<LIGブログ効果測定における課題 その2>
記事広告の効果測定
記事広告ではリリースから一週間後と一カ月後に、PVや記事内リンクのクリック数を測定し、記事への流入経路の調査をしています。
また、弊社では以下ふたつの記事広告商材があり、
- SNSからの流入をメインにした『STORY』(いわゆる、おもしろ系)
- 検索流入をメインにした『SMART』(いわゆる、ライフハックやWeb技術系)
と、それぞれ強みが異なるため、『STORY』ではどのSNSを経由してきたかを調査し、『SMART』では検索上位を狙っていたキーワードが何位になっているのかといった調査をしています。
上記のような広告の効果測定をすることでどのようなタイトルだとSNS上で拡散されやすいか、どのようなキーワードであれば検索上位を取りやすいかなどを把握することができます。
しかし、こちらに関しても正確な成果は追えず、何をもって「優れたプロモーションだった」とするかは悩ましいところです。
マーケティングプラットフォームで効果測定をしよう
そんなとき、株式会社ロックオンさんからお声がけいただき、マーケティングプラットフォームという存在を知りました。
マーケティングプラットフォームとは?
- マーケティングプラットフォーム
- デジタルマーケティング機能を統合したツールで、潜在顧客から顕在顧客までを統合して管理し効果測定をします。ツールによっては測定のみにとどまらず、自動最適化をおこない、活用機能を併せ持つものもあります。
最近ではさまざまなサービスが登場し、それぞれ独自のサービスや機能をリリースしています。
なぜマーケティングプラットフォームが必要なのか?
LIGで計測している数値は、コンテンツであればPVや平均滞在時間、バナー広告であればインプレッションとCPC(クリック単価)やCTR(クリック率)です。
しかし、上記の指標だけではコンテンツの価値や広告の効果が部分的にしか判断できないことになります。
ユーザーがクリックしたくなるようなバナーを作っても、LPとの親和性が低ければユーザーはすぐに離脱してしまいます。期待していた情報がないとユーザーを裏切ることになってしまいますし、すぐに離脱してしまうユーザーばかりを集めてもクライアントさまを裏切ってしまうことになってしまいます。
マーケティングプラットフォームで多角的に分析しよう
そのため、さまざまな指標を設定して多角的に分析する必要があります。
しかし、複数の指標を設定するとデータ管理が煩雑になってしまい、無駄にコストがかかってしまいます。
そのような事態を防ぎ、総合的に効果測定ができるのがマーケティングプラットフォームです。
マーケティングプラットフォーム「アドエビス」を試してみます
今回LIGでは、株式会社ロックオンさんのサポートにより、マーケティングプラットフォーム「アドエビス」を使わせていただくことになりました。
アドエビスでなにができるの?
アドエビスにはさまざまな機能があり、一気通貫のマーケティングサポートをしてくれます。その中でも僕が「これは!!」と感激した4つのポイントをご紹介します。
1. 目的に応じた豊富な機能
- ADエビス
-
http://www.ebis.ne.jp/function/ad.html
バナー広告やメルマガなどのインターネット広告を測定できるサービスです。
- SEOエビス
-
http://www.ebis.ne.jp/function/seo.html
検索エンジンからのSEOキーワードを確認することができ、SEOキーワードからの成果数値を確認できます。
- LPOエビス
-
http://www.ebis.ne.jp/function/lpo.html
1つの広告に複数のURLを設定してランダムに表示させることができるので、ランディングページの最適化ができます。
- LOGエビス
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http://www.ebis.ne.jp/function/log.html
広告経由の流入からサイト内の導線までを一貫して分析することができ、ユーザーの離脱理由を検証し、より最適な施策が検討できます。
- ViewThruエビス
-
http://www.ebis.ne.jp/function/viewthru.html
これまで評価できていなかった、ディスプレイ広告のインプレッションからその他のWeb広告の成果まで、データを一元管理することが可能です。
- コンテンツエビス
-
http://www.ebis.ne.jp/function/contents.html
潜在層育成に欠かせない「コンテンツマーケティング」。ユーザーの流入から成果まで包括的に計測し、コンテンツの評価を1つのKPIで可視化することができます。
アドエビスは広告の効果測定やLPO、コンテンツマーケティングなど総合的に計測が可能です。上記以外にもさまざまなサービスがあるので、興味がある方はこちらをご覧ください。
2. 安心のサポート体制
アドエビスは日本産のツールなので、サポートが非常に充実しています。
専任のアカウントアドバイザーが常駐しているため、電話やメールで質問することができ画面を見ながらサポートを受けることができます。
また、アドエビスサポートサイトがあるので、問い合わせをしなくてもマニュアルを確認したりチュートリアルを見たりすることで、多くの悩みを解決できそうです。
実際に僕もアカウントを開設して初期設定をおこなう際、電話やメールで何回もサポートしていただきました! 本当に助かりました!
3. 優良なコンテンツを測ることができる
LIGではより優良なコンテンツを作るために、アドエビスで以下の3点を見ていきたいと考えています。
読了率
読了率は記事を最後まで読んだ割合です。
PVが多いだけではユーザーが最後まで記事を読んだかはわかりませんし、滞在時間が長いだけでは記事を読み終えたかわからないので、読了率をひとつの指標としました。
新規率
新規率はPVに対してどれくらいの新規ユーザーを獲得できたかを表す数値です。
今後LIGではさまざまなジャンルの記事をリリースしていく予定なので、新しいユーザーの獲得を指標として設定しました。
コンテンツスコア
コンテンツスコアとは、コンテンツエビスで計測可能な数値です。
流入評価、読了効果、共感効果、拡散評価、成果評価という5つの指標から、それぞれ重みづけをしたスコアの合計値をコンテンツスコアといいます。
コンテンツスコアが高い記事はユーザーが求めている情報だったと判断ができるので、コンテンツスコアを3つ目の指標としました。
4. 記事広告の成果を測ることができる
記事広告を測る上で重要な、以下の項目を見ることもできます。
ビュースルーコンバージョン
ビュースルーコンバージョンは広告をクリックはしなくても、後にキーワード検索などの別経路でコンバージョンに至った場合の数値です。つまり間接的にコンバージョンへ影響を与えたとされるものです。
記事内リンクをクリックしてコンバージョンする以外にもさまざまな経路があるので、こちらを指標としました。
次回の記事では実際にコンテンツエビスを使って、LIGのコンテンツの読了率やコンテンツスコアを計測してみようと思います。
今までとは違った見方でコンテンツを見ることができるので、今からわくわくしています!
最後に
これからアドエビスを使って、どのようなコンテンツがユーザーにとって有益なのかを計測していきたいと思います。そしてその計測結果をコンテンツに反映させて、より有益なコンテンツをたくさん配信していきたいです。
ぜひ、お楽しみに!