長野より愛を込めて

ボルダリングに井戸まで?長野の個性派ゲストハウスを訪ねたら経営者もすごかった!


ボルダリングに井戸まで?長野の個性派ゲストハウスを訪ねたら経営者もすごかった!

こんにちは。長野チームののっち(@nocci_84)です♩

このあいだの休みに善光寺へお参りに行った帰り道で、オシャレな自転車屋を見つけたんです。そのときは時間がなかったので中までみなかったのですが、後日調べてみたらなんと「ゲストハウス」でした!

それも、サイトをみればみるほど面白そう……。しかもウワサによると「内装もすごいけどオーナーもすごい」とのこと。ちょうど前回の「長野の『古民家ゲストハウス梢乃雪』は消耗した心を癒してくれる最高の場所でした」の取材以来、ゲストハウス泊まりたい欲がミラクル上昇中だったのですぐに遊びにいくことにしました!

ということで今回は、そんな不思議なゲストハウス「WORLDTRECK DINER & GUESTHOUSE -Pise」とオーナーの「サンボさん」についてご紹介したいと思います♩

ウワサのゲストハウスにやってきました

こちらが「WORLDTRECK DINER &
GUESTHOUSE -Pise
」の入り口です。(以下「Pise」)

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わたしの後ろにいっぱいオシャレな自転車がディスプレイされているのが見えるでしょうか。やっぱり自転車屋さんみたいだなあ。外からだと内部がまったく見えないので、はじめて入るひとはドキドキしそうね。
 

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お店をまっすぐ行くとすぐに善光寺があります。駅からも徒歩10分くらいなので、アクセスも良好!(ちなみにお隣のメロンパン屋さんがおいしいのでオススメです)

歩くのが苦手な方は、150円で善光寺方面へ向かってくれる「ぐるりん号」で「権堂」前までいきましょう。
 

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このハリー・ポッターに出てくるハグリットみたいな方がPiseをつくった「サンボさん」! 一見穏やかで優しそうな普通の方ですが、何がそんなにはちゃめちゃなのだろう……。後ほど詳しくお話をうかがっていきましょう!

神様の集う、洞窟みたいなレストランスペースへ

Piseはゲストハウス&レストランになっていて、手前がレストラン、その奥がゲストハウスのスペースになっています。

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入り口をくぐると、まず迎えてくれたのは巨大なヒンドゥー教の神「ガネーシャ」! しかもこれ、そばでみると伝わりやすいのですが、とにかく存在感が凄まじい。
 

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そして店内へ……く、暗い! 怪しい!!……いやムーディというべきでしょうか。照明が暗めなので、何だか洞穴のようです。ワクワク感(と不安)マックス。カウンター奥には鳥の神様が見えます。
 

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きょろきょろ見回すと、いたるところでこんな神様も。
 

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わたしの好みは台の上に座ってたこれ。しゃくれた顎がイカしてます。
 

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一段高くなったところに、洞窟のような席も発見! 淡い光に怪しく照らされています。

その他にも柱が象になっていたり、不思議な形のストーブがあったりとかなり個性的! いろんな神様が仲良く共存している不思議なレストラン。ビリヤードを楽しむスペースもありました。

神様たちに囲まれながら味わう多国籍料理。なんだか異国に来たような感覚になりそうです。

壁にも屋根にも登れちゃうレストラン奥スペース

レストランを抜けて奥へ進んでいくと、突然の壁が!

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なんとボルダリング施設が広がっています。 レストランの奥にボルダリング施設って、すごい共存の仕方です。ご飯の待ち時間や、腹ごなしに登ったりできちゃいますね! その横には……
 

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なぜか井戸!? があります。覗き込んでみると底は見えないくらいちゃんと深い! ミラクル空間です。何をするためなんでしょうか。何か出てきそうなくらい雰囲気ばっちりで、ちょっと恐怖を感じました。

螺旋階段も登れます

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「これ本当に登って大丈夫かな?」と思うくらい、無防備な螺旋階段。手すりがないので注意! 恐る恐る登っていくと……
 

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じゃじゃーん! 「屋上」にでられちゃうんです。善光寺はさすがに見えませんが、通りが見渡せます。今までいた空間とまるで別世界。夏はここでBBQもできるんだとか。ゆるゆると音楽でもたのしみながら、いろんな人と交流したい。というか夏、する!

迷路のようなゲストハウススペース

ゲストハウスの入り口が分からずウロウロと迷子になっていると、レストラン横に隠しドアのような、ひっそりとした扉を発見。

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ギギギ……と開けると、大きな鏡と短い渡り廊下が続いています。先は見えません。秘密の通路を見つけてしまったような感覚。
 

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突き当たりの扉を開けてさらに奥へ進むと
 

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レストランスペースとまったく雰囲気の違う、外国風のキッチンとシャワールームに繋がっていました! キッチンからシャワールームへ続いてるってすごい。天井にはサンボさんが撮影した世界各国のポートレートが大きく飾られています。

何か買ってきてここで食べるのも良し、お喋りしながらおつまみをつくるのも良し。外国の友達の家に遊びにきたような、そんな雰囲気が漂っています。

奥に続くドミトリースペースへ

キッチンを抜けるとドミトリーがありました。

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押し入れ風のドミトリーです! 一番気になった場所です。カーテンを引いてしまえば、誰にも邪魔されない個室に。

中に入ってみました

この押し入れ感に我慢できず、入ってみました。

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すると何と横から……

 
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机でてきた!! しかもWi-Fiはもちろん完備。ものすごく快適な作業スペースに早変わりです。「ゲストハウスでいろんな人に出逢いたいけど落ち着いて仕事もしたい派」のわたしにとってはかなり嬉しい設備!

個室スペースも見せていただきました

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ここは9,000円で泊まれるファミリースペース。広めにつくられているのでゴロゴロできます。壁が竹でできているのが面白い!

その他にもいたる所に面白いものが散らばっていました。ぜひ実際訪れていろんな面白ポイントを見つけてほしいです♩

不思議なゲストハウスのオーナーってどんなひと?お話を伺ってみました

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─ よろしくお願いします! さっそくですが「Pise」、つくりもデザインもかなり個性的ですよね。ダンジョンみたいでめっちゃ面白い〜!

ありがとうございます! 「自分がやってみたいこと・つくってみたいもの」を詰め込んだら、こんな感じになっちゃいました!

しかも入り口に自転車いっぱいあるじゃないですか。「自転車屋さんかな?」と思われてしまうらしく、お客さんの足が遠のきがちなのが悩みですね(笑)
 

─ 確かに! 私も自転車屋さんかなって思いました(笑)あれって飾りですか?

あれ実はレンタル自転車なんですよね。普段は泊まっているお客さんや、善光寺へ観光にきた方に貸してるんですけど。僕が「シングルトレイル」という、山の細い道を自転車で下って行くツアーを開催したりするので、そういうときにも活躍していますよ。
 

─ ツアーもご自分が主体でやられるんですね。何か、サンボさんっていろんなことされてると噂を聞いたのですが……どんなことやられてるのでしょう?

本当にいろいろやってます。ゲストハウス運営の他に、カメラマンとスキーはプロとして、趣味で狩猟・ブドウの栽培・ウェイクボード・自転車・ロッククライミング……あと大工のような動きもしていて。ここのPiseはじめ、「欲しいな〜」と思ったら何でも自分でつくっちゃうんですよ。「人間がつくったものでつくれないものなんて、ない!」と思ってて。仲間内からは「ミスター・DIY」とか呼ばれてます。
 

─ もはや何屋だかわからないですね(笑)Piseはいつはじめられたのでしょうか?

Piseは今年の7月にオープンしたんですけど、同じ場所で「アジアンナイトマーケット」という名前の「半分タイ料理屋、半分雑貨屋」を10年やってたんです。ゲストハウスの構想はそこをオープンする前から実はありました。

周りの流れに身を任せていたら、いつの間にかゲストハウスをはじめていました

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─ 10年前! その頃ゲストハウスなんて、日本になかったのでは?

そうそう。海外に行く機会が多かったので「なんで海外にはこんなにたくさんあるのに、日本にはないんだろう?」って疑問で。

なので「表はレストラン&雑貨屋、裏はゲストハウス」という形で一緒にやろうとはしてたんけど「お客さんが24時間出入り可能」というところで、セキュリティ上問題が出てきてしまうなぁと思って。なのでその頃、ゲストハウスは諦めていたんです。

そんなこんなしてるうちに長野市にもゲストハウスも増えて、「こんなにあるんなら自分でやることないな!」と思って、その頃は満足していたんです。
 

─ なるほど。なんで今のタイミングで再度「ゲストハウスをやろう」となったんですか?

最初お店を閉めたときは「海外でもふらふらしたり、友達としばらく遊ぼうかな〜」と思ってたんですけど、この歳になると無職ってたのしくなくて(笑)僕今年で39になるんですけど、同じペースで遊べる友達もいなくなってくるんですよね。

お店閉めたものの、なんかあんまり面白くなくて。だったらこのタイミングでゲストハウスやってみよっかな。という感じでPiseをオープンさせました。そのほうがいろんな人と出逢えて面白いでしょ。そんなこんなで、流されるままにここにたどり着いた感じですね。
 

─ ちなみにPiseは全部サンボさんの手作りなんですか?

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前回の「アジアンナイトマーケット」は全部自分ひとりでつくりました。

今回は職人さんにも入ってもらっていますね。僕も大工リストとして参加している、東京のゲストハウス「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE」をつくった大工さんも関わってくれています。

というのが、別にひとりでやろうと思えば物理的にはできたんですけど、自分ひとりの想像力ってたかがしれてるというか。超えていかないんです。

もっとできるひとに入ってもらうことで、自分の想像を超えて僕のできない技法をみることができるのが面白いなって。何でもそうだと思うんですよね。
 

やってみて駄目だったらもとに戻せば良いだけ。とりあえずやってみれば良いと思うんです。

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─ サンボさんの原動力って基本「まずは面白いと思う」ところにあるんですね。

もちろん! というか誰だってそうでしょう? 前のお店も、結構流行っていたんですけど「何か面白くないな」と3日悩んで閉めました。
 

─ 悩む時間、みじかっ! 決断はやっ!

大抵のことは5分しか悩みません(笑)

やるって決めたら、どうやってやろうかなーってすごく考えるけど、やるかやらないかの時間はもったいないと思っています。どうしよっかなって悩んでる時点で、やりたいんですよね。

やってみて駄目だったらもとに戻せば良いだけ。悩んでいることに時間を使うなら、やってみれば良いと思うんです。そうすれば考え方がどんどんシンプルになっていって、ノイズがなくなっていくかなって。

辞めよっかなって思った時点で、もうそこに気持ちはないはずなのですっぱり辞めました。
 

─ 「やりたいことだけやる」って結構難しくないですか? 先立つものがないとなあと感じています。

資金はそんなに問題じゃないと僕は思っています。ないならないなりに工夫してやることで、生まれるものってたくさんあるんですよね。こうやって、何でも必要なものは自力でどうにかしちゃうからこそ僕はミスターDIYって呼ばれてるんだと思うんですけど(笑)

前のお店も普通に設計いれて……とかなんやかんや考えたら2,000万くらいかかったと思うんですけど、そこを500万でつくったりしてました。お金がないなら工夫すれば良いと思うし、できる限り自分で何でもやってみたら良いと思います。

「やりたいことはあるんだけど資金が……」っていうのはもったいないと思うし、普段から「どうにかする!」という意識を持って行動していれば、資金がないことに悩むってこと自体なくなります。お金もたまるし。

ちなみに僕は家賃がもったいないんで家とかも借りたことないです。それでも何とかなる!
 

─ 「自分で何でもやる」というところが趣味の「狩りをする」にも繋がっているんですかね?

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そこまでは深く考えなかったですね。これもなんとなく面白そうだったから始めたというところです。僕の中でカメラと銃って似ていて。カメラの撮影も英語だと「shooting」ですし。たまたまお店にきた猟師さんがキッカケで猟は始めたんですけど、そういう出会いがあるのもゲストハウスの良いところですよね。
 

─ 狩りはご自分でさばくところまでやっているんですよね。今いただいてる鹿カレーもサンボさんが捕った鹿ですか?

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そうですね! この前、捕ってきた鹿です。うまいでしょ〜。
 

─ 目の前でさばいたり、命がなくなっていく過程をみながら「命のありがたさ」みたいなのをあらためて感じたことってありますか?

そういう話って良く聞くんですけど、僕はあんまりそういった感情にはならなかったですね。海外フラフラすることも多いですし、ネパールで山羊をさばいてたりするのを間近で見ていたので、あまり抵抗がなかったのかもしれない。

プロのスキーヤーをやってるって話も先ほどしましたが、ワンミスで死んじゃったりすることをやるので、人より「生きる」とか「死ぬ」とかを日常的に意識しないといけない場面が多いから。無意識に日々の日常で身近なものとして感じているのかもしれないです。

すみずみまで、成仏してねと思って食べていますね。
 

─ 鹿さんありがとう。本当においしいです。

ありがとう。

お店の雰囲気や空気感は、実際に来てくれるお客さんにつくってほしい

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─ 最後に……今後Piseをこんな風にしていきたい!とか、何か展望があったりしますか?

展望というか、結局はまず安定化ですね。オープンしたばかりであまりこの場所が知られていなくて。もっといろんなひとが来てくれると嬉しいです。雰囲気や空気感は、こちらが決めることじゃないかなーと思っているので、実際に来てくれるお客さんたちとつくっていきたいと思っています。

いまは全面的にスタッフに運営を任せているので、どこまで仕上がるかなーとワクワクしているところですね。
 

─ この面白さ、一度来たら絶対ファンになるなあ。わたしもめっちゃ遊びにきます。ありがとうございました!

まとめ

もっともっと伝えたいことがたくさんあるのですが、ものすごく長くなりそうなので今回はここまで。不思議なお店もサンボさんの人生観も、ほんとうに魅力的でした。

バーカウンターでサンボさんに人生相談をするも良し、ツアーに連れてってもらうのも良し、探検しにいってみるのも良し。
ぜひ遊びにいってみてくださいね♩

 
soudan

わたしは人生相談をして帰りました。

ちなみに今回の取材には長野で大人気のブログ「長野ウラドオリ」が同行してくれました!
そちらに取材の様子が上がっているので、合わせてチェックしてみてください♩ 
ちょっぴり恥ずかしい内容に仕上がっています。

それでは、また♩

今回紹介したゲストハウス

WORLDTRECK DINER & GUESTHOUSE – Pise

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WORLDTRECK DINER & GUESTHOUSE – Pise


この記事を書いた人

のっち
のっち ライター 2014年入社
長野チームでライターしてます。自撮りと牛乳が大好き♩ フリー素材PAKUTASOさんにて牛をかぶったりしています。