「あ! 見て! あんなところに麻雀牌が!」
「水中で麻雀をやったらどうなるのか?」
麻雀好きなら一度は考えたことがあるかと思います。
早速、対局してみましょう。
水中麻雀 メンツ紹介
渋川難波(しぶかわ なんば)
日本プロ麻雀協会所属。現雀王(第20期 雀王)。Mリーグ・KADOKAWAサクラナイツ所属。
デジタル派の代表格で、雀竜位、日本オープン優勝、雀王のタイトルを獲得し、グランドスラムを成し遂げた最強の雀士の一人。
水中麻雀は初。
日向藍子(ひなた あいこ)
最高位戦日本プロ麻雀協会、Mリーグ・渋谷ABEMAS所属。
プロクイーン連覇などの実績を持つ女流プロで、声がアニメ声優さんのように可愛らしく、ツモの発声が度々、「ちゅも」に聞こえる。愛称は「ラブフェニックス」。
水中麻雀は初。
栢孝文(かや たかふみ)
株式会社シグナルトーク代表、オンライン麻雀Maru-Jan開発責任者。
ゲームクリエイターでありながら、麻雀ゲームによる認知病予防の研究を行うなど、ヘルスケアの分野にまで活動を広げる起業家。
水中麻雀は初。
竹内紳也(たけうち しんや)
フリーランスのライター。この記事を書いている人。
麻雀が好きすぎるあまり、麻雀のさらなる可能性を追い求めた結果、今日に至る。
最終的な目標は宇宙空間で麻雀をやること。愛称は「紳さん」。
水中麻雀は2回目。
以上のメンツでお送りします。
知っておこう! 水中麻雀の特徴
予備知識として、水中で麻雀をやるとこんな特徴があるよ、ということをお伝えします。
【水中麻雀の特徴その① 麻雀牌が浮く・倒れやすい・崩れやすい】
水中では浮力、水流、水圧などの関係で様々な方向から麻雀牌に運動エネルギーが加わるため、陸上の麻雀よりもはるかに牌の扱いが難しくなります。
山を積むのも一苦労ですが、ゲーム中は牌が倒れる、山が崩れることは日常茶飯事なので、「見せ牌」などのルールは適用されません。
結果、陸上の麻雀よりも見えてる情報量が多くなります。
【水中麻雀の特徴その② 声が出せない】
当たり前ですが、水中では声を出すことができません。
ポン・チー・カン・リーチ・ツモ・ロンなどの発声がないため、基本はジェスチャーと晒した牌の情報によってコミュニケーションを取ることになります。
対局中に突然、自分が切った牌を指さされる恐怖と不快感は陸上麻雀には無いストレスとなります。
また、勢いよく牌を指さされた際には、発生した水流で河や山が崩れることもあるので気をつけたいところです。
「え、なに? ポンなの? チーなの? もしかしてロンなの?」
「ポンでした〜w」
みたいなやりとりが毎回生まれるので、煽り耐性が無い人には向かないゲームです。
点数申告もジェスチャーなので、初心者同士でやる場合は満貫以上縛りでやらないと、詰む可能性が高いです。ご参考までに。
【水中麻雀の特徴その③ 基本、苦しい】
目にはゴーグル、口には酸素マスク、背中には酸素ボンベ。さらに、服が濡れることで体にまとわりつき身動きが取りづらくなるなど、基本的に苦しい体勢での対局を強いられます。
ダイビング経験者など、水中で動くことに慣れている者には大した問題ではないでしょうが、初心者にとってはゴーグルやマスクの中に少量の水が入ってきただけでパニックです。
さらに、水中では体温が奪われるので頻繁に尿意を催したり、倦怠感に襲われることもあります。長時間の対局は難しいでしょう。
【水中麻雀の特徴その④ 点棒も浮く】
水中なので、点棒もフワフワと浮きます。水中の世界では「マイナスなのに浮く」ということもありえるのです。
また、リーチをかけると1000点棒が水中を四方八方に舞い、非テンパイ者を嘲笑うかのような挑発的な動きを見せます。
こちらもテンパイしているならともかく、配牌もツモも悪くて三向聴ぐらいの時にこれをやられるとブチギレそうになります。
煽り耐性が無い人には向かないゲームです。
なお、点棒の支払いはきちんと手渡しで行いましょう。間違っても投げないでください。
バラバラに吹き飛び、回収が難しくなるからです。
水中で麻雀をやってわかったこと
今回、水中で麻雀をやって、新たにわかったことがあります。
水中でもプロは強い、ということです。
やはり精神力が一般人と違います。水中でも動じない。
ちなみに僕(紳さん)は普段から渋谷や秋葉原の雀荘に入り浸るぐらい、そこそこ麻雀は強いのですが、現雀王とMリーガー相手には手も足も出ませんでした。
2巡目リャンピン切り、8巡目リーチの日向プロに対して一発でイーピンを切ったら下の三色に当たってハネ満を放銃したこともありました(しかもリャンピンのワンチャンス)。
受け入れの広さより、出やすさを求める。プロと素人の違いは、こういうところに出るのでしょう。
牌効率を追い求めるだけでは、プロには勝てないんだと思い知りました。
(それでも麻雀は、運次第で素人がプロに勝つことも可能! 夢のあるゲームです)
栢社長も健闘しましたが、最後は日向プロに役満を振り込み、ハコシタまで沈んでました。
なお、せっかく水中で麻雀をやっているので、社長には本当に沈んでもらいました。
窓の外には平穏な日常の景色が広がり、なんともシュールです。
こんなユニークな社長が作ったオンライン麻雀ゲーム、Maru-Janは今年で18周年を迎えたそうです。
水中麻雀まとめ
まとめとしては、どこで対局しても麻雀は超スリリングで楽しいということと、水中でやるメリットはなにもないということです。
当記事が一番伝えたいことはそれです。本当にありがとうございました。
なお、今回の対局の様子はYouTubeで動画としても閲覧可能です。興味がある方はぜひ、迫力ある水中麻雀の映像をご覧ください。
水中より断然、良い。オンライン麻雀
「私も水中麻雀やってみたい!」
「どうすれば水中麻雀に参加できるの?」
という感想をお持ちになった方は、どうかその情熱を別のなにかに向けていただければと思います。
例えば、オンライン麻雀などはいかがでしょうか!!
【オンライン麻雀の素晴らしい点】
- 世界中のどこにいても、いつでも手軽に対局できる
- スマートフォン、PC、タブレットなど色々なデバイスで楽しめる
- 麻雀牌が倒れたり山が崩れたりしない
- 服が濡れない
- スムーズに呼吸ができる
- 耳の中に水が入らない
- 後片付けがいらない
- プロ雀士とも対局ができる
- お金がそれほどかからない(水中に比べれば)
中でも、音や質感がリアルに最も近いと言われているのが、オンライン麻雀のMaru-Janなんです!
成績に応じたポイント付与やランキングシステムなども充実し、日本中の雀豪たちが毎日のようにアクセスする本格的な麻雀ゲームです。
ぜひとも一度、体験してみてください〜!
おまけ
※プロ雀士の2人と栢社長的には、水中麻雀も楽しかったようです。