なぜ失敗する?A/Bテストの運用が上手くいかない企業の共通点

なぜ失敗する?A/Bテストの運用が上手くいかない企業の共通点

小林 利光

小林 利光

2. 技術的なサポートが充実しているツールを選ぼう

技術的な要因でテストが滞るというのは、A/Bテストツール導入企業様には、実に多いお悩みになります。

A/Bテストツールを使えば、誰でも手軽にA/Bテストをおこなえると思われるかもしれませんが、実際にはHTML、CSS、JavaScriptなどの基本的な仕組みが分かっていないと、難しい部分があるのも事実です。

ただ、A/Bテストツールの導入によって、テストの効率がはるかに向上するということは確実です。技術的に不安が残る場合には、JavaScriptの記述まで代行してくれるなどのサポートが充実しているツールを選ぶことで対応するようにしましょう。

3. テストに要するリソースを明確にしよう

「ツールを使いはじめたのはいいが、上手く使いこなせなくて……」
「他業務に忙殺されてしまってなかなか進まなくて……」

そんな声をよく耳にしますが、売上を目指す企業が売上をアップさせるための最短ツールを手放すというのは本末転倒と言えるでしょう。

1回のテストのフローについて、

  • テスト案を考える時間(1.5時間)
  • テストを設定する時間(約5分〜3時間)
  • テストに必要な画像データなどのクリエイティブに要する時間(2営業日)

などと、作業を細分化して、それぞれにどれくらいの時間がかかるのかを明らかにしておくことが大切です。これにより、無駄なリソースの発生をしっかりと管理することができ、結果的に効率化を図れるでしょう。

さいごに

A/Bテストはシンプルなように見えますが、実際には緻密な姿勢で臨まないと、失敗しやすいテスト手法とも言えます。

しかしながら、いったん成功のスキームを構築することさえできれば、その威力は絶大。成果に100%コミットできるといっても過言ではありません。

A/Bテストは、継続的に改善を進めることが何よりも大切。1回や2回の失敗でひるむことなく、かといって成功しても甘んじることなく。細かな改善を繰り返していくなかで、大きな成果を目指すようにしましょう。

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