みなさんは小さいとき、食べ物の形をした消しゴムを集めませんでしたか?
野菜やお寿司、ケーキにお弁当箱など様々な形をした色とりどりの消しゴムをずっと眺めていた思い出があります。
今回はそのワクワクを再び、そしてよりリアルに感じられるお店に行ってみましょう!
そのお店はかっぱ橋道具街という商店街にあります。
この通りを歩いてみると、たくさんの食器や調理器具・看板を扱うお店が軒を連ねています。
なんだかいつも行くようなお店の裏側を見ているみたいで、ドキドキ。
食券販売機のお店や、
縁日でおなじみのポップコーン機、わたあめ機まで。
大人になればこの機械、ふつうに買えちゃうんですね。
子供のときには想像もしなかった事実です。
大人になると「まあ…別に家には要らないかな」と思っちゃうのがまたさらに想像もしなかった事実です。
道中、外国人の方が観光でいらしているのを、よく見かけました。
わざわざ日本にきてかっぱ橋道具街を選ぶセンス、私はすきです。
さてさて、昭和の香り漂うこの通りで、雰囲気の良いすてきなお店を発見。
食品サンプル専門店「まいづる」
レストランの店先で、まるで本物のようなメニューの食べ物がいくつも並んでいる姿を見たことがありますか?
ご存知の方も多いと思いますが、食品サンプルは日本発祥です。
大正時代に誕生したこの文化は、1950年代には海外に輸出されはじめ、その忠実性は進化し続けています。
凝り性な日本人だからこそ、成せる技なんでしょう。
さっそく入店すると、すてきなおばさまが迎えてくださいました。
「お写真いいですか」と聞くと、またまたすてきな笑顔で「どうぞ」と。
すいません、お言葉に甘えて。
あーもう、あのワクワクが、再び。
みてください、この粉チーズ!
みてください、このコロモ!!
刮目してください、この躍動感!!!
ああ、おいしそう。
小さなお鍋やどんぶり、レンゲにまでその料理を表現していました。
業務用だけでなく、お土産物も充実。
携帯ストラップやピアスなどのアクセサリーも。
いったい誰がどこで何に使うんだろう、というものまで。
ぐにゃりと曲がったソフトクリームに心が痛みました…
私がひとりで高鳴っていると、男性2人組のお客様がご来店しました。
男性「すいません、しいたけのサンプルを作ってほしいんですが…」
し、しいたけ!?
どうやらこのように、食品サンプル専門店に直接オーダーメイドするお客様がいらっしゃるようです。
オーダーメイドには「既製品(exしいたけ)の3〜4割増しのお値段」と「2週間」が必要とのこと。
男性は「木から成っているそのままのしいたけを作ってほしい」とおっしゃっていました。
…いつどこでつかうのか、気になります。
食べ物消しゴムでワクワクが止まらなかった児童期を送っていた皆様、ぜひ足を運んでみてくださいな。
たかちでした。
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食品サンプル専門店 まいづる
〒111-0032 東京都台東区西浅草1-5-14
営業時間 9:00〜18:00(日・祭休)