こんにちは。メディア事業部の紳さんです。
突然ですが皆さん、キュウリは好きですか?
キュウリとは
ウリ科キュウリ属のつる性一年草。未熟な実を食用とすることが多い。
全体の90%が水分で、ビタミンCやカロチン、カリウムなどが微量に含まれているが、栄養素はほぼ無い。
栄養素はなくても、キュウリはパリッとした歯ごたえが美味しい野菜。きっと、皆さんも大好きだと思います。
キュウリの魅力を再認識したところで、今回は僕がオススメする「キュウリを美味しく健康的に食べる方法」を紹介したいと思います。
キュウリの最高のパートナー、それは味噌
キュウリの調理方法は色々ありますが、もっともメジャーな食べ方が「生のまま、味噌をつけて食べる」というもの。
通称:モロキューです。
モロキューは夏の暑い時期にピッタリの料理で、キュウリに含まれる水分と味噌に含まれる塩分を同時に摂取することができます。
また、味が薄いキュウリに味噌をつけることで、芳醇な香りと旨味がプラスされ、かなり美味しくなります。
ドイツのとある研究機関が「モロキューを食べさせた被験者100人を、クーラーの効いた涼しい部屋に24時間監禁する」という恐ろしい人体実験を行ったところ、真夏日にも関わらず誰も熱中症にならなかったというデータがあります。
このように、モロキューを食べることは健康的で、明らかに体に良いことが実証されているのです。
モロキューの作り方
<材料>
キュウリ 1本
味噌 適量
手順1. キュウリを洗う
まずはキュウリをよく洗います。
キュウリは虫がつきやすい野菜なので、農薬が使われることが多いです。とはいえ、日本に流通しているものは中性洗剤で一度洗ってある場合が多いと聞きますし、水洗いで充分です。
とはいえ、料理は愛情。
愛しさと切なさと心強さを込めて、泡で丹念に洗います。
美味しくなぁれ。 美味しくなぁれ。
この一手間が、モロキューの味の決め手になるのです。
泡をつけた指でキュウリの表面をこすると、愛しさが溢れてくるのを感じます。
充分に洗ったらやさしく泡を洗い流し、水分を拭き取りましょう。
手順2. 味噌も洗う
念のため、味噌も洗います。
なぜなら、ランデブーする2つの食品を片方だけ洗わないのは、残された方の心に傷を残すからです。
味噌は入念に洗うことで旨味が増します。
洗った後は、やさしく泡を洗い流して水分をよく拭き取りましょう。
手順3. 味噌にキュウリを突っ込む
いよいよ、キュウリと味噌を合わせます。
乱暴に入れ過ぎると味噌が壊れちゃう可能性があるので、やさしく入れます。
やさしく… やさしく…
キュウリは表面のトゲトゲが鋭くて固いものが新鮮だと言われています。
品種によっては、このトゲトゲがないものもあります。
その昔、表面に白い粉がついた「ブルームキュウリ」というものがありました。
僕の実家は野菜農家で、おばあちゃんがブルームキュウリを作っていたため、なじみが深いです。
おばあちゃん曰く、普通は「キュウリは白い粉を表面にふくもの」だそうです。
ブルーム(白い粉)の正体は、キュウリが水分の蒸発を防ぐために自分で分泌する「ケイ素」です。
このブルームがついているキュウリは健康そのもので、パリッとした食感や風味などは、ブルームがないキュウリよりも上だと言われています。
しかし、普通のスーパーでブルームキュウリを見かけることは少なくなりました。最近ではカボチャを台木(だいぎ)にして作られたブルームレスキュウリが人気です。
これは白い粉をふかない、ツルツルピカピカのキュウリです。
どうして、キュウリ本来の味が楽しめるブルームキュウリがスーパーに並ばないのか?
皆さんも是非、その理由について考えてみてくださいね。
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完成☆
いい感じのモロキューができました。
みずみずしい作り立てにかぶりつきましょう!
お好みによりマヨネーズなどを足しても、美味しいですよ。
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野外でのモロキューの作り方
<材料>
キュウリ 1本
味噌 適量
家の中で作って食べても美味しいですが、外の空気を吸いながら食べるモロキューも最高です。
野外でも作り方は特に変わりません。
僕は長野県出身なので、地元を応援する意味も込めて長野県のメーカー「マルコメ」の味噌を使わせていただきました。
マルコメなどの信州味噌は、米麹と大豆で作る米味噌です。淡麗で辛口な味わいが特徴です。
信州味噌は甘みを引き立てるので、野菜に良く合います。
お味噌汁にも最適ですので是非、試してみてください。
ちなみに、キュウリは完熟すると皮が黄色くなります。
「黄瓜(きうり)」がキュウリの語源とも言われているくらいです。
完熟したキュウリは味が落ちて苦みが増すため、普通は熟す前の青い状態で食べます。
世界のキュウリ生産量をみると、中国が断トツです。毎年、総生産量の60%以上は中国で作られています。
しかし、スーパーなどで売っているキュウリは国産が多く、中国産のキュウリが青果として売られることは少ないそうです。
加工食品として売られている「キュウリの漬け物」のような、原料原産地表示が義務づけられていない商品は、中国産のキュウリが使われている場合があります。
そろそろ、この記事も終わりが近づいてきました。
モロキューの作り方については、大体ご理解いただけたかと思います。
みなさんも、美味しく健康的なモロキューを食べて、暑い夏を乗り切りましょう!
もしも田舎の道の駅などで白い粉をふいているキュウリを見かけたら、それはラッキーです。
それは昔ながらの栽培方法で作られた美味しいキュウリですので、機会があれば是非、ご賞味ください。
紳さんでした。