます。

4つの中で、ここに時間をもっとも割いており、「もっと恐れずに、もっと自由に発想・表現する」ということに特化したプログラムです。

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ららの感想
まさに「もっと自由に!」を感じることのできるアクティビティでした。それまでの(1)〜(3)の体験を通して、ほとんどの社員は自分自身の思考ストッパーが通常時よりもかなり下がっている状態にあります。そのため、言葉と身体を使った芝居においても、本人の素の姿をより垣間見ることができました。

普段は物静かなエンジニアが素晴らしい演技力で周囲を沸かせたり、いつも完璧に仕事をこなしているように見える社員が失敗したり。そして、失敗してもそれが悪いという雰囲気にはならず、それもまた物語の一つとして周りが許容している空気がありました。

これこそ、新しいチャレンジを起こさなければならない企業・社員にとって、必要な空気感ではないかと感じました!

この様子を見ていた弊社代表取締役社長の吉原ゴウも「あの人があんな発言をするなんて!」「あいつ、場をしきるスキルもあったんだな」などとつぶやきながら、興味深そうに各社員を見ておりました。

ということで、感想を聞いてみました!

人物紹介:吉原ゴウ
株式会社LIGの代表取締役社長。ららの上司。中学校を卒業後、農家、カヤックインストラクター、雀荘、アダルトショップ店員を経て、ウェブデザイナーに。その後独立し、2007年に株式会社アストロデオを設立。2012年に株式会社LIGと合併し現職。LIGブログの仕掛け人であり、総合プロデューサー。

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「俺も何回か体験しているのですが、即興のコミュニケーションを体験することで、社員の新しい一面が見えてくるのがいいなと思っています。今回もみんなすごく楽しそうで、何よりも笑いが起きる研修ってすごくいいなと。即興でコミュニケーションを取るって、相手への思いやりとか、気遣いがすごい重要で、そういったことを体験しながら学んでいくというのも非常に勉強になると思います」

社長も大満足の研修のようです。

まとめ

結論、インプロ研修、オススメします!!

正直、即興芝居ってビジネススキルにつながるのかな?と疑問に思っていましたが、即興って日々のアクションやコミュニケーションのすべてに通ずるものなんですね。

日々めまぐるしく変わっていく状況や環境に、「即興」で対応していく。そこに、恐れや不安を感じるよりも、楽しむくらいの余裕を持つことで、新しい発想やアイデアが生まれるのではないかと思います。

そのアクションが、ビジネスにおける社内外の人との対話やメール、電話といったビジネスコミュニケーションにも活かされるはずです。この研修を通して感じた「相手の立場に立ってアクションを考えること」、そして「相手を信じ、自由な発想を持つこと」を、ぜひ業務にも反映していきたいと思います。

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ここで、過去3年にわたり新人研修に6-dim+(ロクディム)さんのインプロ研修を取り入れている、株式会社カヤック 人事部長 柴田史郎さまからも、インプロ研修についてコメントをいただきましたので、紹介させていただきます!

photo.png 人物紹介:柴田史郎
株式会社カヤックの人事部長。ロクディムさんが行うインプロ研修をいち早く取り入れている。今回、「コメント入れます!」と自らご提案くださった、ものすごくステキな方。

株式会社カヤックのWebサイトはこちら

コメント
「失敗を恐れるな、チャレンジしよう」と多くの企業で言われています。

ただ、このフレーズは「失敗はこわいものだ」という前提です。必要なものであっても「こわいもの」はやりたくない、というのが人間の本音ではないでしょうか。

カヤックが新人研修にロクディムさんのワークショップを取り入れている理由は「信頼できる仲間が一緒にいれば、失敗はむしろ楽しくなる」と理解してもらうためです。

じゃあ、仲間を信頼するってのは、どういうことなんだ?
ということが、ワークショップを通じて体験できるのがいいところです。

他のインプロ研修との違いですが、ロクディムさんは「即興芝居の面白さ」でお客様からお金をもらって生きているプロ、ということでしょうか。なのでダントツにワークショップが面白いです。

毎回が神業すぎて、「これはロクディムさんたちが死んだら誰もできないワークショップだな」と無駄な心配をしております。なので、走りながら考えることを推奨する企業にはおすすめです。

柴田さま、コメントをいただき、ありがとうございます!

そんなカヤックさんもイチオシのインプロ研修ですが、より多くの方に知っていただきたい!ということで、人事部さま向けの説明&体験会を開催することにいたしました!

イベント概要
  • 日時:2015/11/11(水)19:30〜21:00
  • 場所:株式会社LIG 10F オフィス
    東京都台東区東上野2-18-7 共同ビル10F
  • 参加費:無料
  • 定員:20名
  • 登壇者:講師/6-dim+(ロクディム)、パネラー/株式会社LIG 執行役員 兼 人事部長 寺倉そめひこ
  • 主催:株式会社LIG

参加ご希望の際は、こちらからお申し込みください。少し気になるな、もっと詳しく知りたいな、といったご担当者さま、ぜひお気軽にご参加ください。お待ちしております!