
七五三のまえに!カメラ初心者が魅力的な写真を撮影するための実践的テクニック「屋内ポートレート」編
こんにちは、LIGブログ編集部です。
こちらは、カメラ初心者が魅力的な写真を撮影するための実践的なテクニックを紹介していくことを目的としたシリーズ記事になります。
七五三のまえに!カメラ初心者が魅力的な写真を撮影するための実践的テクニック「屋内ポートレート」編 カメラ初心者が魅力的な写真を撮影するための実践的テクニック「屋外ポートレート」編
これまで屋内外での人物ポートレート写真を撮るときに注意すべきポイントやテクニックについて説明をしていきましたが、今回は「料理を美味しそうに撮るための6つの実践的テクニック」を紹介していきます。
SNSの普及に伴い、料理の写真を撮る人は本当に増えたと思います。料理が出されるたびに、食べる前にまずは撮影、というのが習慣になってる人も多いのではないでしょうか。
しかし、簡単そうに見えて意外に難しいのが料理の撮影です。本当はとても美味しそうな料理なのに、写真で撮ったらイマイチ……という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
だからこそ、美味しい料理の魅力が伝わる写真を撮るためのちょっとしたコツやテクニックについて、今回の記事でしっかり学んでいきましょう。
目次
料理は自然光(太陽の光)の下で撮影することで明るく自然な色合いが表現でき、美味しそうに写ります。とはいえ、バーベキューやビアガーデン、カフェテラスといった場合を除き、食事をするときは屋内となるでしょう。
そのため、基本的には窓際の席で撮影するなど、なるべく自然光が入りやすい場所を選ぶようにしましょう。
こちらのお刺身の写真は、自然光を利用して撮影されています。ナチュラルな色合いでいかにも「新鮮な魚介類」という感じがしますね。
こちらは美味しそうなうなぎの脂やタレのイメージを伝えるため、“照り”をテーマに撮影されています。明るい場所で撮影することで、食べ物の魅力を最大限に引き出すことができます。
こちらの写真も悪くはないのですが、屋内で撮影されたためか、全体的に照明(蛍光灯)の影響が出ているのが少し気になります。特に、ツヤ部分の不自然な反射や、料理全体の明暗がクッキリし過ぎているのが惜しいですね。
こちらは屋内の暗さ、蛍光灯の青白さの影響を受け、あまり美味しそうに見えません。食べ物や料理の写真を撮る際は、やはり明るさが重要となります。
料理を撮影する際は「なるべく余計なものを写さない」ということも大切なポイントです。
余計なものが雑に写り込んでいると、そちらのほうに目がいってしまい、肝心の料理があまり美味しそうに見えない写真となってしまうことも珍しくありません。主役である料理以外のものは、まずは撮影前にきちんと整理して配置するようにしましょう。
定食などのランチセットを撮影する場合に覚えておきたいのが、全体を写真に収めるのではなく、メインを1つだけ決めフォーカスを合わせるようにすることです。
また、メイン以外の料理はあえて「引き立て役」として活用する方法もあります。
たとえば丼ものを撮影するとき、みそ汁や漬け物が写っていると一層美味しそうに感じられますし、シチューを撮るなら一緒にパンが写っているのもいいかもしれません。
こちらは、ソバの盛られたザル(器全体)、わさびなどの薬味が背後に写っていることで、ソバが一層美味しそうにみえます。
こちらの写真の場合、メインに写っているものが何の料理かよくわからないうえに、テーブル全体も散らかっています。
撮影の前には、「この料理の主役となる食材、テーマとなる特徴的な部分はなんだろう」と考えてから撮るようにしましょう。
この写真も、先ほどの写真よりは綺麗に撮れていますが、やはりメインが何の料理なのかがわかりません。背景も少し雑な印象があるため、料理の魅力が伝わりきらない一枚になっています。
初心者に多い失敗が料理の全貌を写そうとするあまり、とにかく写真の中央に収めてしまうことです。
料理が画角からはみ出てしまっても気にせず、左右のどちらかに寄せるようにしましょう。
また、空いたスペースはそのままでもOKですが、小道具を置いて雰囲気を盛り上げてみるのもいいでしょう。
たとえば、料理に合った日本酒やワインを置いたり、調理前の食材を置いたりするなどの方法があります。
決して悪い写真ではないのですが、美味しそうな印象もないという一枚です。
やはり、ただ真ん中に置いてあるだけでは雰囲気がでないので、アップにしたり、左右のどちらかに配置するなど構図にはひと工夫したほうがいいでしょう。