『鈴木トメ子展 2022 夏』を開催したらクライアントにめっちゃ怒られました。

『鈴木トメ子展 2022 夏』を開催したらクライアントにめっちゃ怒られました。

Shumpei Suzuki

Shumpei Suzuki

2022年、とある初夏の日。
イチローは、ソニーグループ関連会社であるSoVeC(ソベック)の重松さんより案件相談をいただき、リモートでのMTGに出席していた。 

 

重松さん:…というわけで..ザザ..今回LIGさんには..ザザ..弊社の..新規…ザザッ..サービ…ザザ…ばー..ちゃ…のプライベートショー…をPRして欲しいんです!..ザザ.

イチロー:(ヤバい、熱く語ってるのにWi-Fiが貧弱すぎるて…)えっと…..ザザ…ばーちゃ…のプライベートショー..ザザ…のPR..ザザ…ですね??

重松さん:(ちょっと回線怪しいな)…そうです。…LIGさんには…期待しています…。 信じて大丈夫ですよね?

イチロー:えっと……あの、ハイ! いい感じにやらせていただきまひゅ……お任せください!

重松さん:…..では、企画の方、よろしくお願いしますね。スケジュールが詰まっておりますのでこれにて失礼します。

 

 
〜2週間後、都内某所〜

 

重松さん:「企画の準備ができたので会場までお越しください」って連絡が来たけど、正直何のことか全くわからない……)

重松さん:「鈴木トメ子…? の…展?」マジで何?? 変な汗が出てきた……)

重松さん:お疲れ様ですー……?

イチロー:あ! 重松さん! ようこそいらっしゃいました~~!!

重松さん:ハ??

ばーちゃん:鈴木トメ子でございます。今年で90歳になりました。……サブローが大変お世話になっているそうで……。

イチロー:(サブローは兄貴だよ……!)

ばーちゃん:あらやだ。いつもコジロウ? ゴロー? タクロー……あ! イチローがお世話になっております。

イチロー:(パスワード突破のために総当たり攻撃してくるハッカー?)

重松さん:えーっと……トメ子さん、こんにちは。SoVeCの重松と申します。

イチローさんにはいつもお世話になっております。あの、一瞬だけイチローさんをお借りしてもいいですか?

重松さん:ちょっと、イチローさん!

イチロー:ヘヘ……。 可愛いでしょう……!

重松さん:いや、付き合いたての彼女みたいに言われても……。何がどうなってこうなったんですか……??

イチロー:何って、ご依頼いただいて企画した『ばーちゃんのプライベートショー~鈴木トメ子展~』ですよ! 無理を言ってばーちゃん本人にも来てもらったんですから。

イチロー:さぁ、ばーちゃんにまつわる森羅万象を展示しましたので、心ゆくまでお楽しみください!

早速ツアーに参りましょう! ガイドは私! 孫のイチローが務めまぁす↑↑ ささ、こちらへ……!

重松さん:いや、ちょっ、あの……(完全に何かのスイッチが入ってる……)

 

イチロー:ほら、これなんて良いでしょう? ばーちゃんが作った謎のオブジェです!

ばーちゃん:川の石を積むのに凝っていてね…左の方はまだ若かった(78)から、まだまだなの……! 右は中々でしょう?

重松さん:(何一つわからん……俺は今一体何を見せられてるんだ??)

 

重松さん:うわっ! こういうのも持ってきたんですか……??

イチロー:こちら、ばーちゃん家にある通称「開かずの間」に一体いつから安置されているかわからない市松人形になります。

僕は小さい頃から、お腹が痛い時とかにこの人形を思い浮かべると不思議と楽になるので未だにそうしています。

ばーちゃん:ばーちゃんが子供の頃から、この姿のまま家を見守ってくれているのよ。

重松さん:……不気味だと思ってしまったことに罪悪感が出てきました。

イチロー:まぁでも、最初に見た時はショートカットだったので髪とかは伸びまくってます。

重松さん:(しっかり不気味じゃねーか!)

 




タンス

イチロー:こちらは、ばーちゃんの全てが詰まった箪笥になります!!

重松さん:はぁ……立派な桐箪笥ですね……。

ばーちゃん:これは私の嫁入り道具なんです。さぁ……重松さんも……。

重松さん:「さぁ」とは……??

イチロー:決まってるじゃないですか、重松さんも、これをこうして、こうしたら……。

イチロー:ほら! 立派なばーちゃんコーデの完成です!

重松さん:……トメ子さん、素朴な疑問なのですが、こういう服ってどこで買ってるんです??

ばーちゃん:そりゃぁもちろん……巣鴨の「サンまつみや」よ。

 




重松さん:ここに何やら古いアルバムがありますね……??

イチロー:そちらは、ばーちゃんの生きた痕跡が刻まれたアルバムになります。この年代のばーちゃんのアルバムって中々レアものみたいですよ??

ばーちゃん:これは修学旅行で京都に行った時の集合写真ね……懐かしい。

重松さん:当たり前ですが、70〜80年前の写真なのに歴史的建造物は今と一切変わらない…….!

重松さん:…..江戸時代?……じゃないか。大政奉還が1867年にあって江戸幕府が終わったわけですが……たったの154年……トメ子さんが90歳と考えると、江戸時代って案外最近なんですね……。

ばーちゃん:重松さんね、江戸時代もいいけど、戦時中はもっとすごかったわよ。

私は東京の出身だから、東京大空襲を経験しているの。未だに焼け野原になった池袋の風景を夢で見たりね。ある日、轟音が聞こえて空を見上げると……

 
※読者の皆さんへ。

ばーちゃんは戦争の話を始めると当時にタイムスリップしてしまうので、早送りいたします>>

 



重松さん:ちなみにこれはなんです……??

イチロー:さすが重松さん! お目が高い。こちらの展示は、『人生はひと時の夢』ばーちゃんの90年の人生から編み出された人生訓です!

ばーちゃん:重松さんも、生きていれば大変なことは数えきれないほどあるでしょう?

重松さん:はい、人生に苦労は付きものですね……(今日とか)

ばーちゃん:なんで自分ばかりがこんな目に……なんて思うこともあるけど、そんな時こそ、この言葉を思い出して欲しいの。

人生は、思い返せばあっという間で「ひと時の夢」みたいなもの。

もしあなたが夢の中で、「これは夢だ」と気づいたら、自由に冒険するでしょう? そのくらいの気持ちでいるのが、うまく生きる秘訣なの。

重松さん:ふ……深いな……。

 

ばーちゃん:それでね、この野菜を見て欲しいの。

重松さん:トメ子さんが栽培された野菜なんですね?

ばーちゃん:買うのは簡単な野菜も、自分で育てると奥が深くてね…..。

大きくなるために必要な養分だけを最低限与えてもちゃんと育つのだけれど、そういう作物は、ちょっとのストレスですぐに弱ってしまうの。

だから、野菜にとっては一見必要のない養分も雑多に与えることで、見違えるほど作物は強く美味しくなるの。

……人間も同じね。

重松さん:今日の思いがけない体験も、深いところで私の糧になるわけですね…….。

 

ばーちゃん:食べ物ついでに、大事に一年間漬けてある梅干しもあるのよ。

重松さん:(マジでなんでも展示してあるな……) お〜、綺麗に仕上がってますね。

イチロー:僕、実は梅干しは食べられないんですけど、ばーちゃんのだけは食べれるんです。

ほら……この香りとツヤ……よく見てください……上物でしょ?

 
・ 

イチロー:重松さん、いろいろと見て疲れたでしょう。こちらは休憩スペースとなっております!

重松さん:どっから畳持ってきたんです? それにしても、めっちゃ、ばーちゃん家の居間だ……懐かしい……。

ばーちゃん:さぁさ、お茶もどうぞ。

重松さん:ありがとうございます。いつかの夏休みの日に帰った気分です。

イチロー:重松さん、ほら見てください! 仏壇のお供え物でよく見るお菓子ですよ!

重松さん:他のやつはだいたい茶色いのにこれだけめっちゃカラフルなやつですよね……(笑)

イチロー:何度も見てるのに食べるのは初めてだ! 味は……「甘み」ですね!

重松さん:甘み……。

ばーちゃん:こうやってばーちゃんの物ばかり展示しているけど、あなたの物もあるのよ、イチロー。

イチロー:ファッ?

ばーちゃん:ほらこれ、覚えてる? 小学生の時、イチローが敬老の日にくれたの。

イチロー:うわ! 肩たたき券! 僕の字だ……。

ばーちゃん:嬉しかったけど、もったいなくて使えなかったのよ。

イチロー:ばーちゃん……。

イチロー:うおーーー遅すぎた孝行をお許しくださいいーッッ!!!!(トントントントン!)

イチロー:ハァハァ……すみません、少し取り乱してしまいましたが、今回の「ばーちゃんのプライベートショー」の展示はいかがでしたか?? (トントントントン!)

重松さん:トメ子さんとお話したり、展示を見ている内にだんだんほっこりしてきたのは事実です……。

……ただ、

私は”バーチャル”空間で、BtoB向け自社製品の商談・プライベートショーが開催できる「そのままショールーム」をPRしてほしかったんですよ。

「そのままショールーム」とは>
SoVeCが開発したウェブブラウザ上で動作するBtoB商談専門のバーチャル商談プラットフォーム。リアル商談会における以下の運営負担をDXで大幅に削減できる。

  • 招待客の旅費
  • ブース造作コスト
  • 機材の搬出入コスト
  • 説明員の移動・宿泊コスト
  • 開催来場者アンケートの効率化
  • 名刺のデータ化に必要な事務コスト etc

イチロー:(トンッ……)

重松さん:イチローさんが“バーチャル”と”ばーちゃん”を聞き間違えて、「ばーちゃんの展示会」を作ってしまったと気づいたときには絶望しましたね……。

……まあ、盛大に間違ってしまったとはいえ…..今日の展示だって実際にやると大変だったでしょう??

イチロー:(やばい、泣きそう)はい……思ってたよりすごいお金がかかるし、場所探し会場レイアウト、装飾品の制作や、搬入と搬出など忙しさで目が回りました……。

重松さん:わかります。もし今日の展示をオンライン完結でお客さんに見せることができたら、ものすごく楽だと思いませんか??

「そのままショールーム」なら例えばこんな感じで、展示物の細部を360度見せることができます。

イチロー:さっきのばーちゃんの梅干しがそのまんま立体に……! リアル!

重松さん:トメ子さんだってこんな感じに3DCG化できます。人ってどうしても動いてしまうので、綺麗に再現するのが難しいのですが、このぐらいであれば最低限できちゃいますね。

イチロー:ちょっ、すご!

 

重松さん:バーチャル空間自体も企業のブランドイメージに合わせて一から制作します。もちろん、ご予算次第で弊社の既存のCGを再利用いただくことも可能です。バーチャル開催なら理想の空間で開催できるうえ、展示物の搬入搬出・説明員の移動交通費・来場者招待費用が一切不要なんですよ。

重松さん:しかも、「そのままショールーム」なら、招待したお客様が、どの展示にどれぐらい興味を持っているかなどの行動履歴も丸わかりです。

「そのままショールーム」なら来場者の詳細なデータを取得可能>

重松さん:客観的な行動データをもとに、強い興味を示しているお客様にいち早くお声がけしたり、ショー自体を都度改善していくことができるんです!

めちゃくちゃ成果に繋がりそうじゃないですか?

 
そのままショールームの詳細はコチラ!

「そのままショールーム」はこんな企業にオススメ>
  • 運営負担が大きいリアル商談会を省力化したい
  • 感染症に影響されない開催方法を実現したい
  • イベント運営の手間を軽減したい
  • 国境を越えたグローバル商談を展開したい
  • 商談会後の営業展開を迅速に進めたい
  • 商談会の開催頻度を増やしたい

 

イチロー:す、、、


イチロー:すみませんでしたァーーーーッ!!!!

こんなすごい2022年最先端のDXサービスのPRを任されていたのに……僕は、90歳のばーちゃんとお茶を飲み交わしていました。


ばーちゃん:重松さん……今回はイチローも間違えちゃったみたいだけど、許してあげてくれませんかね……? 私からも謝りますから。

イチロー:ばーちゃん……。

重松さん:……トメ子さんに言われたら、敵いませんよ。

今回のミスのことは忘れましょう。人生は、ひと時の夢ですからね。怒っている時間はもったいないです。

イチロー:重松さん……。ありがとうございます……!

ばーちゃん:仲直りしたところで、イチロー。ばーちゃん、今日のために、さっきのとは違った、特別な梅干しも持ってきたの。

イチロー:へ、そうなん……?

 

ばーちゃん:これが、鈴木家に先祖代々伝わる……ばーちゃんが生まれた時から漬けてあった特別製の梅干し。食べてみて?

はい、あーん……。

イチロー:え? 梅干しって何世紀も漬けていいの? てか、あれ、梅干しって何だっけ……(混乱)?

イチロー:……いただきま~す??

 



 
……あれ、視界がぼやけて……
 



 

 

 
イチロー:ばーちゃんがいっぱい……?
 

 


イチロー:……ハッ!! ……打ち合わせ!!

イチロー:……仮眠のつもりが寝すぎた……! なんかすっげぇ長い夢を見た気がする。ばーちゃんの夢……? 全っ然覚えてない……。

……いやでも、ばーちゃんって、生まれた時には亡くなってたから、一回も会ったことないんだよな……。ファンキーな人だったとは聞いたことあるけど……。

いやそれどころじゃない、急げ急げ! 打ち合わせに遅れる!

 


重松さん:……というわけで..ザザ..今回LIGさんには..ザザ..弊社の..新規…ザザッ..サービ…ザザ…ばー..ちゃ…ショールーム!…をPRして欲しいんです!..ザザ.

イチロー:ふむふむなるほどですね……。 わかりました!!

イチロー:「ばーちゃんショールーム」なら、イチローにお任せください!!

〜fin〜

 

そのままショールームについてもっと知る!

 
<制作協力/大平葵>

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Shumpei Suzuki
Shumpei Suzuki Digital Marketing / Account Planner / 鈴木 舜平

1996年生まれ。大学在学中に個人事業として営業代行を開始。後に教育系スタートアップ企業を立ち上げ取締役に就任。初年度で年間200名が通うスクールへとスケールさせる他、ファイナンス、新規事業、法人提携などを経験し2019年にLIGに入社。顧客のマーケティング支援や広告コンテンツの企画、オウンドメディアの運用支援を行う。「ユーザーの喜びはクライアントの喜びに、クライアントの喜びは我々の喜びに」をモットーに活動中。

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