こんにちわー! しぶです。
もうすぐ花見の季節ですね!
花見がしたい。だけど行く相手がいない。
辛い
なので寝る前の15分間イメトレをすることにしてます。花見のね。
辛い
誰か誘ってくれないかなぁ。花見。
辛い
さて、こんなに辛い思いをしている僕がお送りするのは「EC(通販)における売上げを計上するタイミングについて」です。
すでに自分でEC(通販)を運営してる方からみると基本的なことかもしれないんですが、以前決済関係の仕事をしていた時に「これからECやるんだお!これでオレもお金持ちだお!」っていうお客さんからよく聞かれたことをまとめておきます。
※一部脚色しています。
なので対象はこれからネットショップやECサイト(通販)を始める方ですかね。あくまでECを主軸として紹介します。
売上げを計上するタイミング
売上げを立てるタイミングって決まってるんです。じゃあそれってお金が入金された日?注文を受けた日?
どれも違います。基本的にお金の入金も注文を受けた日も売り上げを立てるタイミングにはあまり関係がないのです。
※例外もあるのですが、それは一番最後でご紹介します。
ECで売上げを計上するタイミングは以下の2つです。
- 出荷基準
- 名前の通りで商品を発送したタイミングで売上げを立てます。返品の際は赤伝などで処理します。
- 検収基準
- お客さんが到着した商品の品質、規格、数量を検収します。そして、その検収が終わった通知をもらって売上げを立てます。
もしくは、商品到着後の返品可能期間が過ぎたら売上げに計上するというやり方もあります。
原則として、一度決めた基準は変える事ができません。出荷基準ならずっと出荷基準。検収基準ならずっと検収基準でなければなりません。
例えばずっと出荷基準だったとします。そして売上げも順調で今期の予算は達成しそうです。なので検収基準にして来期の予算にいれてしまえ!なんてことはできない訳です。
売上を確定させるタイミング
ECを運営していればほとんどのお店でクレジットカード決済を導入してると思います。このクレジットカード決済では売上確定のさせ方が2つあります。
※ここでの売上確定はお客さんに請求がいくことが確定した状態を指します。
EC(通販)サイトでの売上確定については以下の2つです。
※呼び方は決済会社で多少違うかもしれません。
- 自動売上方式
- 注文が完了すると同時に売上げが確定する。お客さんにも請求が行くことが確定されます。
- 指定売上方式
- 注文が完了するとクレジットカードの与信枠が押さえられます。この段階ではまだ仮売上の状態のため、お客さんに請求はいきません。
運営者のタイミングで管理画面から売上確定処理を行います。売上げを上げるタイミングは前述した発送基準か検収基準となります。
自動売上はどちらかと言うと、デジタルコンテンツなどでよく使われます。例えばソーシャルゲームのアイテム課金とか。
デジタルコンテンツは物体が無いので発送する必要はありませんからね。すぐに売上を確定して問題無い訳です。これからインターネットで物を販売する際は、参考にしてみてください。
入金が基準の会計もある
ここまで紹介した2つのやり方は「発生主義」と呼ばれるものですが、個人事業主で売上げが低い場合、「現金主義」で申告することもできます。
- 現金主義
- 現金主義とは収益と費用を現金の受け渡しの時点で認識する会計原則を指す。
通販の場合だとカード会社もしくは決済代行会社から入金があって売上げを立てることになります。そんな現金主義で申告を行うための条件は以下の3つです。
- 青色申告であること
- その年の前々年の不動産所得および事業者所得の合計額が300万円以下である事業者
- 適用を受けようとしている3月15日までに現金主義の届け出を出していること。
ちなみに現金主義で申告すると65万円の青色申告特別控除を受ける事ができません。
■青色申告の参考サイト
青色申告と白色申告はどう違う? 個人事業主の確定申告について
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1302/19/news015_2.html
まとめ
さてと、こんなところでしょうか。
この辺りの会計事情については発送、返品に確定申告、さらに消費税が絡んでくるとかなり面倒くさそうなので、不安な方は税務署に問い合わせてみるのがいいでしょう。
ところで誰か花見しませんかねぇ。
辛い