2児の母が未経験からWebデザイナーに。「営業しない営業」で在宅フリーランスを実現!

2児の母が未経験からWebデザイナーに。「営業しない営業」で在宅フリーランスを実現!

Haruna Okumura

Haruna Okumura

こんにちは、デジLIGの奥村です!

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(デジLIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールです。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開しており、現在、上野・池袋・大宮・川崎・町田・柏にて受講生を募集中。無料説明会は毎日開催しています!

本連載では、キャリアチェンジに成功した方のインタビューを通して、未経験からの学習方法や就職活動のノウハウ、スクール生活についての情報をお届けしています!

▲荒川さんのポートフォリオサイト

今回は、管理栄養士からヨガインストラクター、そしてWebデザイナーへと転身した荒川紗也香さんにインタビュー。2人のお子さんを育てながら、アルバイト掛け持ちの日々から、フリーランスとして在宅で働く理想の環境を手に入れました。

本記事はこんな方におすすめです!
  • 子育てと両立できる働き方を実現したい
  • 未経験からフリーランスを目指している
  • 地方でWebデザインの仕事を獲得したい
ico 人物紹介:荒川紗也香さん【STUDIO大宮 2026年1月生/Webデザイナー専攻+デザイン集中講座】
36歳、2児の母。管理栄養士として7年勤務後、ハワイにヨガ留学。ヨガインストラクターを経て、結婚・出産。アルバイトを掛け持ちしながら子育てをする中で、在宅ワークを目指してWebデザインの学習を開始。在学期間中に開業届を出し、フリーランスとして活動を開始。現在はお菓子屋さんのSNSマーケティングや保育園のWebサイト制作などを手がけ、カメラマンとしても活動中。

「小学校入学までに在宅ワークを」と決意した理由

――Webデザインを学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

一番の理由は、子どもたちが小学生になった後のことを考えたとき、「家で仕事ができる環境を作っておきたい」と思ったことです。

主人の両親はすでに他界しており、私の両親も九州に住んでいます。子どもたちが小学生になって夏休みが長くなったり、病気で自宅療養が必要になったりしたときに、近くに頼れる人がいません。私が家で仕事ができれば、主人が仕事を休む必要も減りますし、何より子どもたちに「何かあってもママが家にいる」という安心感を与えられると思ったんです。

――旦那さんの反応はどうでしたか?

当時はアルバイトを2つ掛け持ちしていたので、主人は「大丈夫? 無理してない?」と、私がキャパオーバーにならないか心配してくれていました。

でも、状況的にやるしかありませんでした。管理栄養士として再就職しようと2つの老人ホームを受け、両方とも採用をいただきましたが、具体的な業務内容を聞いて、やはり難しいと感じました。

――どういった点が難しいと感じたのですか?

管理栄養士は施設に1人か2人しかいないため、子どもが2週間熱を出したときに2週間休むことができません。それなら在宅ワークができるスキルを今のうちに身につけておかないと、あとで後悔すると思ったんです。

主人に話したら、「受験の勉強みたいなものだね。今は大変だけど、頑張ればこの先がつながる」と理解してくれました。しかも補助金制度でお得に受講できることも、決断の後押しになりました。

――数あるスキルの中で、なぜ「Webデザイン」を選んだのでしょうか?

当時のアルバイト先で、メニューのデザインやSNS投稿用の画像制作を任されることが多く、作ったものを周りから「プロみたい!」と褒めてもらえることがありました。

実際、ピザ屋さんのメニュー表を写真付きでデザインしたら、お客さんからの反応が明らかに変わったんです。それがとても嬉しくて、「これを仕事にできるかもしれない」「私でも誰かの役に立てるかもしれない」と初めて具体的に想像できました。

――実際の反応を見て手応えを感じたんですね!

そうなんです。また、私が暮らす栃木県が主催していた「女性デジタル人材活躍推進事業」でWebマーケターコースを6ヶ月間受講したことも大きかったですね。2万円で受けられるコースでしたが、内容が濃く、1日3時間ほど勉強が必要なボリュームでした。

その勉強の中にWebデザインの授業もあって、それも楽しかったんです。ITパスポートも取得したので、せっかく勉強したことを活かしたいと思い、デザインの勉強をしてみようと決めました。

隙間時間をかき集めた育児と学習の両立

――デジLIGで学習する前、「未経験の自分にできるかな……」「育児と両立できるかな……」という不安はありましたか?

実は、あまり不安はありませんでした。できるかできないかより、「どうしたらできるか」を考えていました。

もともと何かをしていたいタイプで、以前は編み物にハマって3時間ほど編み物をしていたんです。自分の時間を作る習慣はすでにあったので、それを勉強に変えただけという感じでした。子どもたちのこれからのために「絶対にやり遂げる」と決めていたので、できるかできないかより、途中で諦めずに最後までやり遂げようという気持ちでスタートしました。

――2人のお子さんの子育てをしながら、8か月間の学習時間はどのように捻出されていましたか?

基本的には、隙間時間をかき集めて勉強していました。たとえば……

  • 子どもたちが起きる前に1時間ほど早起きして勉強
  • アルバイトが終わってから保育園のお迎えまでの時間を活用
  • 夜ご飯は手抜きにして10分ほどでささっと作り、その時間を勉強に充てる
  • 寝かしつけは家族で協力し、その間に勉強

などです。「1時間まとまった時間ができたら勉強する」ではなく、「30分あるなら30分やる」という感じで、日常の中に少しずつ勉強時間を入れていました。

――お子さんが急に熱を出したり、思い通りに学習が進まなかったりしたとき、どのようにスケジュールを立て直していましたか?

子どもが体調を崩して予定通りに勉強できなかったときは、まず主人に状況を伝えて協力してもらっていました。

たとえば、週末までに課題を提出しないといけないのに、熱で時間が取れなかったとき。主人に「今週は12時間ほど勉強時間が欲しかったけど、熱でずっと子どもが家にいたから寝ている間の30分しかできなかった。あとこれだけやらなきゃいけない」と伝えて、土曜日に子どもたちを朝から晩まで連れ出してもらったりしました。

――旦那さんと協力し合いながら進めていたんですね。

そうですね。また、週末は私が子どもたちを連れてキッズランドに行くなど、交代で対応していました。

「今日はできなかったから、もうダメだ」ではなく、できなかった分は別の日に取り戻せばいいと考えていました。子育てしながらの勉強なので、予定通りにいかないのは当たり前。完璧なスケジュールを守るより、状況に合わせて柔軟に調整することを意識していました。

トレーナーに質問をするコツ。「質問のプレゼン」で効率アップ

――デジLIGのトレーナーさんへの質問はどうされていましたか?

私はオンラインで学習することが多かったのですが、最初はトレーナーさんとのコミュニケーションが難しくて。

聞きたい内容がわかっていて質問するんですが、トレーナーさんから返ってくる回答がちょっと違って、「違うんです、そうじゃなくてこうなんです」というやりとりで時間がかかることが何回かありました。

――どのように工夫されたんですか?

自分の聞き方を変えればいいんだと思い、質問の要点をはっきり整理して、「今回聞きたい内容はこれとこれとこれ」「ここまではわかっているから、ここから先を聞きたい」というのを箇条書きにして横に置いておき、質問をするときは毎回「質問のプレゼン」のようにわかりやすく質問するようにしました。

そうしたら、すごくわかりやすく教えてもらえるようになり、自分が聞きたかったことが返ってくるようになったんです。質問する前に整理するのは大変ですが、自分がわからないところを整理する時間にもなるので、予習している感じがありました。

――質問を整理することで理解も深まっていたんですね!

そうですね。あとは途中からトレーナーさんのプロフィールをよく確認するようになりました。

「この人は今フリーランスでこういうことをしているから、この質問をしてみよう」「このトレーナーさんはこういうことをやっているから、この人に聞こう」と自分でリストを作って。

――具体的にどのようなスケジュールで進めていたんですか?

毎週月曜日に、質問内容とどのトレーナーさんに聞くかを整理し、それを中心にスケジュールを立てていました。

  • 「この質問はこのトレーナーさんに聞こう」
  • 「この課題はここをスキップしてここまで進めよう」
  • 「これは質問しないと進まないから一旦置いておこう。このタイミングで聞けるから、そのあとやればここまでに終わる」

という感じで、パズルのようにスケジュールを立ててやっていました。

「営業しない営業」種まきからつながった最初の仕事

――荒川さんは在学中にフリーランスとして活動を開始されたんですよね! 最初にお仕事をもらったときのきっかけは何でしたか?

特別に営業活動をしていたわけではなく、入学したときから周りに「デザイナーの仕事に就きたくてWebデザイナーの学校に通うことにした」と、広場などママ友がいっぱいいるところでずっと話していました。

募集があるところに自分で応募していくのは難易度が高そうだと感じました。そこで、「こういうことができるけど、そういうことをしようとしている人いない?」という種まきのように、ツテでお仕事をもらうのが一番自分に合っていると思ったんです。

――そこから具体的なお仕事につながったんですか?

いろいろな人に「仕事がしたいんだけど、なかなか募集がなくて、ただ勉強しているだけになっちゃってる」と正直に相談していたら、Webデザインのお仕事をしているママさんが「ちょっと待って、ぴったりの仕事があるかもしれない」と言ってくれました。

その方の旦那さんがお菓子屋さんのブランディング担当の方で、「一回お話を聞きたいと言っている」と紹介してもらえたんです。

――実績がない段階で「私に任せてください」と提案するのは勇気が必要だったと思います。どのように自分を売り込みましたか?

デザインのポートフォリオはまだ作れていませんでしたが、写真のポートフォリオとプライベートのInstagramを見てもらおうと思いました。

お話を伺ったら、「面接という気持ちではなく、荒川さんにお願いしようという気持ちは固まっている。何ができるのかを知りたい」と言われました。そこで、今こういうことを勉強しているから、こういうことはできると思いますと、Canvaなどを使って具体的に説明しました。

――その姿勢が評価されたんですね……!

そうかもしれません。「お願いしますというより、頑張りたいです。頑張る場所をください」という感じで伝えました。

先方からは、「スタッフさんとコミュニケーションをとって、内側までちゃんと入ってきてくれる。業務的なやり取りではなく、ミーティングにも参加して、『今こういう状況なんだな。じゃあ自分はこういうことをしたらいいかな』と自分で考えて入ってきてくれる。それが荒川さんの強み」と言っていただけて、とても嬉しかったですね。

――そのお菓子屋さんでは、具体的にどのようなお仕事を担当されているんですか?

SNSマーケティング業務です。Instagramに投稿するコンテンツの企画からデザインまでを担当したり、CM動画の制作をしたりと、SNSでブランドの魅力を伝えるためのさまざまな業務に携わっています。

――普段から「自分がWebデザインをやっていること」をどう周囲に伝えていましたか?

「Webデザインを勉強しています」と伝えるだけではなく、学んだことの中から、デザインに興味がない人でも「それ面白い!」と思ってもらえそうなことを、ちょっとした雑学のように話すことが多かったです。

たとえば、「実はこういうデザインには、こういう意図があるんだよ」とか、「こういう見せ方をすると、人はこう感じるんだよ」というような話です。そうすると、「そういうことなら、こんな仕事があるよ」と声をかけてもらうきっかけにつながりました。

――他にもお仕事を獲得されていますが、どういう経緯だったんですか?

保育園のホームページも制作したのですが、友人のご家族が副園長をしていて、ホームページがないことを知っていました。系列園が一つホームページを作っていたので、作るということは必要なんだろうなと思ったんです。

それで、「今、実はホームページを作ったりするのを勉強していて、Webデザインを勉強しているんです」と言ったら、「え、作ってほしい」という感じで。

卒業制作で作ろうと思っているんですけどと話したところ、その打ち合わせの中でロゴマークがない話にもなって、「え、ロゴマークも作ってみたいです」「いいんですか、作っても」という流れになりました。

――他にも周りの方に声をかけていたんですか?

アルバイト先にも伝えてみましたが、取引先があるということで今回はご縁がありませんでした。でも、とりあえず軽い気持ちで伝えておくことで、将来的にお仕事につながる可能性もあると思っています。

――すごいですね! 仕事が集まってくる秘訣はどこにあると思いますか?

自分は営業していないけどお仕事をもらえているのは、訪問販売のようなことはしないほうがいいと思っているからです。インターフォンを突然押されて「使いませんか?」と言われたら、仮に使いたいなと思っていても、ちょっと一線引いてしまいますよね。

だから営業しないほうがいいのかなと思っていて。でもどうやったら仕事が取れるかなと思ったら、そういうことを必要としている人とつながれたらいいのかなと思っています。

フリーランスになって変わった生活。時間を自分で調整できる働き方

――実際フリーランスになってみて生活はどう変わりましたか?

めちゃくちゃいいです。まず、自分で時間を調整できるようになったことが、精神的にすごく楽になりました。

今までは2つ掛け持ちしていたから、子どもが熱を出したら、週3、週3で入っていたのに「ごめんなさい」と電話して。また次の週に長女が熱を出して、また「すいません、今週も休みます」と電話をかけなきゃいけなかったんです。

自分的にも迷惑をかけてしまっているという気持ちがあって、次に出勤するときに気まずいなと思っていました。

――フリーランスになってからはその不安がなくなったんですね。

今の環境だと、子どもが熱を出しても、いつまでにこれを提出しなきゃいけないというのがわかっているので、熱でその日働けなくても、夜、子どもを寝かしつけたあとにできるという、自分で調整できる体制がすごくやりやすいです。

実際に、フリーランスとして動き始めてから、「子どもが熱を出してすみません」とまだ一度も言っていません。

――ご自身の理想だった「お子さんの成長に合わせた柔軟な働き方」は、現在どれくらい実現できていますか?

今のところ、子どもたちが小学校に入学するまでに実現したいと思い描いていた働き方が、かなり実現できていると思います。

たとえば、子どもが体調を崩して保育園に行けないときも、家で子どもを看病しながら、子どもが寝ている時間に仕事をしたり、夜、子どもが寝たあとに仕事をしたりできます。自分で時間を作って、その時間の中で仕事をすることができるので、以前のように「子どもの体調不良で周りに迷惑をかけてしまった」と落ち込むことが、ほとんどなくなりました。

――お子さんとの関係にも変化がありましたか?

朝の保育園への送りも、以前のように「早く! 早く!」と子どもを急かすことが少なくなりました。

子どもとの時間を大切にしながら、自分で働く時間も作れる。もちろん大変なこともありますが、自分が望んでいた働き方に少しずつ近づいている実感があります。

写真も撮れる強み。現在手がけている仕事と今後の目標

――デザインのお仕事をするうえで、ご自身の強みだと感じることはありますか?

私の場合は、デザインだけでなく写真も撮れることです。もともとカメラマンとしても活動していたので、デザインと撮影を組み合わせられることが強みだと思っています。これは「仕事を取るための武器」というよりも、デザインをするうえですごくやりやすい、という感覚の方が強いですね。

「このデザインにしたいから、こういう写真を撮ろう」と、デザインを考えたうえで撮影までできるので、写真とデザインを行き来しながら、一つの制作物を作れることは大きなメリットだと思っています。

――今後、Webデザイナー・SNS担当として地元で挑戦していきたいことや目標を教えてください。

まだまだ勉強中ではありますが、これからもたくさんのデザインに触れて、知識や経験を積んでいきたいです。ただ「きれいなものを作る」だけではなく、クライアントさんの想いや商品の魅力をきちんと伝えて、実際の結果につなげられるようなデザインを生み出せるデザイナーになりたいと思っています。

そして、「荒川さんにお願いしてよかった」と思っていただけるような、誰かの役に立てるデザイナーになりたいですね。これからも一つひとつのご縁を大切にしながら、お仕事を続けていけたらと思っています。

――さいごに、「未経験から営業なんてできるのかな……」と不安で踏み出せないママへ、先輩としてアドバイスをお願いします!

私は、気持ちが強ければ、きっとできると思っています。実際に勉強してみると、「もう心が折れそう……」と思うような場面も何度もありました。もし中途半端な気持ちで始めていたら、途中で諦めていたかもしれないと思うこともあります。

でも、「子どものために、こういう働き方がしたい」「デザインを通して誰かの役に立ちたい」「そのためなら、少しくらい大変なことがあっても頑張りたい」という気持ちがあったから、続けることができました。

だから、これから挑戦する方には、まず「自分はどうしてこの働き方をしたいのか」を考えて、気持ちの強さを確認してほしいです。

――営業することへの不安はどう考えたらいいでしょうか?

「営業しなきゃ」とは、考えすぎなくてもいいと思っています。自分に何ができるのかを周りに伝えて、自分が誰かの役に立てるチャンスを、自分から作っていくことが大切だと思います。

最初から完璧じゃなくても大丈夫です。「これができます」「これを勉強しています」「こういうことがしたいです」と、自分の言葉で周りに伝えていく。その小さな一歩が、仕事につながることもあると思います!

さいごに

今回は、管理栄養士・ヨガインストラクターを経て、未経験からWebデザイナーへと転身された荒川さんのお話を伺いました。

荒川さんは、2人のお子さんを育てながら、限られた時間の中で学習を続け、在学中からフリーランスとして活動を開始。「営業しない営業」で地域のつながりから仕事を獲得し、理想の働き方を実現されました。

「困っている人を助けたい」というスタンスで、周囲に自分の学びを伝え続けたことが、結果として仕事につながっていく。その姿勢は、これからフリーランスを目指す方にとって、大きなヒントになるのではないでしょうか。

荒川さんの今後の活躍を、スタッフ一同心より応援しております! この記事がWebデザイナーを目指す方々、特に子育て中のママたちの参考になれば幸いです。

デジLIGでは、Webクリエイター・動画クリエイターを目指す方々を応援しています。スクールでの学習をご検討の方は、ぜひお気軽に無料個別説明会へお越しください!

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LIG Agentにて企業担当のリクルーティングアドバイザーを務める。採用担当者や現場責任者との打ち合わせを重ね、求める人物像やチームの雰囲気、事業の方向性までを丁寧にヒアリング。親しみやすいコミュニケーションで企業の本音を引き出し、条件面にとどまらない採用要件を言語化することで、企業と求職者の双方が納得できるマッチングを実現している。

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