メンタルの保ち方。新卒5ヶ月目、“打たれ強さ”の正体は根性でも才能でもなかった

メンタルの保ち方。新卒5ヶ月目、“打たれ強さ”の正体は根性でも才能でもなかった

Ryuji Kumagai

Ryuji Kumagai

こんにちは、LIGのWebディレクター・くまです。新卒として入社して、まだ5ヶ月しか経っていません。

今は先輩ディレクターの業務サポートを通じていろいろ学ばせてもらっている段階ですが、正直、やり方を直されたり指摘されたりして落ち込むことは基本ありません。まだまだわからないこと・修正されることだらけの5ヶ月目ですが、それでもメンタルは崩れずに済んでいます。

ただ、これは生まれつきの図太さだけでできているわけではありません。実は無意識にやっているメンタルの保ち方が土台になっています。

今回は、まだ経験も浅い僕が実際に大事にしている考え方を、ゆるっと言語化してみます。新卒・若手に限らず、社会人のみなさんに読んでいただけたら嬉しいです。

メンタルの強さは「筋肉」に近い

メンタルが強い人を見ると「生まれつきタフなんだろうな」と思われがちですが、僕の実感としてはむしろ「筋肉」に近いです。

  • 鍛え方を知っていれば誰でも強くなる:正しい負荷のかけ方・休ませ方を知っているかどうかの差
  • 使わなければ落ちる:忙しさにかまけて心構えをサボると、途端に揺らぎやすくなる
  • 一度の筋トレで完成しない:日々の小さな積み重ねでしか鍛えられない

つまり「メンタルが強い」は才能ではなく、習慣の結果です。逆に言えば、今揺らぎやすいと感じている人も、その人がダメなわけでは決してなく、単に保ち方をまだ知らないだけということも多いはずです。僕自身、誰でも今日から鍛え始められるものだと思っています。

僕が大事にしている3つの保ち方

筋トレに正しいフォームがあるように、メンタルにも具体的な鍛え方があります。頭でわかっているだけでは意味がなく、実際に指摘を受けたその瞬間に使ってみることの積み重ねでしか、自分のものにはなっていきません。今、僕が意識している具体的な3つはこちらです。

心構え 内容 効果
①事実と解釈を分ける 「修正が入った」という事実と、「自分はダメな人間だ」という解釈を切り離す 落ち込みが長引かなくなる
②主語を自分に戻す 「あの人にこう言われたから」ではなく「自分は次どうするか」で考える コントロールできる範囲に集中できる
③昨日の自分と比較する 他人と比較せず、過去の自分からの伸びだけを見る 常に前進している感覚を保てる

①事実と解釈を分ける

特に①は効果が大きいです。人は指摘された事実そのものより、そこに勝手に付け足した「自分はダメだ」という解釈のほうでダメージを受けています。事実だけを切り出せば、案外ただの「次から気をつければいい情報」に過ぎないことがほとんどです。

たとえば「任された議事録の整理に大量の指摘が入った」という出来事があったとします。ここで「自分は向いていない」と解釈すると、その日は何も手につかなくなります。でも「今回はこの観点が漏れていた、次はテンプレートに入れよう」という事実ベースの捉え方に変えるだけで、同じ出来事なのにただの改善材料に変わります。

②主語を自分に戻す

②の「主語を自分に戻す」も、実際に効いた場面があります。お願いされた資料整理のやり方を、まるごとやり直すことになったとき、最初は「なんでそこまで細かく言われるんだろう」と指摘してきた相手側に意識を向けていました。でもそれだと自分にできることが何もなくなって、ただモヤモヤが残るだけなんですよね。

そこで気づいたのが、指摘されること自体は別に悪いことじゃない、ということです。大事なのは「なぜ指摘されたか」ではなく「この仕事を任された自分が、ここで何を身につけなきゃいけないのか、何を学ばなきゃいけないのか」のほうでした。主語を「指摘してきた相手」から「これを機に成長する自分」に戻した瞬間、同じ出来事なのに見え方がまったく変わりました。

③昨日の自分と比較する

③の「昨日の自分と比較する」は、同期の活躍が目に入って焦りそうになったときに使っています。

他人と比べると自分の伸びは相対的に霞んでしまいますが、「先月の自分だったらこの雑務の段取りも組めなかったな」と過去の自分基準に切り替えると、ちゃんと前に進めている実感が戻ってきます。比較対象を変えるだけで、同じ状況でも受け取り方がまったく違うものになります。

5ヶ月でどうやって身につけていったのか

こう書くと生まれつきの図太さに見えるかもしれませんが、正直、この保ち方を意識的に使い始めたのは配属されてからです。右も左もわからない状態で修正を受けるたびに、最初は「自分はディレクターに向いていないのでは」と考えそうになったこともありました。

そこで、落ち込みそうになった瞬間に「これは事実か、解釈か」「主語はどこにあるか」「昨日の自分と比べたらどうか」と一度立ち止まって整理する癖をつけました。最初は意識してやらないとできませんでしたが、たった数ヶ月でも続けているうちに、少しずつ自動でできるようになってきました

正直、癖がつくまでは何度も逆戻りしそうになりました。それでも根気強く続けているうちに、5ヶ月経った今では意識しなくても自然にできるようになってきた、という感覚です。まだキャリアの最初の一歩を踏み出したばかりですが、経験年数がなくても身につけられるものなんだと実感しています。

実は、入社2日目にして寝坊するという大失敗をしています。あのとき「自分はダメだ」で終わらせず、なぜ起きたのか、繰り返さないためにどうするかをその場で考えて対策しました。その結果、あれから今日まで寝坊は一度もありませんし、体調を崩したこともありません。落ち込むより先に切り替える、を最初に体で覚えたきっかけです。

まとめ:メンタルの保ち方は今日から鍛えられる

メンタルの強さは、性格でも運でもなく、日々の保ち方の積み重ねです。「事実と解釈を分ける」「主語を自分に戻す」「昨日の自分と比べる」。この3つを意識するだけで、揺らぎにくい心の土台は誰でも作れます。今日からできることとしては、この3つです。

①「社会人としての自分」と「素の自分」を分けて受け止める
仕事の進め方ややり方についての指摘は、あくまで「社会人としての自分」に対する話だと割り切る。普段の自分の人格まで否定されたわけではない、と線を引いておきます。新卒のうちは何もできなくて当たり前だと割り切り、まずは根性で素直に指摘を受け止める。そのうえで「あのときああしておけば、この修正・指摘はなかったな」と振り返り、次に活かす変換を行いましょう。
②指摘されたら「なぜ起きたか」と「繰り返さないためにどうするか」に頭を切り替える
落ち込む方向にエネルギーを使うのではなく、原因と再発防止をセットで考える方向にすぐ切り替える。
③人と比べたくなったら「昨日の自分」に置き換える
同期の活躍を見て焦る気持ちが出てきたら、比較対象を強制的に「昨日の自分」に置き換える。これだけで、焦りが伸びしろの実感に変わります。

大事なのは、一発で身につけようとしないことです。筋トレと同じで、最初は効果を感じにくくても、続けているうちに気づけば無意識にできるようになっています。僕自身、新卒5ヶ月目というキャリアの浅さでも、今の図太さは生まれつきのものではなく、この数ヶ月の積み重ねの結果でしかありません。

完璧に強くなる必要はありません。今日からひとつずつ、自分なりの保ち方を積み上げていきましょう。「メンタル最強」も、意外と地味な習慣の積み重ねでできています。

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日本電子専門学校Webデザイン科でフロントエンドを中心に学習。2026年4月に新卒入社。技術、コミュニケーションを武器に幅広い分野で活躍できるエンジニアを目指している。

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