こんにちは、メディア事業部のナッツです。
2008年にTwitterの日本語版が利用可能になってから、早6年。Twitterからの正式な発表は出ておりませんが、日本でのTwitterアクティブユーザは2,000万人以上ともいわれています。
▼参考記事:2013 Japan Digital Future in Focus – comScore
みなさまも気になる記事があったらシェアをしたり、ふと思ったことをツイートしたりなど、Twitterを日々活用していることと思います。しかしWeb業界の方々でも、Twitterを戦略的に使っているぞ!という方はそこまで多くはないのではないでしょうか。
そこで今回は、特にマーケターの方々が意識すべきTwitterの使い方・ポイントを紹介させていただきます。ぜひ参考にしてください。
マーケターがTwitterを戦略的に活用して効果を上げるための使い方とポイント10選
1. 同じ内容を何度もツイートする
あなたのフォロワーは、24時間365日あなたのツイートを見ているというわけではありません。
ソーシャルメディアマーケティングで有名なGuy Kawasaki氏の実験では、同じツイートを繰り返し投稿してもクリック率はほぼ変わらず、逆に一度しかツイートしかなかった場合は75%もトラフィックが下がりました。
彼の言葉を借りれば「CNNが一日に同じニュースを何度も繰り返す」ように、時間によってアプローチできる人が違うんですよね。
実際に私自身も同じツイートを試してみましたが、クリック率はほぼ変わりませんでした。
自分自身のツイートを多くの人に届けたいのであれば、(短期間ではなく)時間帯をずらしてツイートすることは、とても効果的です。
▼参考記事:How I Tweet: Updated 9/2/10 – How to Change the World
http://blog.guykawasaki.com/2009/07/how-i-tweet-just-the-faqs.html
2. ブログタイトルのA/Bテストとして使う
ブログメディアを運営しているのであれば、Twitterはブログ記事タイトルのA/Bテストとしても活用できます。
多くの情報が飛び交うインターネット上でページの中身を読んでもらうためにも、ブログのタイトル付けは非常に重要です。上述の通り、同じ内容をツイートしてもクリック率はほぼ変わりませんので、逆にツイート文言を何パターンか用意し、反応率の高い文言を記事のタイトルに修正してみましょう。
3. ツイートには画像をつけて投稿する
予約投稿サービス「Buffer」の実施したA/Bテストによると、画像付きツイートは画像なしの場合に比べ、リツイートされる可能性が150%も高まります。リツイートだけでなく、お気に入りや、クリック数も画像付きツイートの方がエンゲージメントは高くなるのです。
これは感覚的にも理解しやすいでしょう。Twitterのタイムラインには多くのツイートが流れてきます。パッと目に留まりやすいのは、やはり画像付きのツイートです。
4. フォロワーがアクティブな時間帯に投稿する
せっかく魅力的な写真をつけてツイートしても、フォロワーがアクティブではない時間帯にツイートしては意味がありません。
あなたのフォロワーがアクティブな時間帯を把握し、その時間にツイートするようにしましょう。
では、どうやってそんな時間帯を把握し投稿するかというと、Twitter分析ツール「Followerwonk」と予約投稿サービス「Buffer」を使えば解決できます。詳しくは以前に書いた記事「Twitterの予約投稿に最適な時間を知り、フォロワーの反応率を高める方法」に詳しい手順を記載しておりますので、ぜひ実施してみてください。
5. 記事紹介ツイートはコメント付きで投稿する
マーケターであれば、普段からさまざまなニュースやブログをチェックし、自身のTwitterアカウントで情報を発信しているのではないでしょうか。
その際、多くの方は記事中にある「ツイートボタン」からそのまま記事タイトルをツイートしているかもしれませんが、リツイートやリプライを狙うのであれば記事タイトルだけをツイートするのはやめましょう。その代わりに、自身の意見や記事からの引用文、フォロワーに投げかけるような質問コメントを添え、パーソナライズさせたツイートを投稿することが重要です。
なお、個人ブログ記事であれば執筆者のTwitterアカウントをメンションとして挿入し、自分の意見を執筆者に届けましょう。執筆者としては、コメントもメンションもないツイートよりも、確実に反応したくなるツイートだからです。
6. イベント参加時はハッシュタグ付でツイートしていく
Web系のイベントの場合、イベント用ハッシュタグが用意されていることが多いですよね。Webマーケターならそういったイベントにいく機会も多いはず。
次回ハッシュタグが用意されたイベントに参加する際は、ただハッシュタグ上を眺めているだけでなく、自らハッシュタグ付きで投稿をしましょう。
イベント後の名刺交換だけでなく、ハッシュタグ付きツイートで積極的に発信することは、他の参加者やイベント主催者、登壇者とTwitter上で交流する機会にもつながります。
7. 他のユーザと交流する
Twitterはただの情報発信ツールではなく、コミュニケーションツールです。一方通行な「つぶやき」ではなく、他のユーザとのコミュニケーションを楽しみましょう。
たとえば、メンションが届いたらリプライをちゃんと送ること。その際、一言で終わらせず、会話を続けるように意識することが大切です。また、あるユーザに質問したいと思ったらTwitterで質問してみたり、コメント付きリツイートを行いましょう。
もしコメントに悩んでしまったら、まずはリツイートやお気に入り登録するなどでも構いません。他のユーザに対して何かしらのアクションをおこなうよう意識することが大切です。
8. プロフィールには身元がわかるページURLを記載する
もし自分自身でブログをやっている場合はブログのURL、ブログがない場合はプロフィールサービス「about.me」などで自己紹介ページをつくり、TwitterプロフィールのURL欄に記載しましょう。
他のユーザとコミュニケーションをとることは非常に重要ですが、やはり全く知らない人とのコミュニケーションは相手としてもコワいもの。プロフィール文言だけではあなたが誰だか分からない場合、自分がどういった人間かが分かるブログやプロフィールサイトは信頼感を生み出します。
- about.me
9. 毎日ツイートする
意外に見落としがちなのがこちら。フォロワーを集めたいのであれば、最低でも1日に4〜5回はツイートするようにしましょう。
個人であれば毎日ツイートすることは比較的容易かもしれませんが、企業アカウントとなると、運用体制がしっかりしていないと厳しいかもしれません。
しかし、ユーザは活動していないTwitterアカウントをフォローしたいとは思いませんので、フォロワーを集めたいのであれば、毎日ツイートできる体制を早急に構築しましょう。
10. Twitterフォロワーを増やす施策はTwitter以外でおこなう
フォロワーを増やす施策はTwitter上ではなく、サイトやブログ上でおこなうことを心がけるべきです。
なぜなら無数のTwitterユーザがいる中で、フォローすべきTwitterアカウントかどうかを判断するのは、Twitter上だけでは難しいからです。一方、サイトやブログでは140文字しか伝えられないTwitterよりも、はるかに多くのことを伝えられます。
「フォローすべきユーザ」と思ってもらう切り口はいろいろありますが、まずは「役に立つ情報を発信するユーザ」と認知してもらえるようにTwitter以外での情報発信を大切にしましょう。
また、可能な限りメールの署名や名刺などにTwitterアカウントを記載し、告知をしていくことも効果的です。
まとめ
一見、当たり前に思えてしまうようなこともご紹介しましたが、意外にできていない、ということもあったのではないでしょうか。
これまで話す機会のなかった方と交流できたり、自身のツイートが思わぬところでシェアされて多くの方に届くなど、Twitterならではの楽しみ方は沢山あります。最近Twitterを使っていなかったな、という方もこの機会にぜひツイートを再開してみてください。
以上、Twitterの使い方とポイント10選をお届けしました。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。