ディレクターの鮫島です。よく名字が恐いねって言われます。
さて、いきなりの質問ですが、皆様はお仕事でお客様や社内のコミュニケーションをとる時、どんな連絡ツールを使用していますか?
多分、ほとんどの方がメールで連絡をとりあっていると思います。
メールは必須で使うとは思いますが、私はチャットツールを使ってお客様と連絡をとりあったり、社内でコミュニケーションをとったりすることが多いです。
最近は色々なチャットツールが開発されていて、実際どれを使ったらいいの?という方のために、ビジネスで使えるチャットツールを厳選してまとめてみました。
と、その前にメールとチャットって何が違うの?
もの凄くざっくり言ってしまうと、思いっきり直訳ですが
「メール=手紙」「チャット=会話」だと思います。
▼こんな感じ
メールだと1回の送信に対して、文章が長くなったり、返信までの待ち時間が長かったりするケースが多いと思います。(一概にダメとは言えないのですが)
でも、チャットであれば1回の送信を短くすることが容易で、比較的レスポンスが早い傾向にあります。(人にもよりますけどね。。)
要するに何が言いたいかと言うと、コミュニケーションをとるのに、「手紙」と「会話」のどちらがスムーズで、距離が近いのかという事です。断然、会話の方がどちらの面でも長けていますね。
しかもチャットは会話の記録が残るので、以前話した内容をド忘れした…という事が防げます。
ビジネスでチャットを使うメリット
そんなチャットをビジネスで使うメリットはこちら。
- 誤ってEメールを社外に送ったりすることがないので安心
- 1対1のシングルチャットだけでなく、1対多のグループチャット(会議室機能)がある
- メールではしにくい、ちょっとした会話などの簡易コミュニケーションが取りやすい
- ツールにもよるが送信したメッセージを編集/削除できる(Facebook等は不可)
- グループチャットだと宛先漏れがなくなる
- 迷惑メールがこない
国内向けチャットツールのご紹介
ここで、日本語対応しているチャットツールを厳選してご紹介します。
ChatWork
以前、LIGブログでも「絶望の中に希望を。命を救ったチャットワーク。」という記事で鬼畜な紹介をしている、チャットツールの大本命ChatWork。
ファイル管理やto do管理もできて、個人的にとてもお世話になっています。
フリープランではグループチャット数制限やストレージ制限がありますが、まずは試してみたいという方には十分すぎる機能が使えます!
特徴 | 転送できるファイル容量が大きかったり、ビデオ通話、通知機能なども充実していて、プライベートでも、ビジネスでもとても使いやすい印象 |
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ビジネス向き度 | ★★★★★(★×5がMAX) |
動作環境 | ブラウザ(PC/タブレット/スマホ)、アプリ(iOS/Android)等 |
対応言語 | 日本語/英語/中国語(繁体字) |
費用 | 基本無料で使用できるが、グループ数やストレージ等に制限あり。 |
URL | http://www.chatwork.com/ja/ |
サイボウズLive
無料でどこまで使えんねん!利益どないすんねん!とサブいツッコミを入れたくなるほど、多くの機能が無料で使えます。チャットメインというよりはカレンダーやto do管理などのグループウェアツールですが、これを使いこなせれば作業効率が凄く上がりそうな気がします。ガラケーにも対応しているところが驚愕です。
特徴 | チャットだけでなく、グループウェア機能も備えた万能ツール |
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ビジネス向き度 | ★★★★★(★×5がMAX) |
動作環境 | ブラウザ(PC/スマホ)、アプリ(iOS/Android)、ガラケー対応 |
対応言語 | 日本語/英語 |
費用 | 基本無料だが、1グループで300人以上登録する場合や、ストレージを1GB以上使用する場合は有料 |
URL | https://live.cybozu.co.jp/ |
Skype
世界中で愛されているチャットツールです。もはや紹介不要ですね。
ビジネスでは対お客様というより社内コミュニケーションツールとして使用されている例が多いです。チャットではなくビデオ会議はビジネスでも多く使われていますね!
特徴 | インストール型のデスクトップアプリケーション |
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ビジネス向き度 | ★★★★(★×5がMAX) |
動作環境 | PC(windows/mac)、アプリ(iOS/Android)、各種ゲーム機、TV(一部の対応TVのみ)等 |
対応言語 | なんかもう色々っす |
費用 | チャット機能は無料(電話は一部有料) |
URL | http://www.skype.com/ja/ |
Googleハングアウト
Googleアカウントをもっていれば誰でも参加ができてビデオ会議もできるので、非常に便利です。
グループ機能にはあまり注力していなく、単発でのチャットコミュニケーションに適している印象です。まだあまり使いこなせていないのですが、最近周りで「ハングアウトしましょう」という声が多くなってきたので、そろそろ覚えとかないとやばそうです。
特徴 | ビデオ会議に特化。一度で最大10人とビデオ通話を楽しめます。 |
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ビジネス向き度 | ★★★★(★×5がMAX) |
動作環境 | ブラウザ(PC/タブレット/スマホ)、アプリ(iOS/Android)等 |
対応言語 | なんかもう大体対応してる |
費用 | 無料 |
URL | http://www.google.com/intl/ja/+/learnmore/hangouts/ |
Typetalk
メッセージを個別にまとめられる「まとめ機能」や、メッセージにいいね!のようなハートマークをつけられるなど、かゆい所に手が届いている印象。APIが公開されているので、各種連携が可能。まだ出たばかりのサービスなので、今後の展開に期待しています!
特徴 | ヌーラボアカウントでログインでき、BacklogやCacooと連携ができる |
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ビジネス向き度 | ★★★(★×5がMAX) |
動作環境 | ブラウザ(PC/スマホ)、アプリ(iOS/Android)等 |
対応言語 | 日本語/英語 |
費用 | 無料 |
URL | http://www.typetalk.in/ja/ |
Facebook messenger
言わずと知れたFacebook messenger。
お客様とFacebookではあまり繋がりたくないという人も多いでしょうからビジネス向きとは言えませんが、オンライン率が高く通知に気づきやすいので、緊急連絡などにはいいかもしれません。
個人的にはお客様とFacebookで繋がることが多いので、わりと使用しています。
特徴 | Facebookユーザー同士であれば誰でもやりとりが可能。既読マークが残る。 |
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ビジネス向き度 | ★★(★×5がMAX) |
動作環境 | ブラウザ(PC/タブレット/スマホ)、アプリ(iOS/Android)等 |
対応言語 | なんかもう大体対応してる |
費用 | 無料 |
URL | https://www.facebook.com/mobile/messenger |
海外のチャットツール
日本語入力には対応していますが、メニューやボタンなどインターフェースの表記が日本語対応していないので、国内での使用は向いていませんが、海外にも素敵なチャットツールがあるので一部ご紹介します。
Fleep
Fleepから指定したメールアドレスにメッセージを送れて、アカウント登録しなくてもEメールとしてFleepからメッセージが届きます。
逆に、メールからFleep宛に返信するとFleep内の画面にメッセージが届きます。
▼イメージとしてはこんな感じ
メールだけの人はメッセージが1つ更新される度に通知メールが届くので、軽いコミュニケーションのメッセージが毎回通知されるのはなかなかキツく、今後の改善に期待したいです(メール通知をオフにすることはできるが、メールだけ参加の人は通知を必須にしないと更新がわからない)
なんとこれ、Skypeを開発した元エンジニアが作ったみたいです。
特徴 | メールとチャットが融合した次世代のチャットツール |
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動作環境 | ブラウザ(PC/スマホ)、アプリ(iOS)等 |
対応言語 | 英語 |
費用 | 無料 |
URL | https://fleep.io/ |
参考URL | http://u-note.me/note/47486982 |
HipChat
機能、対応環境共に申し分がない、かなり優秀なチャットツール。近々他の言語にも対応する予定らしく、個人的に一番注目しているチャットツールです。
特徴 | 機能が豊富でカスタマイズもかなり自由にできる。デザインも素敵。 |
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動作環境 | ブラウザ(PC/タブレット/スマホ)、アプリ(Web/iOS/Android)等 |
対応言語 | 英語 |
費用 | チーム5人まで無料。有料は月$2.00だが、30日間の無料トライアルあり。 |
URL | https://www.hipchat.com/ |
こんなAPIもあるよ
olark
WEBサイトの中に、簡単にチャットツールを導入できるすんばらしいツールです。
導入したWEBサイトでは、サイト内にチャット画面が表示され、ユーザーと運営者がチャットでコミュニケーションをとれます。
運用がどうなるかにもよりますが、気軽にユーザーとコミュニケーションがとれるので、WEBサービスサイトなどでは有効だと思います。いつか使ってみたい!!
URL | http://www.olark.com/ |
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olark導入サイト | https://www.govoyagin.com/?lang=ja ※画面右下に表示されます |
メール特有のメリットも、もちろんあります
例えば…
- 長文の内容を送れる(チャットと比べて送りやすい)
- CCやBCCで受信者を指定できる
- メールクライアント変更などでメッセージが移行できる
いくらチャットが便利だからといって、全てのビジネスで使うべし!というわけではもちろんありません。メールはメールならではの良さがあるので、ビジネスシーンによって使い分けるのがベターです。
まとめ
あくまで自分自身の体験ですが、メールだけの案件より、チャットツールを導入した案件のほうが、お客様とのコミュニケーションも円滑にとれ、スピーディーに話が進む事が多いです。
普段メールでは厳格で丁寧なお客様でも、チャットになると会話のようにラフなやりとりになる事が多く、とても距離が近いコミュニケーションがとれます。
※ほんとあくまで個人的な経験です
案件規模やお客様の環境にもよりますが、チャットツールでのコミュニケーションは超オススメなので、まずは社内で試してみて、慣れてきたらお客様とのやり取りに使ってみるといいかもしれません。
まぁ一番のコミュニケーション方法は実際に会って話すことなんですけどね。
鮫島でした。