エバンジェリストをアウトソースする「DevRelサポート」とは?
DevRelを行うためにはエバンジェリストと呼ばれる存在が必須になります。
エンジニア的なバックグラウンドを持ちつつ、勉強会を開催して開発者のコミュニティを作り、文章を書いてスライドを作り、発表も行う。さらには界隈での認知度や影響力も兼ね備えていなければなりません。
そういったスキルセットを有する人材はなかなかいないと言えるでしょう。仮にそういった人間が社内にいたとしても、リードエンジニア的なポジションを与えられ、社員の育成などに従事しているパターンが多いです。マーケティング側のリソースとして割くことができる企業は稀だと思います。
つまり、エバンジェリストとして動ける人材はかなり希少だということです。だからこそ、エバンジェリストのアウトソーシングといったDevRelをサポートする活動に対するニーズは高いと感じています。
DevRelサポートをすでに事業として行っている企業としては、エンジニアなら言うまでもなく知っているメディアの一つである「MOONGIFT」です。CEOの中津川さん自身がエンジニアであり、MOONGIFTやその他のメディアで記事や書籍の執筆、勉強会の主催や登壇など幅広く活動しています。
エバンジェリストとして気をつけるべきこと
ここで、エバンジェリストが心がけるべきことについても触れておきたいと思います。
まず、良いサービスなのに、情報が開発者へ適切に届いていない。そういった状況を打破することがエバンジェリストの使命になります。だからこそ、エバンジェリストを行うということは、自分自身のブランディングにも繋がるということを忘れてはいけません。
つまり、自分が良くないと思っているサービスのエバンジェリストをしてはいけないということです。それは自分にとっても周りの開発者にとっても悪い影響しか生み出しません。自分がそのサービスや製品を愛せるかどうかが重要な判断基準になります。
後述しますが、私もDevRelサポートを事業としてやりはじめました。その中で、この判断基準を考慮した結果、実際にお問い合わせをいただいてお断りさせていただいたケースもあるのが実情なのです。
まとめ
DevRelを取り巻く環境と、DevRelの課題、DevRelサポートの必要性などについて書いてきました。
昔から「郷に入っては郷に従え」という言葉がある通り、DevRelを通してエンジニアに即した文化を形成しつつ、エンジニアに最適な方法で広げていくことが高い効果を生むのだと考えています。
最後に告知:LIGもDevRelサポートを行います。
エバンジェリストの「条件」かどうかはわからないですが、整理すると、エバンジェリストには以下のようなポイントが重要になるでしょう。
- エンジニア的なバックグラウンド
- 勉強会を開催して開発者のコミュニティを作ることができる
- 文章を書く能力がある
- プレゼンやスライドを作る能力がある
- 外部での講演を行う
- 界隈で認知度や影響力を備えている
LIGには、Web界隈の人にはそこそこ認知されているLIGブログというメディアがあります。このメディア力を武器にして開発者が外部への情報発信をしていくことで、エバンジェリストとしての効力を発揮できるのではないかと考えています。
開発者向けのサービスを展開している。あるいは、既存サービスを開発者に広めようとしている事業者の方。もしくは、その他の関連するお悩みを抱えてる方々、ぜひ一度、ご連絡ください。