やばいバイトの話

やばいバイトの話

エリー

エリー

けっこう

そう言って、黄色のヒモを自分の首に通します。

ねっくれす

いいだろう

あふりか

じゃあこれ

さまざまな疑問が頭をよぎる中、ただひとつ確信したことは、“このバイトは割がいい”ということでした。
ここで働こう。部屋を出るおじさんの背中を見ながら、決意を固めます。

 
そのとき、黙って作業をしていた女性が話しかけてきました。

この会社やばい

さきほどとは打って変わって、急にまくしたて始めた彼女。
そんなに不満が溜まってるのか……。

 
でもその2

そう笑った女性の顔が忘れられません。

えり 不採用でした。

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