ちゃんと見せるよ!アオザイ美女!
さて、今回は私が着るアオザイのオーダーメイドということでしたが、あわよくばthyちゃんのアオザイ姿を撮ってやろうと考えておりました。試着くらい出来るんじゃないかと。
しかし考えが甘かったようで、市場に試着室なんてあるはずもなく、何よりそもそも女性用アオザイというものは身体にフィットするもので試着という概念自体が存在しません。
ぐぬぬ、悲しみに打ちひしがれる私。
ネルソン「とんだ失態だったぜ…!」
thyちゃん「アン(お兄さん)、アン(お兄さん)。」
ネルソン「何?」
thyちゃん「私、これから仕事、アオザイ着るよ。」
あ!
そうだったー!!
thyちゃんとはキャバクラで出会ったんだったーー!!!
ああいったお店のスタッフはアオザイ姿が基本じゃないかーーー!!!!
ネルソン「でも俺お金無いよ?」
thyちゃん「(やれやれといった表情で)お店に中庭があるからそこで撮れるよ。」
〜1時間後〜
thyちゃん「アン、お待たせー。」
ネルソン「はいはい!」
ネルソン「お!」
ネルソン「おぉ!!」
ネルソン「おおぉぉ〜!!!」
色合いは独特だけど、これは正しくアオザイ美女!
しかも結構…あれじゃないの!シースルってんじゃないの!!
ネルソン「ぐへへ…」
ネルソン「ぐへへへへ……」
パシャ!
ネルソン「ん?」
石塚君「むふふ…」
おぉ、石塚君の存在忘れてた。
そして遂にアオザイ完成!その出来栄えは…!?
その日から結局、予定より3日ほど遅れて、アオザイ完成。
自分のためにつくられたアオザイを抱え、綺麗な写真に残そうとフォトスタジオへ。
そこで撮った写真が、こちらです。
3…
2…
1…
いや、
おめー、誰だよ。
顔の吹き出物は全て吹き飛ばされ、歯はホワイトニングされ、ヒゲにまで妙なグラデーションがかかっています。ちなみに背景の風景は合成で、後ろにある蓮の葉のバケモンみたいなデカさからすると、この写真の中では私の身長は実寸50cmくらいになるでしょう。
アオザイが、完全にフォトスタジオの修正技術の破壊力に喰われるという結果に。
まとめ
はい、「人類史上最強の民族衣装!『アオザイ』をベトナム美女と一緒につくってみた」でした。
お役に立てましたでしょうか?私は立たない派です。
余談ですが、どうしてこのタイミングでアオザイをつくったのかというと、去る8月24日にブロガーが集う「ブロガーサミット2013」というイベントが都内であり、そこで顔を覚えてもらうためアオザイ姿で行こうと考えたからでした。しかし名刺に印刷されたネルソンという名前も手伝い、完全にベトナム人と間違えられたことは言うまでもありません。
すみません、一応私は純血の日本人。
以下、今回の要点です。
- ホーチミン市内でアオザイをつくるならTân Định市場。もちろん、他にもある。
- 男性用アオザイは制作日数が一週間程度、女性用も同様だが観光客向けなら1~2日間程度。
- 男性用女性用アオザイともに料金が6,000円程度、観光客向けなら10,000円程度まで上がる。(今回の生地の場合)
- ベトナムのフォトスタジオは全ての吹き出物を消し去ってくれる。
- thyちゃんはこの3日後に仕事を辞めると言っていたのでホーチミン市中探しても会えません。