こんにちは。2007年創業のWeb制作会社、株式会社LIGの内藤です。
これからWebサイトのリニューアルを検討しているけど、どうやって進めればよいのかわからない……という方に向けて、Webサイトのリニューアルの手順を9ステップで解説します。加えてWebサイトリニューアルの基礎知識や、参考事例もご紹介していきます。
- 💡成果が出たサイトリニューアルの事例も最後に紹介
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- 公開後3ヶ月で前年の問い合わせ数を突破
- ECサイトで離脱率を4%改善
- 限界を感じていたCVRが大幅改善 など多数紹介!
目次
【前提】失敗しないためには目的が重要
サイトリニューアルを考えるにあたって何よりも重要なのが、リニューアルの目的を決めることです。具体的には、全体的なマーケティング施策の中で、Webサイトをどう活用したいのか明確にしておくと、リニューアルに失敗するリスクはぐっと下がります。
「デザインが古くなったから変えたい」「もう少しコンテンツを充実させたい」というお気持ちもとてもわかります。もし可能であれば、ご相談をいただく前に「なぜそれが必要なのか」をもう一歩深堀りして整理いただくことこそが、よりよいデザインにつながります。
リニューアルを考える主な理由としては、たとえば以下のようなことが挙げられると思います。
- 採用を強化するために社員インタビューなどのコンテンツを追加したい
- ECサイトを運営しているがユーザーの使いやすさや満足度を向上させたい
- アプリや外部サービスと連携するなど機能面を変更したい
- 会社や商品のブランドイメージを刷新したい
目的はどのようなことでもかまいませんが、Webサイトはあくまでも事業や経営課題を解決する手段にすぎないということを忘れず、リニューアル自体が目的とならないように注意しましょう。
サイトリニューアルを検討するべきタイミング
リニューアルを検討すべきタイミングは、新規事業などあたらしくなにかをはじめるタイミングや、Webサイトとしての機能が低下していると感じたタイミングです。
具体的なケースは以下のとおり。
- Webサイトからのお問い合わせが減った
- ブランドイメージを刷新したい
- 新規事業をはじめたい
- 情報が多くなりすぎて見づらい
- 時代に合ったサイトに作り変えたい
サイト改善で解決するケースもありますので、自社にリソースがある場合はそちらを検討することもあるかなと思います。
Webサイトからのお問い合わせが減った
Webサイト経由のお問い合わせを増やすために、リニューアルによってサイトの構造を改善するケースです。
たとえばサイト内の回遊導線を見直すことで、ユーザーがストレスなく情報を得たり問い合わせにたどり着きやすくなったりすることが期待できます。それに伴いWebサイト自体の評価も上がり、SEO対策の強化にも繋がります。
Webサイトからの問い合わせが急に減った、もしくは徐々に減っているという場合には、なんらかの問題が発生している可能性がありますので、リニューアルを検討したほうがよいかもしれません。
ブランドイメージを刷新したい
Webサイトは企業やサービスの顔となりますので、ブランドイメージの刷新など、ガラッとイメージを変えたい場合にもサイトリニューアルは効果的です。
はじめに企業の理念やビジョン、サービスのセールスポイントの見直しなどをおこなってから、その戦略設計をもとにWebサイトやロゴデザインなどのビジュアルに落とし込んでいきます。
もちろんWebサイトをとおしたイメージ刷新がすぐにお問い合わせに繋がるわけではありませんが、長期的に見たときの企業やサービスのブランドイメージ確立に貢献します。
新規事業をはじめたい
新規事業の立ち上げとともにサイトリニューアルを検討する企業も多いです。
サイトの見た目だけでなく、情報の優先度を変えることで、今後自社が推していきたい事業をサイト上で目立たせることが可能です。
情報が多くなりすぎて見づらい
Webサイトを長年運用していると、「見づらい」「使いにくい」と思う部分が出てくるかもしれません。たとえば、コーポレートサイトを制作した当時は事業も少なかったのでシンプルなデザインに仕上げたけれど、事業が拡大するにつれてWebサイトの情報量も増加し、情報が煩雑になってしまっていた……というようなケースです。
メニュー項目の整備など、情報整理という目的でリニューアルを検討する企業も多いです。
時代に合ったサイトに作り変えたい
スマートフォンやタブレットなどの普及により、それぞれのデバイスに合った表示をするWebサイトが増えてきました。
パソコンでの閲覧しか想定していないようなサイトは、スマートフォンでみたときに文字や画像が小さかったりして見づらいですよね。「見やすさ」や「使いやすさ」は、サイトの評価を左右するもっとも重要な要素です。時代に合わせたユーザーファーストなサイトにするために、リニューアルを検討するケースも多くあります。
また古いWebサイトはセキュリティ的にも脆弱な部分があります。WebサイトのSSL化など、Webサイトの保守運用的な目的でのリニューアルもよくあるケースのひとつです。
サイトリニューアルで事前に決めておくべきこと
制作会社に相談する前に、以下の2点を決めておくとコミュニケーションがスムーズになります。
- 競合を調査して自社の理想とするサイト像を考える
- サイト運用は内製か外注か決めておく
競合を調査して自社の理想とするサイト像を考える
自社のブランドイメージにあったデザインや必要な機能を考えるにあたって、競合他社のサイトを調査しておきましょう。
近いイメージのサイトを打ち合わせ前に提示しておくことで、制作会社側も必要な機能や制作期間のイメージを掴みやすくなり、見積もりや納期を出すための参考になります。
また、どのようなサイトにしたいのか、自社内でもイメージを共有するために必要となる場面が出てくるはずです。
サイト運用は内製か外注か決めておく
サイトをリニューアル後、コンテンツの運用は自社で行う(内製)のか、外部に委託する(外注)かも決めておく必要があります。
もし自社で運用する場合は、コンテンツの管理が行いやすいCMS(コンテンツを管理するシステムのこと)を選定して制作するなど、制作の根底にも関わってきます。
特にオウンドメディアを運用している場合は、外注でコンテンツの制作まで依頼できるのかなど確認しておくとよいでしょう。
Webサイトリニューアルの進め方9ステップ
ここからはWebサイトリニューアルの具体的な手順をご紹介していきます。制作全体の流れは上図のようになり、この中で9つのステップを行っていきます。リニューアルするページ数や要件にもよりますが、制作期間はシンプルなサイトでも2〜3ヶ月、10ページ以上のものになると半年程度はかかることを念頭に置いておくとよいでしょう。
- ①目的からKPIを考える
- ②現サイトの問題点を洗い出す
- ③サイトマップ(ディレクトリマップ)作成
- ④デザインコンセプトの設計
- ⑤ワイヤーフレーム作成
- ⑥デザイン作成
- ⑦コーディング
- ⑧テスト・公開
- ⑨日々のチェック・更新・改善(公開後)
①目的からKPIを考える
先にお話したように、前提としてまずは目的を決めることが重要です。たとえば「商品の売上を上げたい」というような場合は、EC(ショッピング)機能付きのWebサイトを検討するなど、リニューアルの目的を明確にすることによってどのようなサイトにするのかも決まってきます。
目的が定まったら、目的を達成するための具体的な指標(KPI)を決めておくと、改善点も明らかになっていきます。
たとえばKPIには以下のような指標があります。
セッション数 | どれくらいのユーザーがサイトに訪れているか |
---|---|
ページビュー数 | 各ページがどれくらい閲覧されているか |
問い合わせ数 | サイトからどれくらいお問い合わせがきているか |
問い合わせからの商談数 | 問い合わせの質はどうか |
問い合わせページへのクリック率 | サイト内でどれだけ訴求できているか |
検索順位 | サイトの評価(どれだけユーザーのニーズを満たせているか) |
「商品の売上を上げたい」という目的がある場合には、目標の売上額から、どれくらいの問い合わせ数・購入数が必要になるのか、その問い合わせを得るためにはどのくらいのユーザーの訪問数が必要なのか……をどんどん逆算して算出していきます。
- 💡自社で分析を行うのが難しい場合
- 自社に知見がない場合は、Webサイトのコンサルティングができる制作会社に依頼するのがおすすめです。たとえば弊社LIGでは2007年から運営してきたオウンドメディアのノウハウを活かした「集客ができるメディア作り」も得意としています。自社に応じたKPI設計など運用面までしっかりサポートしていますので、お気軽にご相談ください。
→LIGにサイト制作を相談してみる
②現サイトの問題点を洗い出す
目的やKPIを明確にしたあとは、現サイトの問題点をすべて洗い出していきます。
Googleアナリティクスを使った現サイトのアクセス解析はもちろん、プロジェクトメンバーが実際に使ってみての所感やユーザーへのインタビューを参考に洗い出しをしていきます。サイトリニューアルでは洗い出した問題点が改善されるように設計します。
以下の例のように、どんな小さなことでも大丈夫ですので、サイトの問題点をどんどん挙げていきましょう。
- メニュー項目が多すぎて迷ってしまう
- 実際に商品を作っている人が見えない(イメージできない)
- 文字だけなので内容がイメージがしづらい
- サイトの雰囲気がなんとなく暗い etc.
その他、競合他社のWebサイトや広く他業界のWebサイトを参考にすることで、自社サイトの問題点が明らかになることもあります。
③サイトマップ(ディレクトリマップ)作成
目的や改善点が定まったら、サイトマップやディレクトリマップを制作して、サイトの設計に入っていきます。
▲サイトマップの例
サイトマップとは、サイトのページ構造をツリー構造などで表した一覧図です。サイトに必要なコンテンツ決めや全体のボリューム感を把握したいという場合には作っておいたほうがよいものです。
▲ディレクトリマップの例
ディレクトリマップとは、Webサイト内のすべてのページのURL及びそのタイトル、内容などが網羅された一覧表のことをいいます。
リニューアル前後のURL情報やページタイトル情報を一覧で見ることができるので、制作をすすめる上では必須のものとなります。
その他にも、要件定義書というものを作成して、細かな制作要件を決めていきます。
▼要件定義の項目例
制作の目的 |
|
---|---|
作業範囲(作業スコープ) |
|
サイト要件 |
|
システム要件 |
|
④デザインコンセプトの設計
サイト全体の設計が決まったら、次にデザインコンセプトの設計に入っていきます。
デザインコンセプトとは、プロジェクト全体のデザインについて定めた方針のことで、これからデザインを作っていく上での判断基準となるものです。デザインコンセプトをしっかりと定めておくことで、依頼者含めたプロジェクトに携わるメンバー全員の共通認識となり、より発想力を高め、さいごまで軸をブラさずに制作を進めることができます。
また、デザインコンセプトに基づいてつくられたコンテンツは、ブランドの理念や個性が反映され、ユーザーに対して魅力をダイレクトに伝えることができます。
デザインコンセプト設計では、課題のすり合わせからはじまり、競合調査、キーワードの洗い出し、厳選したキーワードからコンセプトへの落とし込みなどをやっていきます。
▲ムードボードのイメージ
また、デザインコンセプトに近い既存のデザイン例を集めたムードボードを使って、イメージを具体化することもあります。
⑤ワイヤーフレーム作成
サイト全体の構造やデザインコンセプトが決まったら、個別ページの詳細をワイヤーフレームをとおして決めていきます。
▲ワイヤーフレームの例
ワイヤーフレームとは、Webサイトの「配置図」のことです。「何をどこに置けばユーザーにとって一番いいのか?」を考えながら作っていきます。Adobe XDやPhotoshopなどのデザインツールを使って作成するのが一般的です。
Webサイト制作においてワイヤーフレームは必ず必要となってきます。Webサイトを作成するときに、いざデザインをしてみたらこの情報は必要なかった、この情報は入れてほしい、表示順を変えてほしいと出戻りが起こってしまうこともあります。そうならないためにも、まずはワイヤーフレームを作成して、どこにどのような情報を入れるか、という構成を決めた上でデザインを進めていきます。
⑥デザイン作成
▲デザインカンプの例
ワイヤーフレームを作ったあとは、実際にPCやスマホで見たときの画面図(デザインカンプ)に落としこんでいきます。ツールはPhotoshopやIllustratorなどを使用します。
一気に作るのではなく、都度依頼者にデザインの確認を行ってもらいながら進めていきます。デザイン作成のフェーズではデザイナーがフロントに立って進めることが多く、定例MTGなどをとおして繰り返しコミュニケーションを取ることになります。
⑦コーディング
デザインが確定したら、あとは制作会社側でガリガリとコーディングしていきます。デザイン通りの見た目をWebブラウザ上で表示するための工程であり、この開発の段階に入ると、依頼者側ですることはほとんどありません。
コーディングツールはDreamweaver、Sublime Text、Codaなどがあります。
⑧テスト
サイトが完成したら、公開前の最終チェックをおこないます。
おもなテスト項目は以下のとおりです。
デザイン再現テスト | PSDとブラウザを重ねてズレがないかチェックするテスト。全端末、全ブラウザに対しておこなうことは非現実的なので、ベストビューというものを定義して、限定したテストをおこなう。 |
---|---|
ブラウザ表示テスト | IE11やAndroidなど各ブラウザで崩れがないかの表示確認をするテスト。 |
機能テスト | リンク先は間違っていないか、表示件数や期待する表示内容になっているか、CMSで入力した内容が正しく出力されているかを確認していくテスト。 |
Chrome、Safariなどの各ブラウザに加え、iOS、Androidなどのモバイル端末やタブレットが登場してきたことでブラウザチェックの必要性はより一層増してきたと思います。デバイスの種類が増えてそれなりに工数もかかりますが、Web制作もいよいよ終盤です。
修正作業が完了したら、無事公開となります!
⑨日々のチェック・更新・改善(公開後)
「Webサイトは作ったらもうおしまーい!」って思っていませんか? Webサイトは作ってからが本番です。
作りっぱなしで何もしないサイトは今の時代すぐに死んでしまいます。子どもと同じで気持ちを込めて育てていくことによってWebサイトは輝きを増すのです。
保守運用作業には以下のようなものがあります。
- ドメインやサーバの更新
- ソースコードのバージョン管理
- レイアウト崩れへの対応
- サーバ監視
- システムのバージョンアップ作業
- 外部サービスの仕様変更への対応
- コンテンツの更新
- 開発環境の保持とバックアップの取得
さらにサーバー代などのランニングコストが発生することも忘れてはいけません。丹精込めてサイトを育てていきましょう!
リソースが足りないという場合は、保守運用まで制作会社に任せるとよいでしょう。
2007年創業、年間150サイトを制作・リニューアルしている弊社では、毎年複数のWebデザインアワードを受賞しており、UI/UXのノウハウにも強みがあります。
一目見た瞬間に貴社の魅力がグッ!と伝わる、そんなWebサイトにリニューアルいたします。お気軽にご相談ください!
2007年創業、年間150サイトを制作・リニューアル。毎年複数のWebデザインアワードを受賞しています。
一目見た瞬間に貴社の魅力がグッ!と伝わる、そんなWebサイトにリニューアルいたします。お気軽にご相談ください!
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サイトリニューアルの費用相場と期間
リニューアルの費用は、安くて20万円から、1,000万円以上するケースもあります。既存サイトの規模や追加したい機能によっても変わってくるので、一概にいくらということは難しいです。
費用相場を決める3つの要素
ここでは、サイトリニューアル費用の相場に関わってくる3つの要素についてご紹介します。
依頼する会社の規模
Webサイトのリニューアル費用=人件費と考えてよいです。
Web制作のように人件費が価格のほとんどを占めるような業態は、会社の規模が大きくなればなるほど、会社を維持するコストも高くなり、それが制作費用にも反映されます。
依頼する制作会社の企業規模は、相場を左右するポイントのひとつとなってくるでしょう。
スタッフの技術力
Web制作の見積もりは、人日単価といって、スタッフ一人あたりの日割りの人件費×制作にかかる日数で決められることが多いです。
スタッフの人件費が高い、つまりスキルが高ければ高いほど人件費も高くなり、制作の費用も高くなっていきます。
リニューアルの目的
リニューアルの目的はさまざまですが、サイトに求めることが高度であるほどコストも高くなっていきます。
たとえばサイトの構造や機能はそのままに、ただ見た目だけを変えたいという場合は、数十万円でも十分にリニューアルが可能になってきます。
一方で、サイトからのお問い合わせを大幅に増やしたいとなると、現状の課題分析や市場調査など、事業のコンサルティング的な要素も含んでくるため、プロジェクトに携わる人数も工数も増えて、トータルのコストも大きくなっていきます。
自社にあったリニューアルの相場かどうかを判断するには、サイトに求めることと、かかる費用のバランスが取れているかをしっかりと検討する必要があります。
お問い合わせの中には自社のサイト改善だけで解決する内容もあるので、リニューアルするかどうか含めて検討しましょう。
リニューアルにかかる期間
リニューアルにかかる期間は、早くて2〜3ヶ月、大規模なサイトであれば1年以上かかることもあります。サイトの規模や実装したい機能、どんな企業に依頼するかによって変わってきますが、基本的には3ヶ月以上はみておいたほうがよいです。
スケジュールに余裕がないと余計に費用なかかってしまうこともあるため、リニューアルが決まったタイミングですぐに依頼することをおすすめします。
リニューアル成功のポイントや注意点
サイトリニューアルを成功させるために大切なポイントや注意点をご紹介します。
目的を明確にしてさいごまでブラさない
制作会社に依頼する前に、「このサービスが載っていないから載せる」「今後はこういう求職者を採用したいからリニューアルする」など、リニューアルの目的を明確にしておくことはとても大切なことです。
目的のためにどういうサイトにするか、という部分で制作会社側はお手伝いすることができますが、リニューアルの目的は依頼者の事業の課題でもあるので、必ず明確にしておかなければならないポイントとなります。
また、目的を明確にしておかないと、プロジェクトの途中で「やっぱりこれもしたい」など想定していない要望が出てきてしまって、制作の方向性がブレる原因となります。さいごまでブラさないためにも、目的設定をしっかりとおこなっておきましょう。
意思決定が可能な責任者を決める
依頼側で、Webサイトリニューアルプロジェクトの責任者を決めておくことも大切です。
ただし、「上司にリニューアルしろと言われたから」と決定権がない方が責任者になってしまった場合、周囲の確認を取らないと判断が下せなかったり、逆に上司の意見で一度決まったことが覆ってしまったりと、制作会社の都合ではないところでプロジェクトが滞ってしまう可能性があります。
当初予定しないページ追加やデザイン修正があった場合、スケジュールの遅延や追加予算が発生してしまうので、ある程度の意思決定権を持つ責任者の方を決めておくことが重要です。
一時的にアクセス数が落ちるなどリスクを把握する
リニューアルに伴い、サイトのページ構成やURLが変わる場合、一時的に検索エンジンでの順位が下がる可能性があります。
また、過去のコンテンツを整理していく中で、削除するページも出てくるでしょう。
その結果として、リニューアル後にアクセス数が減る可能性は拭いきれません。そのあたりのリスクまできちんと説明してくれる制作会社かどうかも、検討材料のひとつになります。
既存顧客が離れないための対策を考える
既存のサイトを使い慣れたユーザーの場合は、リニューアル後に「なんか使いにくくなったな……」と感じてしまい、離れてしまう可能性もゼロではありません。
対策としてはリニューアルの前後でユーザーインタビューを実施し、どのような点を使いにくいと感じている/感じたかを調査したり、UI・UXデザインに強い制作会社に依頼するなどが考えられます。
リニューアル前にデータ移行をするかどうかを決めておく
既存サイトのデータをリニューアル後のサイトに移行するかどうかは、サイトリニューアルにかかる工数に非常に大きな影響を及ぼすポイントです。サイトリニューアルをする際、既存サイトとはデザインやデータの持ち方が変わるので、古いデータを新しいサイト仕様にする必要が出てくるためです。
この古いデータを新しいサイトの仕様に変更する工数はとても大きいので、移行する・しないの判断は必ずサイトリニューアル計画の当初に決めておきましょう。後々変更するとなった場合、1ヶ月以上スケジュールに遅延が発生する可能性があります。
とくにメディアサイトの場合は、これまで蓄積した記事は資産になりますので「すべて移行する」「流入数の多い一部記事を移行する」「移行しない」の大きく3つの選択肢を迫られます。ここは最適な判断をしたいものです。
保守運用まで行ってくれる制作会社を選ぶ
Webサイトは作って終わりではありません。保守運用作業を自社でおこなえるのであれば問題ありませんが、外注したい場合は、リニューアルを担当した制作会社にお願いするのがベストです。
なぜなら、Webサイトのことをもっとも把握しているのは、そのサイトを制作した会社だからです。どんな機能がどこに搭載されているのか、ページ数はどれくらいあるのか、Webサイトはどんな技術で構築されているのか。そうした詳細な情報は、Webサイトを制作した会社でなければわかりません。そして、Webサイトを保守するには、そのような情報が必要なのです。
制作後のことを考えて、制作から保守運用までをおこなっている制作会社に依頼するのがおすすめです。
サイトリニューアルの事例
さいごに弊社でおこなったリニューアルの事例をご紹介します。
ビジュピコ│離脱率4%改善
UI/UXの観点を大切にしつつデザインのクオリティも両立したいというご要望のもと、ビジュピコ様のサイトリニューアルを行いました。
実際にサイトを使いながら接客する店舗のスタッフ様からも見やすさや使い勝手が好評で、リニューアル後に離脱率が約4パーセント改善しました。
▼改善事例インタビューを詳しくみる 一つのサイトで二つの魅せ方を実現。「BIJOUPIKO」サイトリニューアル秘話
ソラストグループ│公開3ヶ月で前年の総お問い合わせ数を突破
保育事業などを展開するソラストグループ(株式会社ソラスト)様のこども事業のポータルサイトを制作しました。
保育園で過ごす子どもの無邪気さやワクワク感を表現するため、サイトのあちこちに面白い仕掛けをつくり、遊び心あふれるサイトに。公開からわずか3カ月で、すでに前年の総数を超える問い合わせを獲得できました。
▼事例インタビューを詳しくみる 公開3ヶ月で前年を超える問い合わせを獲得!「ソラストグループ」ポータルサイト制作秘話
NTTコノキューDOOR│リニューアル後CVが1.5倍に!
株式会社NTTコノキュー様が展開する仮想空間プラットフォーム「DOOR」の法人向けサービスサイトのリニューアルを担当。公開と同時期にWeb広告を出稿した、UU数とPV数は1.3倍、問い合わせ件数は1.5倍になりました。
また、サイトリニューアル後にもサービス内容変更やオプション販売が始まる可能性があったため、拡張性を意識してサイトを制作。テキストや絵が入っているところはほとんどの箇所が自社で差し替えできるようになっています。
▼改善事例インタビューを詳しくみる メタバースの没入感を表現し、お問い合わせが1.5倍に!NTTコノキュー「DOOR」サイトリニューアル秘話
日本テレビアート│PV激増&世界的アワード受賞
リニューアルによってコーポレートサイト経由のお問い合わせを増やすこと、サイトを訪問した方々がワクワクするようなデザインを目指し、日本テレビアート様のコーポレートサイトリニューアルを行いました。
コンテンツのページビューが増加するとともに、対外的なサイトデザインも評判が良く、国際的なWEBデザインアワードも受賞しました。
▼改善事例インタビューを詳しくみる Webデザインアワード受賞!お客さま目線のサイトでPVが劇的改善。「日本テレビアート」リニューアル秘話
freee開業│CV率が限界突破
開業に関する知識がなくても個人事業主として開業できる、利用料無料のサービス「freeee開業」。
リニューアル前は何が一番ユーザーに求められているかが不明とのことから、ユーザーインタビューや1000人へのアンケート調査を実施し、ニーズを汲み取ったコンセプトを策定しました。
そのコンセプトをしっかり落とし込んだWebサイトを作成させていただきました。「もう上がらないと思っていた」と仰っていたCV率が限界突破(数十%増加)いたしました。
▼改善事例インタビューを詳しくみる もう伸びないと思っていたCV率が限界を突破できた理由とは。「freee開業」LP制作裏話
個別指導イラスト・マンガ教室「egaco」 │1ヶ月でCV数125%
合同会社Smiles.様が運営する個別指導イラスト・マンガ教室egacoの、サービス名の策定・ロゴ作成・キャラ設定・サイトリニューアルを担当させていただきました。
リニューアル後、1ヶ月(リニューアル直前の月との比較)でCV数(無料体験申し込み数)125%、検索流入数113%増加。また、校舎のあるエリアでの想定していたキーワードでも上位を獲得することができました。
このように、LIGではサイトリニューアルでさまざまな成果を出してきました。他にも多数の事例がありますので、「まずは事例を聞いてみたい」「とりあえず見積もりがほしい」など、お気軽にご相談ください!
Webサイトリニューアルもお任せください
サイトリニューアルにおける9ステップと考え方をご紹介させていただきました。
ご覧いただいたように、サイトリニューアルが完了するまでにはかなりの工数がかかります。すべて自社で行うのはリソースも膨大になってしまいますし、ノウハウがないと難しい部分もあるため、外部パートナーを上手く活用しながら進めていくのがおすすめです。
とはいえ、Web制作会社は世の中に数多くあるので「どの会社を選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。初めてのご相談相手として、年間150サイトリリース実績のある弊社LIGはいかがでしょうか?
- 💡LIGのWeb制作の強み
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- ユーザーにとって使いやすい、UIUXに優れたサイト制作が得意
- 毎年複数のデザインアワードを受賞するデザイン力も魅力
- リリース後の集客やサイト改善、コンテンツ制作までワンストップ対応
戦略設計から制作することも得意としており、最適なアプローチで貴社のビジネス課題を解決へ導きます。どうぞお気軽にご相談ください!