こんにちは! キャリアデザイナーの大澤です。クリエイター専門の転職エージェントサービス「LIG Agent(LIGエージェント)」の担当をしております。
本連載は、当サービスを通じて転職に成功された方々の体験談をお届けするインタビューをお送りします。
今回は、34歳でWebデザイナーからUI/UXデザイナーへのキャリアアップを果たされた小澤さんをご紹介します。小澤さんは、複数の制作会社での経験を活かし、スピード感のある環境でプロダクト開発に挑戦したいという想いで、見事転職を実現されました。
年齢の壁を感じながらも、自分らしく働ける環境を見つけた転職活動のポイントをまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。
- 本記事はこんな方におすすめです!
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- 30代でキャリアチェンジを考えている方
- 転職エージェントを利用しようか悩んでいる方
- 自分に合った職場を探している方
なお、今回のようなキャリアサポートはどなたでも受けられます! 気になる方はぜひ無料の会員登録へお進みください!
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人物紹介:小澤さん 音楽系専門学校卒業後、就職活動の過程でWeb制作に興味を持ち、職業訓練校でWebデザインを学習。アルバイトから実務をスタートし、画像の切り抜きからLP制作まで幅広く経験を積む。その後、正社員として複数の制作会社でWebデザイナーとして活躍し、デザインとコーディングの両面でスキルを磨く。34歳でUI/UXデザイナーへとキャリアチェンジを果たし、現在は急成長中のスタートアップ企業Copiaでプロダクト開発の最前線に立つ。 |
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音楽からWebデザインへ──0から1を生み出すことへの情熱
――まず、これまでのキャリアについて教えてください。音楽系の専門学校からWebデザイナーへという、ユニークな経歴ですね。

はい。もともと音楽系の専門学校で作曲を勉強していました。学生時代からずっと作曲家を目指していたんです。ただ、卒業する時期がちょうどソーシャルゲームが流行る前で、音楽系の求人が大手のゲーム会社くらいしかなく、かなり厳しい状況でした。
就職活動をしている中で、求人サイトなどのWebサイトを見ていて、「これってどういう仕組みでできているんだろう」と単純に興味を持ったんです。今から勉強したら需要があるんじゃないかと思って、職業訓練校でWebデザインを学ぶことにしました。
――音楽からまったく違う分野への転換は、勇気が必要だったのではないでしょうか?
振り返ると数年間は波瀾万丈でしたね。専門学校を卒業してから音楽系の仕事に就けず、そこからWeb制作を勉強してシフトチェンジしたので。
ただ、何かを作り出すことに興味があり、好きだったという点は共通していました。作曲もゼロから1を作り出すものですし、デザインも同じですよね。今携わっているプロダクト開発も、0から1、1から10を作り出していくものなので、学生時代からずっと共通している部分だと感じています。
――実務はどのようにスタートされたのですか?
職業訓練校を卒業後、まずはアルバイトでもいいから給与が低くてもいいので関われるところを探して就職しました。最初は画像の切り抜きから始めて、徐々に実力が認められてLP制作の案件ももらえるようになりました。2、3ヶ月くらいで携わらせてもらえたので、意外と早かったですね。
飲み込みは良いほうだったので、デザイン系のスキルや知識をスピーディーに身につけることができたと思います。
――そのアルバイト先にはどのくらいいらっしゃったんですか?
4年くらいですね。結構長かったです。アパレルやブランド系の商品を扱っている会社だったので、そこでWebデザインの基礎をしっかりと学ぶことができました。
「チームで目標に向かって頑張れる場所」を求めて
――その後、正社員として転職されるわけですが、転職を決めた理由は何だったのでしょうか?
やはりアルバイトから正社員としてステップアップしたいという思いが強かったですね。それと、もともとアルバイトしていたところがブランド系の企業だったので、似たような仕事がありそうな会社を探していました。
その後も、キャリアアップやもっと自分に合った職場を探すという目的で、複数の企業を経験しました。
――「自分に合った」というのは、具体的にどういう点を重視されていたのでしょうか?
職場のカルチャーや会社の文化、メンバーとの相性を気にする傾向がありました。チームのメンバーとどれくらい全力で頑張れるか、会社の一つの目標に向かって頑張っていけるような環境を探していたんです。
一人で頑張るのではなく、チームでやっぱり会社の目標に向かって頑張っていける場所。それを探していった結果が今の会社なんです。今働いてみて、ようやく自分が何を求めていたのかがハッキリした感じがしますね。
――まさに集大成の転職だったんですね。
そうですね。今回の転職が最後の集大成みたいな感じになっています。
LIGエージェントを選んだ理由
――今回、LIGエージェントを選んでいただいたポイントを教えてください。

LIGさんの名前を知っていたというのが大きかったです。Web制作についていろいろリサーチする中で、LIGさんのサイトや名前はよく聞いていましたし、私自身もWebサイトをよく見ていました。
それが転職エージェントサービスをやっているということを知って、安心して任せられそうだなと思って応募したんです。「Webデザイナー 転職」で調べていたときに見つけました。
――サポート面でとくに役立ったポイントを教えてください。
ポートフォリオ制作のアドバイスがとても役に立ちました。具体的には、他の方のポートフォリオを参考として共有していただいたんです。そういう機会ってなかなかないじゃないですか。自分が採用する側に立たないと、他の人のポートフォリオを見る機会はないと思うので。
それを参考にして自身のポートフォリオを作れたのが本当に助かりました。
――ポートフォリオ以外ではいかがでしたか?
面接のフィードバックをいただけたのがすごく参考になりましたね。面接練習もしましたし、面接後のフィードバックを参考に改善点や意識することを考えたりして。それがなかったらおそらくうまく転職活動できていなかったと正直思うぐらい、とても役に立ちました。
残念ながらご縁がなかった企業もある中で、フィードバックをしっかりいただけたので、それを次の面接に活かすことができました。
――他の転職エージェントと比べて、LIGエージェントの特徴はどう感じましたか?
LIGさんはWeb制作の開発状況や今のWeb制作の現場について、皆さんがよくご存じだと思うので、その辺の実態がわかっているという安心感がありましたね。
それと、面談を通して自分の知らなかった強みや、あまり自信が持てなかったところを改めて再発見させてもらえました。自分の強みは何か、弱みは何かが転職活動を通じて整理できたので、それも助かりました。普段仕事をしているだけでは、気付けないことだと思うので。
34歳の転職。カルチャーマッチの重要性
――転職活動を始めるにあたって、不安なポイントはありましたか?
やはり年齢の壁は感じましたね。年齢で弾かれてしまったり、求められるスキルのレベルがこの年齢だと高めだったりして、勇気がいるところは正直ありました。ただ、後悔はしていないですね。
――面接ではどのような点をアピールされましたか?
多様な経験と、変化の激しい環境でパフォーマンスを発揮できることをアピールしました。それが今のCopiaさんにガッチリハマって、即OKをいただけたのでちょっとびっくりしましたね。
――面接時の印象を詳しく教えていただけますか?
すごく掘り下げて質問をしてくださったり、最終面接の前には緊張をほぐすような雑談の時間を設けてくださったりしたんです。
「緊張してますよね」と声をかけていただいたり、働いたあとのイメージをいろいろ教えていただいて、そこで安心感を得ました。働いてからのことも考えてくれているんだなということがすごくわかって。
Copiaさんのカルチャーによって育てられたメンバーの皆さんが本当に素晴らしいと感じましたね。
転職後の今、コーディング経験がUI/UXデザインで活きる
――実際に働いてみて、面接時の印象は変わりませんでしたか?
働いてみても、ここまでみんなが方向性をまとめて動いている会社ってほぼほぼないんじゃないかなというぐらいですね。チームの雰囲気もめちゃくちゃ良いですし明るいですし、すごく皆さん頑張っていらっしゃいます。
――チャレンジングな環境だと思いますが、いかがですか?
常に刺激を受けながら頑張っています。もちろん大変なこともあるんですけど、自分自身の成長にかなりつながっていると感じますし、毎日があっという間ですね。新しい仕事についてからは本当に一瞬です。
――前職での経験を活かせているポイントはありますか?
現職ではコーディングをすることはないんですが、ミーティングや打ち合わせで、エンジニアさんと密に仕様の確認をすることがあります。コーディング経験があるおかげで、UI/UXデザインの際も実装を意識した設計ができますし、注釈やメモで仕様を整理しながらデザインを進められるので、スムーズに連携できていると感じています。
――エンジニアの方からの反応はいかがですか?
「コーディングのことも考えてデザインしてくださっているので助かっています」という声をいただいていて、良かったなと思います。
それと、工数を考えられるというところも強いですね。デザインをしたときに、エンジニアがここを実装するのにだいたいどれくらいかかるのかが予想できる。今の納期までに間に合わないから、これは難しいかなというのもなんとなく察して調整できるというのは良いところだと思います。
――前職での経験が意外な形で役に立っているなと思うところはありますか?
0から1でプロダクト開発をする経験が生きていますね。0から1の開発では仕様が決まっていないことが多いので、それを放置せず、関係各所に確認しながら一つひとつ固めていく必要があるんです。その経験がかなり役に立っています。
――具体的にはどういうことでしょうか?
優先順位ですね。「ここはまだ決めなくてもいいところだな」というのがある程度見越してわかってくるんです。一度経験しないとそれがわからなくて、すべて決めないと進められないような気がしてしまうんですが、実際にやってみると「ここは後回しにしても問題ない」というのが感覚的にわかってくるんです。
たとえば、エンジニアさんとデータベース設計などは最初に決めておかないとあとから調整が難しくなるので、そういった部分は早めにこまめに確定させるようにする。一方で、デザイン上のところはあとからでも変更が効くので一旦後回しにするといった感じで、優先順位を決められるのが良いと思いました。
将来はマネジメント職へ「おせっかい」を強みに変える
――今後どのようなキャリアを発展させていきたいですか?

将来的にはメンバーをマネジメントしていく立場に立てたらいいなと思っています。
私、ちょっとおせっかいな部分があって、人がやっていることが気になっちゃうタイプなんです。それをうまく活かして、みんなの仕事をより効率よく回したりする立場になれたらいいなと思っています。
――いい意味でのおせっかいですね。最後に、同じように転職を考えている方へアドバイスをお願いします。
この年代で転職を考えるとき、年齢を壁に感じて踏み出せない人も多いと思うんです。「どうしようかな。でもこの年齢だしな」と。でも、少し勇気を出して、一度転職にチャレンジしてみるのは良いんじゃないかなと思います。
もちろんキャリアアップしたいという思いもあったんですが、今回の転職では報酬アップも大きな目的でした。実際にそれが叶って、予想以上に年収が上がりました。その分の仕事、それ以上の働きをしなければと思って、全力で取り組んでいるので、良い相乗効果が生まれているかなと感じています。
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担当キャリアデザイナー大澤のコメント小澤さんは34歳という年齢に不安を感じながらも、これまでのキャリアで培ってきた経験を最大限に活かし「UI/UXデザイナーとしてプロダクト開発の最前線で活躍する」という転身を実現されました。
コーディング経験を持つデザイナーとしての希少性、0から1を作り出すことへの情熱、そしてチームで目標に向かう姿勢が、Copiaで高く評価されました。 小澤さんとの面談では、ご自身でも気づいていなかった強みを一緒に言語化し、それをポートフォリオや面接でしっかりとアピールできるようサポートさせていただきました。面接後のフィードバックを真摯に受け止め、次に活かしていく姿勢も素晴らしかったです。 転職後も「楽しい」と言っていただけることが、私たちにとって何よりの喜びです。30代での転職に不安を感じている方こそ、これまでの経験を強みに変えられる可能性があります。ぜひ一度ご相談ください。 |
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さいごに
クリエイター求人は年々増加傾向にあり、「どの企業で自分がもっとも活躍できるのか」「自分のスキルや経験が活かせる職場はどこなのか」ますますわからなくなってしまう方も多いのではないでしょうか?
私たちLIGエージェントでは、多くの企業様と密に連携を取り、求人情報を熟知したうえで、一人ひとりに最適な求人をご紹介しております。
また、Web制作会社LIGだからこそ提供できる強みがあります。実際にクリエイターの採用・育成に携わってきた経験を活かしたアドバイスと、個々の適性や希望に合わせたキャリアサポートを組み合わせて、みなさまの理想のキャリアをデザインさせていただきます。
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