あけましておめでとうございます。
「道端に落ちているボタン電池を小銭と見間違えて立ち止まる」という行動を同じ場所、同じボタン電池で3日間連続でやってのけた享平です。
リスティング広告を運用している方々は毎日効果改善の為に、様々な数値を見ていると思います。
実際僕も表示回数やクリック数、コンバージョン率やコンバージョン数等の様々な数値をチェックしています。
毎日チェックしていてもなかなか掲載結果が良くならないと感じた方は原因を探る為に掲載結果をブレイクダウンしてみましょう。
今回は掲載結果のシンプルな分析方法をご紹介させていただこうと思います。
掲載結果のシンプルな分析方法
管理画面を見て掲載結果を見て原因を探る
まずは掲載結果を見て掲載結果の悪い部分を探します。
掲載結果が悪くなってしまった原因は管理画面をチェックしましょう。
※管理画面の数値以外は新たな競合他社の参入、競合他社の広告予算増加等が考えられます。
まずは管理画面で一番改善したい数値を見つけることが大事です。
今回は例として「CPAが高い」という掲載結果の原因を探ります。
すると以下のような原因が考られます。
更に分析を進めていきます。
分析を続けていくといくつかの改善策が見えてきました。
「CPAが高い」というボトルネックを発見しても分析していくと様々な要因を考える事ができます。
数値はお互いに影響し合っていますので全体の数字のことを考えながら状況に合わせた改善策を考えていく必要があります。
計算式で数値を割り出す
一部の数値は計算式で割り出すことができます。
このような数値もチェックしていきましょう。
クリック数クリック数=表示回数×クリック数計算式では割り出せない数値を確認する掲載結果が悪くても上記の計算式では表せない数値があります。
こういった数値は以下のような数値が関係していますので確認してみましょう。 競合他社の動きを見るリスティング広告の管理画面を見ているだけでは競合他社の状況を知るのは難しいと思います。
競合他社の動きを知るには、実際に登録しているキーワードを検索して広告を表示させた検索結果画面をキャプチャーするという方法があります。コンバージョンの獲得数が多いキーワードや掲載順位を常に上位に掲載したいキーワード等、アカウント内で重要なキーワードのキャプチャーを1~2週間ごと保存すると競合他社の動きというのが見えてくると思います。キャプチャーを見る際に見ておきたいポイントを以下にまとめます。
- 自分が出稿している広告の掲載順位
- 競合他社の広告の掲載順位
- 新たな競合他社の有無
- 競合他社の文言(似たような表現になっていないか)
上記のポイントをチェックし、競合他社の動きを見ていく事で自分の広告の立ち位置を再確認できると思います。
実際、自分が出稿していたのクリック率が下がりはじめ、登録しているキーワードで検索すると競合他社と自分の広告がほとんど同じ文言になってた事がありました。
1~2週間でキャプチャーを撮っておくと、このような場合に早めの発見、対策をする事ができます。 広告掲載のスケジュールや配信地域を変更する運用している広告の商材によって変わってきますが、クリック率やコンバージョン率等が上がる時間帯、下がる時間帯があります。
Google Analyticsで時間別や曜日別の数値を見て広告出稿のスケジュールを調整していきましょう。
配信地域を指定している場合はそちらを変更するというのも一つの手段です。
まずは区や市などの狭い範囲で出稿する地域としない地域を分け、掲載結果を見てみましょう。
いきなり広い掲載範囲を変更しても効果の良い地域がわからなくなってしまう為、少しずつ地域を調整していきましょう。最後にリスティング広告は掲載結果の詳細を確認する事ができます。
その数字から如何にヒントを見つけていくかが大事だと思います。
掲載結果を見て、どのように調整していくか数字や掲載状況を見て素早く判断する事が重要です。
今回こちらの記事を書くにあたり、株式会社プレマシードの方々にご協力いただきました。
株式会社プレマシードに関する情報は以下のURLをご覧ください。
■株式会社プレマシード様
http://www.prmaceed.com/index.html
CPA | コンバージョン単価=コスト÷コンバージョン数 |
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CV数 | コンバージョン数=クリック数÷コンバージョン率 |
コスト | コスト=クリック単価×クリック数 |
表示回数 | キーワードの内容、キーワード数、掲載順位、マッチタイプ etc |
クリック単価 | 入札価格、広告スコア、競合状況 |
広告スコア | クリック率、広告分の相性、リンク先との適合性 etc |
掲載順位 | 入札価格、広告スコア、競合状況 |
クリック率 | 掲載順位、広告分の内容、競合状況 |
CV率 | リンク先ページの内容、キーワードの質(ユーザーの質) |