こんにちは。ストラテジー&コンルティング部のクドウです。
今回は前回の続きで、DXで注目したい技術、アジャイル開発と周辺テクノロジーについてより深く紹介していきたいと思います。
アジャイル開発
数年前からIT開発現場でよく耳にするようになったワードです。そもそもなぜアジャイル開発が脚光を浴びているのか? まずはそこから理解していこうと思います。
▼アジャイル開発については前回の記事をご覧ください DXと今後必要になるデジタル技術をわかりやすく説明します
なぜアジャイル開発が注目されているか?
理由は2点考えられます。
1. 予測が難しい現代
COVID-19や災害、様々なテクノロジーの技術の進化により現代は世の中が大変予測しにくい状況となっています。
こういった昨今の状況はVUCA(ブーカ)と表現され、変化への対応は必須となっています。
※VUCA:VUCAとはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった造語であり、変化が激しく、あらやゆるものを取り巻く環境が複雑性を増し、想定外の事象が発生する将来予測が困難な状況。
2. モノからコトへのビジネスモデルの変化
消費者はモノを買うことに価値を感じるのではなく、そのモノを使い体験したことにより価値を感じるといった考えです。そのため、顧客目線が非常に重要であり、かつサービスの価値を高めるためのサービス改善を何度も繰り返していく必要がでてきます。
上記2点の理由により、アジャイルなアプローチを行い、小さく・早くサービスを開始し、検証と改善を繰り返していくアプローチが求められると言えます。
必要になるテクノロジー
アジャイル開発は上述の通り、小さく・速く変化へのアプローチが必要となってきます。そのために下記の挙げる4つのテクノロジーが必要不可欠となります。
UI/UX
サービスの生命線でもある領域です。昨今ではスマホ、タブレット、PCなど複数のデバイスの登場により、顧客ニーズに沿ったデザインが求められます。また、顧客のレスポンスを把握しながら、常に改善を必要とされます。
そのため、最新のトレンドを熟知したUI/UXのデザイナーが必要となってきます。ちなみに、弊社はUI/UX領域は大得意です!
テスト自動化
ウォーターフォールと異なり、アジャイルでは改修は必要タスクとして頻繁に発生します。そのため、自ずとテストも日常茶飯事です。
その際、テストに工数を割くのではなく、本来の開発に注力できるよう用いるのがテスト自動化の活動です。
DevOps
アジャイル開発では開発と運用は密接に絡み合い、サービスの継続・改善を行っていきます。そのための指針・手法としてDevOpsを活用する必要があります。
マイクロサービス
ウォーターフォールとは異なり、アジャイル開発ではミニマムから始めるため、機能・サービスは乱立していきます。
その際マイクロサービスの指針を用いることで、機能及びサービスの疎結合化を実現、改修に伴う影響範囲を局所化し、よりクイックにサービス改善/リリースに繋げることができます。
さいごに
ちょっと速足になりましたが、アジャイル開発と周辺テクノロジーについてご紹介しました。
次回はより詳細にアジャイル開発の手法をご紹介できたらなと考えております。