- 新卒ブログとは?
- 2024年4月に新卒入社したLIGメンバーが、日々の学びや気づきを綴るブログです。彼らがふだんどんなことを学んでいるのか、気軽にのぞいてみてください。
こんにちは。テクニカルディレクターの山﨑です。
早いもので、入社してから一年が経過しようとしています。
振り返れば、ほとんどの案件でCody(フィリピン・セブにあるLIGの子会社)のエンジニアチームと協働しながら案件の進行をしていました。
海外のエンジニアとコミュニケーションを取ることは想像以上に難しく、設計書や仕様書を作るうえで自分の思うように伝わらないことや気を付けなければならないことを多く学びました。
今回は自分が一年間で学んだ海外エンジニアとコミュニケーションを取るコツをまとめたいと思います。
目次
海外エンジニアとのコミュニケーションのコツ
表現の揺れに注意
設計書を作るときは一度日本語で作成してから英語に翻訳しています。その中で同じ単語がたくさん出てくることになりますが、ChatGPTやGoogle翻訳などを使用し翻訳する際、さまざまな単語に変換されてしまうことがあります。
たとえば「修正する」という意味の英単語は、fix(問題の解決)、modify(内容の変更)、correct(誤りの訂正)、adjust(微調整)などいくつもあり、ニュアンスも少しずつ異なります。一つの設計書内で複数の同じ意味の単語が使われていると、読みにくくなってしまいます。
この表現の揺れは文章の理解を妨げる原因になるので、翻訳アプリなどを使用した際には、とくに気をつけています。
納期は詳細に伝える
納期は必ず伝えるようにしていますが、日付だけでなく時間まで伝えた方が正確です。
たとえば、1月1日までに実装してくださいと言われたときに、12月31日の23時59分までなのか、1月1日の23時59分までなのか人によって感覚が違うので、認識の齟齬を起こさないために時間まで伝えています。
また、エンジニアに伝える納期は2日くらい余裕を持って伝えています。エラーやフィードバックがあると想定より実装に時間がかかることがあり、そのバッファとして2日見積もるようにしています。
進捗の把握は毎日行う
海外エンジニアに限らず、リモートで作業している人の進捗を把握することは難しいので、毎日決まった時間に進捗を確認するようにしています。設計書の作成前にエンジニアに調査をお願いすることもありますが、調査が難航することも少なくありません。
なので、エンジニアにタスクがあるときは、どこまで進んでいて、いつ頃完成するのか報告してもらいます。逆も然りで自分にボールがあるときは、今どんな状況なのか共有することでサポートを受けることができたりするので、デメリットはありません。
言葉足らずに注意
日本語の文章をそのまま翻訳すると、目的語や主語が抜けがちです。日本語であればある程度抜けていても文脈から伝わることが多いのですが、英語になった途端に意味不明になってしまうことがあります。
翻訳した英文を、日本語を忘れた状態で読み直し、単語の抜け漏れがないか確認するようにしています。とくに以下のような点に注意が必要です。
- 主語が正しいか確認(「I」が「You」になってしまっていないかなど)
- 指示代名詞(this, that, it)が何を指しているのか明確にする
ミーティングを躊躇わない
テキストだけだと伝わらないことはよくあることで、伝わらないなと思ったらすぐにミーティングを組むほうが基本的には早いです。
英語でミーティングとなるとできるか不安で躊躇いがちですが、LIGの場合は通訳してくれるブリッジディレクターがいるので安心です。通訳は、ジャンさん、せーこさん、いなっちさんにお願いしています。いつもありがとうございます!
ただ、Codyと都合を合わせたり、通訳してくれる人に要件を説明したりする時間が必要になります。案件の納期や規模に合わせて調整することを心がけています。
画像を積極的に活用する
言語の壁を越えるためには、テキストだけでなく視覚的な資料が非常に効果的です。とくに設計書やワイヤーフレーム、フローチャートなどを活用することで、言葉では伝わりにくい概念も明確に伝えることができます。
「ノンネイティブ向け」の英語に訳してもらう
こちらのティップスは、セブへLIGブログ(自社メディア)の改修依頼をする機会の多い、インハウスデザイナーのまっつーさんに教えていただきました。
フィリピン人は英語が得意とはいえ、ネイティブスピーカーの方は意外に少ないそう。そこで、AIに翻訳してもらう際にプロンプトに「ノンネイティブ向け」と一言添えているそうです。
Before
The current deadline is set for this Thursday, but would that be okay? I can push it to Friday if needed. Please let me know if the timing is too tight.
Also, I created the main visual yesterday and uploaded it to Figma. We’re currently checking internally if this design is acceptable
After
Is Thursday’s deadline this week okay? I can move it to Friday if needed. Please tell me if you need more time.
Also, I made the main visual yesterday and put it on Figma. Our team is now checking if this design is okay.
上記のように、簡単な単語や文法だけで文章を作ってくれるので、読む負担もぐんと減ります。
テンションや雰囲気作りが大切
こちらも「英語コミュニケーションはテンションだけで乗り越えている」というまっつーさんに教えていただきました。
海外コミュニケーションでは、英語の綺麗さよりもテンション・雰囲気作りのほうが大事なんだそうです。
- 絵文字をつける
- 明るい雰囲気を保つ
- 「Wooooow!!!! You are amazing!!!!」くらいのオーバーリアクション(ただし関係性が構築できてから)
あとは当然ですが、無理なお願いをしたり、修正が続いているときは、労いの言葉を添えるのも忘れてはいけません。
まとめ
今回は海外のエンジニアと協働することで学んだことについてまとめました。
国や文化を超えて共通する基本的なコミュニケーションの原則が多くあることがわかりました。しかし、日本語を英語にした途端に伝わらなくなることはよくあるので、今回のまとめをさらに徹底することを今後も続けていきたいなと思います。
- 日本・フィリピン・ベトナムでの活躍チャンス
- 最先端技術と多言語環境での成長
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