会社で一番の功労者だった手書き帳票(貴婦人)の送別会をしてみた

会社で一番の功労者だった手書き帳票(貴婦人)の送別会をしてみた

紳さん

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【登場人物紹介】

ico 手書き帳票ちゃん (てがきちょうひょうちゃん)会社で長年社員を支え、一番の功労者と言われる手書き帳票。手書き帳票という概念であったが、送別会のために1日だけ神様から人間の体を授かった結果、中世の貴婦人に。
ico 箱崎(はこざき)会社のいわゆる中間管理職。上からの命令で手書き帳票とお別れすることになり、功労者である手書き帳票の送別会を取り仕切る事となった。
ico 凸森(とつもり)ツッコミ役の社員。彼がいなければ、この会社で横行するボケを取り締まることはできない。どんな状況でも1人だけツッコミを入れることができる鋼のメンタルを持つ。
ico 目黒(めぐろ)会社で事務として働く女性社員。根は優しい毒舌系女子で、おじさんたちの相手をすることに慣れている。スタバが好き。

【あらすじ】

20XX年。DX化の潮流は首都圏だけでなく、ここ、とある地方の中小企業にも及んでいた。トップからの命令により、社員たちが取り扱う手書き帳票は卒業することに。代わりに現場帳票システムの導入が決まったのだ。

長年、会社を支えてきた礎とも言える、独自のフォーマットの手書き帳票の数々。別れを惜しむあまり「手書き帳票の送別会」が開催されることとなった。

「……手書き帳票の送別会ってなに? どういうこと?」

凸森が1人だけツッコミを入れる中、会社内でこじんまりとした手書き帳票の送別会が始まった。

想い想いに手書き帳票への愛を語る一同。

そのとき……突如、会場はまばゆい光に包まれる。

そこには、いつの間にか見たことがない貴婦人が姿を現していた。

「私を、手書き帳票を愛してくれてありがとうございます」

自らを「手書き帳票」と名乗る謎の貴婦人が社員たちの前に現れたのであった。

この記事は「i-Reporter」の 提供でお送りします。

箱崎:手書き帳票という概念が人間の姿になったということか? それにしても麗しい姿だ。

手書き帳票ちゃん:はい。神様が1日だけ、私にこの体を授けてくれたようです。

箱崎:(なんて可愛いんだ……。神様グッジョブすぎるだろ……。)

目黒:なんかコスプレみたいだけど、イケてますね。手書き帳票ちゃんって呼んでいいですか?

凸森:みんな、受け入れるの早くない!? こんなファンタジーありなの? 手書き帳票が人間の姿に、って言われてもさあ……。だいたい、なんで中世ヨーロッパの貴族の姿なの?

目黒:帳票といえば、はるか昔から使われているツールですからね。時代背景的には合ってると思いますよ。

凸森:そういう問題?

箱崎:ふふふ。長年会社を支えてくれた仲間が駆けつけてくれたんだ。そして、今日は手書き帳票ちゃんが主役の送別会だからな。ほら、一緒に乾杯しよう。

「「「手書き帳票ちゃん、長い間お疲れさまでした! 乾杯〜!!」」」

目黒:手書き帳票ちゃんってお寿司とか食べる?

手書き帳票ちゃん:わあ、美味しそう。いただきます。

凸森:(食べるんだ……)

箱崎:それにしても、我が社の手書き帳票には色んな思い出があるなぁ。みんなで試行錯誤して、色々と試した結果、今のフォーマットに落ち着いたんだ。

凸森:社員たちが使いやすいように改良に改良を重ねて、今の形になってるんですね。帳票はウチみたいな生産管理の会社には欠かせないわけですから。初期の頃のフォーマットも見てみたいなぁ。

手書き帳票ちゃん:初期のものも会社の倉庫に保管しておりますわ。良かったら、見に行ってくださいね。

目黒:手書き帳票の変遷は会社の歴史みたいなものですよね。

凸森:感慨深いものがあるね〜。

箱崎:いつだったか、日報とか点検表の文字が宇宙人の書く言葉みたいになってね……

箱崎:あれはラテン語っていうのかな。読めるようになるまで、苦労したよ。

凸森:単に字が汚すぎて読みづらいだけじゃん! しかも、なんかこぼしたでしょ、この紙。

手書き帳票ちゃん:手書きなのでどうしても、たまに読みづらい字ってありますよね。飲みものをこぼす方もいらっしゃいますし。

箱崎:そうだね。いろんな人が書いてるからね。

凸森:ここまで読めない字を書く人は珍しいですけどね。誰が書いたんだ。

目黒:帳票記入って毎日やっているから、だんだん雑に殴り書きになって読みづらいんですよね〜。特に箱崎さんの文字とかね。

箱崎:おやおや目黒ちゃん、ここで私をディスるのかい。文字ハラですよ?

手書き帳票ちゃん:うふふふ。丁寧な字で読めるように書いてくださいね。

箱崎:そういう目黒ちゃんだって、日報にキャラメルハニークリームフラペチーノをこぼして読めなくしたことあったよね。

目黒:コットンで拭いたんですけどね。悪化する一方でしたね。

手書き帳票ちゃん:キャラメルハニークリームフラペチーノと言いますのね、あの飲みものは。ぜひ、もう一度味わいたいですわ。

凸森:飲めたんだ。全身で味わうみたいな感覚なのか、それ。

手書き帳票ちゃん:いえ、たまたま口に入ったんです。

凸森:手書き帳票の口、どこよ。

箱崎:手書き帳票ちゃん、今度一緒にスタバ行こうね。おじさん、なんでも奢ってあげるからね。

目黒:箱崎さんはそろそろ黙りましょうね。

目黒:あと、誰かが連れてきたペットのミニヤギに帳票が喰われたこともありましたね。

手書き帳票ちゃん:帳票もヤギからすれば、ただの食糧ですものね。普通はヤギの届くところに紙を置きませんことよ。

箱崎:おじさん、ヤギじゃないけど手書き帳票ちゃんなら何枚でも食べることができるよ。

凸森:ヤギを職場に連れてきたやばいやつが他にいるんですね。会社に戻ったら探します。

「手書き帳票ってちょっと大変かも?」と思った方はこちら

手書き帳票ちゃん:……皆さんとの思い出は楽しいものばかり。なんだかお別れするのが寂しくなってきました。

凸森:たしかに字が読めなかったり、汚れたり、ヤギに食べられてなくなったりすることもあったけど、どれもいい思い出になっているのかも……。

手書き帳票ちゃん:最後に送別会を開いてくれて本当にありがとうございます。

手書き帳票ちゃん:……グスン。

凸森:……グスンって口に出す人、初めてみたかも。

目黒:寂しくなりますねぇ。

箱崎:………。

箱崎:……なぁ、みんな。もう一度、上に掛け合ってみようか。会社には手書き帳票がまだまだ必要なんじゃないか。DXだなんだとはいうけれど、アナログの方が良いこともあるだろう?

目黒:う〜ん、そうですね。私も手書き帳票には慣れているし、このままの方が仕事もスムーズにいきそうな気はしますよね。

箱崎:(それに、手書き帳票ちゃんを残すことになったら、あの姿で一緒に働いてくれるかもしれないし。もし紙の姿に戻ったとしても、私は断然、推せる。)

目黒:なんか、新しいものに乗り換えるのって抵抗ありますよね。明日から導入する電子帳票システムって「i-Reporter」(アイ レポーター)っていう名前でしたっけ。操作とかイチから覚えないといけないんですよね?

凸森:会社が試行錯誤を重ねて作り上げたフォーマットを、電子帳簿で100%再現するのは難しいだろうね。新しいフォーマットに慣れるまで、時間がかかるんだろうなぁ。

箱崎:手書き帳票ちゃん! やっぱり会社にいてくれないか。上にはこれからも手書き帳票を使いたいと、ちゃんと話をするから!

手書き帳票ちゃん:……え?

目黒:女の子の仲間が増えたら私も嬉しいし。

凸森:そうですね。やっぱり手書き帳票のままの方がいいかもしれない。

箱崎:これからもずっと、手書き帳票のままでいよう!

手書き帳票ちゃん:……みなさん。

ガタッ

手書き帳票ちゃん:思い違いも甚だしいですわ!!

箱崎:え?

目黒:はなはだ? ってどういう意味?

凸森:怖っ……。急になによ、手書き帳票ちゃん?

手書き帳票ちゃん:プンプン。

凸森:……プンプンって口に出す人も初めてみたわ。

目黒:手書き帳票ちゃん、怒ってる?

箱崎:なにをそんなに怒っているのかな、手書き帳票ちゃん。

手書き帳票ちゃん:i-Reporterは、みなさんが思っているようなものじゃありませんわ。i-Reporter = 手書き帳票なの。Do you アンダスタン?

凸森:まったくわかりませんけれども……。

手書き帳票ちゃん:i-Reporterは、今まで使ってきた日報とか点検表とか、そういった毎日使っている帳票のフォーマットを一切、変えることなくそのまま使えるということをお見知り置き下さい。

箱崎:どういうこと? 今の紙のフォーマットを取り込んで、そのままの状態で使えるってことを言ってるの?

手書き帳票ちゃん:いかにもそうです。

目黒:……ふ〜ん? でもさ、i-Reporterって結局はスマホとかタブレットで電子入力するわけでしょ? 手書きみたいにメモも残せないし、絵も描けないですよね?

手書き帳票ちゃん:いざとなれば、フリードローイングで紙と同じように画面に手書きで書き込めます。思いのままに、意のままに。

目黒:えっ、そうなんだ? めっちゃ便利っぽいね?

凸森:もし、本当に手書きの紙と同じフォーマットで、そのまま電子帳票化できるんだとしたら、現場の担当者にも以前と同じ感覚で使ってもらえる。相当に便利だな。

凸森:(それにしても、なんで手書き帳票ちゃんはi-Reporterにこんなに詳しいんだ?)

箱崎:おい、凸森ぃ……!! i-Reporterとやらの便利さを認めてしまったら、手書き帳票ちゃんに残ってもらえなくなるだろうが!!

目黒:落ちつきなよ、箱崎さん。……もしスムーズにi-Reporterが導入できたとすれば、作業効率は大幅にアップするかもしれないし。場所を選ばず、アプリを介してデータの入力ができるということは紙を移動させたり保管する必要もないんだしさ。

手書き帳票ちゃん:その通りですわ。新しいものを何でもかんでも疑うより、まずは飛び込んでみること。中世ヨーロッパではみんな、そうして発展してきましたのよ。

箱崎:うぐぐ。中世ヨーロッパがそうなら、日本でもそうした方が良いか……。

目黒:(なんなの、このおっさん)

箱崎:たしかに電子データなら、うちで使っている他の設備とかアプリとかシステムと連携することも簡単にできるだろうし……。良いことづくめなのかもな……。

凸森:ははは!!! 汚い手書き文字が読めないこともない、飲み物をこぼすこともない、ヤギに喰われることもない。

凸森:永遠に劣化することのない、クラウド型の電子帳票だ。このヤバいやつだらけの会社にピッタリじゃないか!! あははははは!!!

凸森:終わりだ!!! 全部、もう終わりなんだよ!!

凸森:あひゃひゃひゃひゃ〜!!!!!

箱崎:凸森ぃ……貴様だけは絶対に許さないからな。俺が引導を渡してやるよ。

凸森:あひゃひゃひゃひゃ〜!!!!!

目黒:なんなの、こいつら。酒が全身に回って狂ったの?

手書き帳票ちゃん:みなさん、本当は分かっているんですね……電子帳票の便利さを。

手書き帳票ちゃん:そろそろ時間みたい。もう行かなきゃ……。

「皆様もi-Reporterのこと、もっと知りたくて?」

手書き帳票ちゃん:今日の送別会、本当に楽しかったですわ。神様に感謝しないといけませんね。

凸森:……手書き帳票ちゃん。色々あったけど、なんだかんだキミのおかげで現場は回っていた。今の会社があるのはキミのおかげだ。本当にありがとう。

箱崎:ううっ……本当にいなくなってしまうのかい?

目黒:手書き帳票ちゃん、最後にインスタ交換しようよ。今、QR送って!

手書き帳票ちゃん:うふふふ。目黒さん、その必要はありませんわ。

目黒:え? それっていったい……?

箱崎:手書き帳票ちゃん……嫌だよ、おじさん、まだお別れしたくないよ。

手書き帳票ちゃん:箱崎さん。そんなに私のことを想っていただいて、ありがとうございます。i-Reporterのことも、私と同じように愛してくださいね……。

箱崎:ううっ……わかったよ、約束するよ。

スゥー……

手書き帳票ちゃん:Sa Yo  Na  Ra ……。

箱崎:手書き帳票ちゃあああああああん!!!

凸森:……最後、globeの名曲みたいな感じで消えていきましたね。

目黒:手書き帳票ちゃんの分まで、わたしたちもi-Reporterをちゃんと使えるように頑張らないとね。

箱崎:……。手書き帳票ちゃんのいない世界なんて……。

凸森:そういえば、目黒さん。今日はi-Reporterのレクチャーをしてくれる担当者も呼んだんですよね? まだ来てないようですが。

目黒:あ、そういえば。商談のときにインスタ交換したから、DMしてみます。

凸森:君はなんでもかんでもインスタに頼りすぎだ。

箱崎:……うわぁ〜ん!!!! 納得いかない〜!!!!

凸森:今日の箱崎さんは荒れているな。こんなに荒れるのはSMAPが解散したときと『笑っていいとも!』が終わったとき以来だ。

目黒:納得いかないことがあると荒れるんですね。子どもみたいな人。

箱崎:……ちくしょう。ちくしょう。

凸森:いい加減、大人になりましょうよ。箱崎さん。

目黒:え〜と、i-Reporterの担当のインスタは……。

目黒:(あれ? i-Reporter担当者のインスタアカウント……このアイコンの顔って……。) 

コツ…… コツ……

???:失礼します。目黒さんから先程メッセージをいただきまして……。

受付社員:あー、少々お待ちください。目黒さーん!

目黒: はーい!

……うわぁ。そういうことか。

???:今日から、よろしくお願いしますね。

目黒:OK。それじゃあ今からは歓迎会ということで、なに飲む?

???:……キャラメルハニークリームフラペチーノで。

目黒:気に入ったんだね、それ。

-完-

手書き帳票をそのまま電子化! i-Reporterとは?

i-Reporterは、使い慣れたエクセル帳票や手書きフォーマットの帳票を、そのままデジタル化できる現場帳票の電子化システムです。これまでどおりのレイアウトのまま電子化できるので、見やすさや使いやすさは変わりません。さらに、豊富な機能を入れ込んだ現場帳票を作成でき、圧倒的に進化した機能でみなさんの業務効率化をサポートします。

主な特徴は下記の通りです。

①手書き→デジタルにそのまま移行できるから現場への操作説明が不要!

いままで使い慣れた、現場ノウハウの詰まった紙帳票。「電子化なんて現場にも受け入れてもらえないだろう」と諦めている会社も多いのでは。

i-Reporterなら、手書き帳票のレイアウトをそのまま電子帳票に置き換えることができます。帳票が変わらないので現場の方も直感的に理解することができ、導入が簡単です。

②電子帳票の作成はノーコードだから現場主体で改善が進む!

「でも電子帳票を作るためには、専門的な知識が必要なのでは?」と悩む方もご安心を。i-Reporterはノーコードで作成、修正ができるのでプログラミング知識が無い⽅でも簡単に使用できます。

入力画面の作成やデジタルインプットの実装を内製化できるので、現場改善の速度が大幅アップします! 現場ではタブレットやスマートフォンの専用アプリを使えば、オフラインでも帳票の入力が可能です。

③豊富なデジタルインプットで直感的に入力できる!

チェックボックス 、数値選択、カメラ、録音、バーコードスキャン、など 入力データの種類に応じて直感的に使える専用のデジタルインプットを用意。現場作業者が、負荷なく、間違いなく、簡単に入力できます。

さらに、図面や画像をその場で報告書に登録でき、手書きでメモが残せるフリードロー機能も搭載しています。

④業種を問わず、使い方は無限大!

i-Reporterで実現できることは、この世に存在する手書き帳票の数と同じ。製造業はもちろん、小売、サービス、医療など、日報や点検表が存在するあらゆる業態で使用できます。

標準機能で他システムとデータ連携もできるので、他社が提供するERPパッケージや、自社独自の業務システムとの連携も可能です。

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メディアクリエイターの紳さんです。 商品やサービスの宣伝、PRの為の効果的な企画、マーケティング手法を0ベースから考え、最良な予算の使い方をご提案するような人物に憧れています。 最近、Twitterを始めました。 クライアントに寄り添い、抱える悩みを自分ごとのように消化できるような、そんなクリエイターを目指しなさい、と母に言われて育ちました。

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