今日からはじめるJava Silver〜資格選び・勉強計画編〜

今日からはじめるJava Silver〜資格選び・勉強計画編〜

Shota Yamazaki

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新卒ブログとは?
2024年4月に新卒入社したLIGメンバーが、日々の学びや気づきを綴るブログです。彼らがふだんどんなことを学んでいるのか、気軽にのぞいてみてください。

こんにちは。テクニカルディレクターの山﨑です。

将来的に案件で使用する予定のJava言語を習得するために、資格取得に挑戦することを決めました。

そこで自分が資格を取得するまでの期間、LIGブログに勉強記録を残していこうと思います。

今回は勉強準備編として、Java Silver資格の取得を決意してから勉強を始めるまでに自分が調べたこと、購入した書籍などをまとめます。

同じ資格でなくても、資格勉強の参考にしていただけると幸いです。

なぜ資格を取得しようと思ったのか

勉強を始めるきっかけは、参画している案件において「いずれJavaを使うことになる」という話を聞いたことでした。1年ほど先の話ですが……。

入社して半年以上経ちましたが、仕事でプログラムを触る機会はほとんどなく、何でもいいから得意な言語をひとつくらい持っておきたいと思っていました。そのタイミングでのJavaの話だったので、遅れをとるわけにはいかないという思いで勉強を始めることに。

資格の取得については勉強したことを証明するために挑戦するくらいの気持ちです。知識があっても実際に使いこなすことができなければ何も役立ちませんから。

案件でJavaが使われるときには使い方もマスターしているつもりです!

Javaはどんな言語?将来性は?

「Javaを今から勉強して案件以外に需要があるのか?」「ひとつの案件のために勉強する価値はあるのか?」そんな疑問を持ったので、Javaの特徴と将来性について調べました。

歴史が長く世界中で使われている Javaは国内外問わず人気があり、多くのシステム開発に用いられている。1990年代に開発され、その歴史の長さから、参考となる情報が見つかりやすいことも魅力。
オブジェクト指向プログラミング 大規模な開発をするときに重宝されるオブジェクト指向プログラミングが採用されている。コードの保守性や再利用性が向上する。
Androidアプリケーション開発の公式言語 ほとんどのAndroidアプリがJavaの搭載されたAndroid Studioで開発されている。Androidはスマートフォンユーザーの7割ほどを占めいていることからも需要があることがわかる。
デスクトップアプリケーション開発 デスクトップアプリケーション開発ができる。さらに、同じプログラムをいろいろな環境で動かすことができ、Windows・mac・Linuxといった異なるOSに対応したアプリケーションを比較的容易に開発可能。
Webアプリケーション開発 Webアプリケーションに必要なサーバーやデータベースとの連携機能や、開発をサポートするライブラリやフレームワークが豊富にある。

AIの技術進化や代替言語と呼ばれる他言語の台頭もあり、Javaの歴史の長さを考えると、他の言語に置き換えられる可能性は少なからずあります。

それでもグローバルな視点で見れば将来的にも需要は高く、プログラミングの根本的な概念が詰まっている(らしい)のでJavaを勉強する価値はあると思いました。

Javaの資格の種類を調べた

まずどんな種類の資格があるのか調べてみました。基本情報技術者試験など、試験問題の一部がJavaになっているような試験もいくつかあるようですが、今回はJavaのスキル証明ができるものをまとめます。

各レベル どんな試験?
Oracle認定Javaプログラマ ・Bronze
・Silver
・Gold
Javaの開発元であるOracle社が認定する試験で、Java資格の中でももっとも認知度が高い。世界中でその価値が認められている。
Java™プログラミング能力認定試験 ・3級
・2級
・1級
適切なコーディングなどのプログラミング能力が問われる試験。1級では実技試験が導入されている。
Android™技術者認定試験 ・アプリケーション技術者認定試験
・プラットフォーム技術者認定試験
Android OS上のアプリケーションまたはプラットフォームに関する知識と技術が問われる試験。

Oracle認定JavaプログラマSilver試験に決定!

今回はOracle認定JavaプログラマSilverを受験することにした(GoldはSilver合格者のみ受験可能)ので、試験の詳細について調べてみました。

開発元であるOracle社の試験だけあって、Javaのバージョン更新があるとそれに伴って試験内容も変更されているようです。最新バージョン(Silver SE 17)の試験を受けたいため、旧バージョン(Silver SE 11)と比較して概要をまとめます。

Silver SE 17 Silver SE 11
試験日 通年 通年
試験時間 90分 180分
出題形式 選択問題 選択問題
問題数 60問 80問
合格ライン 65% 63%

試験時間が大幅に短くなったことは嬉しいですが、旧バージョンでは1問あたり2分15秒のペースで良かったところ、最新バージョンでは1問あたり1分30秒のペースで解かないといけなくなりました。

合格ラインも上がっていることから早さと正確さが求められることがわかります。また、選択問題形式なのでコードを書く練習よりも、読む練習を多くしたほうが良さそうです。

参考:Java SE 17 Programmer I (1Z0-825-JPN) 試験 | Oracle University | Oracle 日本
Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 試験 | Oracle University | Oracle 日本

購入した書籍

『JavaプログラマSilver SE17』

まず紫本と呼ばれる『JavaプログラマSilver SE17』を購入しました。

こちらはSilver試験対策の参考書として購入して、この本だけで合格を目指そうと思っていました。

しかしJavaの知識が皆無の自分にとって最初のページからよくわかりませんでした……。ネットで口コミを見る限り自分でも大丈夫そうだと思っていましたが、ある程度Javaの知識がある方向けだと思います。「クラス」や「JDK」と聞いてピンとこないと読み進めるのは難しそうです。

『Java[完全]入門』

ある程度基礎を固めなければと思い、2冊目に『Java[完全]入門』を購入しました。

こちらは試験対策用の本ではなく、Javaの勉強を始める初学者用の本です。基礎編と実践編で分かれており、手を動かしながら学ぶことができます。

Javaの特徴やプログラムが動く仕組みから解説してくれているのでとても読みやすく感じました。まずはこちらの書籍から勉強します。

試験日までのざっくりスケジュール

Java Silverの試験は通年で受験することができるため、テストセンターが営業している日ならいつでも受験することができますが、勉強のモチベーションを保つためにもスケジュールを立てます。

きっちりとスケジュールを立てると、それどおりにできなかったときにやる気がなくなるので、ざっくり立てるのが私流です。

  • 12月20日 書籍購入、勉強スタート
  • 〜12月27日 Java完全入門1周
  • 〜1月5日 紫本1周
  • 〜1月末 手を動かしながら紫本1周
  • 〜2月末 ひたすら問題集を解く
  • 3月上旬 試験

まとめ

今回は勉強準備編として、自分が何を調べてから試験勉強に取り掛かったのかをまとめました。

Javaの試験に限らず、試験勉強のお役に立てれば幸いです。資格はいくつか持っていますが、プログラミング言語の試験は初めての試みになるので楽しみです。試験予定の3月まで勉強頑張ります。

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Shota Yamazaki
Shota Yamazaki Technology / Technical Director / 山﨑 翔太

大手IT企業のWebサイト運営に関するディレクション業務を担当。AIやアプリ開発など、情報数学を含むIT関連の幅広い分野に精通。山形大学でデータサイエンスの学位を取得後、LIGに入社。

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