DXと今後必要になるデジタル技術をわかりやすく説明します

DXと今後必要になるデジタル技術をわかりやすく説明します

Michitoshi Kudo

Michitoshi Kudo

こんにちは、テクノロジーコンサルタントの工藤です!

突然ですが、みなさんeスポーツやってますか!?

eスポーツは若者世代の印象がありますが、おじさん世代がトップを牽引しているジャンルがあります。それは格闘ゲーム。そう、略して格ゲーです。

そして格ゲーは私が日々世界の猛者と研鑽を積んでるeスポーツのジャンルでもあります。ちなみにゲーム名は波動拳でお馴染みのストリートファイター5です。ランクはSuperBronzeで下から3番目です。はい、弱いです。今のところは。今のところはね……。

おじさん世代は懐かしいと思う方もいらっしゃるかと思うので、ぜひ昔を思い出して触れてみるのも一興です!

さて話がそれましたが、昨今IT業界ではDXがトレンドワードとして、度々登場しています。LIGでもDX推進を掲げ、推進に必要となるIT技術を日々研鑽しております。そこで今回は、DXって何だっけ? の話から、基礎となりうるデジタル技術について私の主観ではありますが、お伝えしたいと思います。

そもそもDXの定義ってなんだっけ?

DXって言葉の響きがいいから、なんか言ってみたりすることありませんか? かくいう私もそうです。なので今更ではありますが、ビジネスにおけるDXの定義について再認識したいと思います。

経済産業省ではDXを以下のように定義しています。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
引用元:経済産業省|デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン

うーむ、ちょっと難しいですね。日本語が難しいのか、私の読解力が乏しいのか……。なので、私としては「激しい変化への対応」と「変革」を行い「競争上の優位性を保つ」のである。そしてその手段として「データと最新デジタル技術」を積極的に活用していこうぜ! という感じで理解しています。

激しい変化への対応

「激しい変化への対応」。なかなか強烈な言葉です。

これまでも変化に対応してサービスを提供してきましたが、今後はより一層「短いサイクルでの変化」への対応、「インパクトのある変化」への対応が必要となってきそうです。その場合、サービスを支えるデジタル技術は変化に強いものを活用することが必須となってきます。

変化に強いデジタル技術って?

これまでの一般的なアプリケーションは変化への配慮をそこまで必要としていなかったため、従来の開発思想であるモノリシックなもので構成/構築されていました。

モノリシックの場合、元々変化に対応することを目的としていないアプリケーションであるため、変化に対応する改修を繰り返すことにより、アプリケーションはより複雑になり、モジュール間はより密になっていきます。

最終的には微々たる変化に対応するためにも大幅な改修が必要になり、コスト増加により結果として変化への対応がストップしてしまう可能性があります。そういったなか、変化に対応可能な技術として、「マイクロサービス」が脚光を浴びています。

マイクロサービス

マイクロサービスは疎結合を開発思想としてます。疎結合で開発を行うことにより、各モジュールは独立性を持ちます。そのため、変化に対応するための影響範囲を極小化でき、スピーディに開発が可能です。

また、各マイクロサービスをAPI化することにより、汎用的な部品として複数システムへの提供も可能となります。その場合、変化に対応する改修(例えば、セキュリティの脆弱性の補修案件など)を即座に複数システムへ横展開できます。

変化から変革へ

マイクロサービスを活用することにより柔軟なシステム開発が可能となりました。では、変化から変革につなげるためにはどうしたら良いか?

変革に失敗はつきものです。失敗を許容し、失敗を正として高度な変革に繋げるマインドが必要となります。そこで、近年脚光を浴びているのがアジャイル開発とクラウドサービスです。

アジャイル開発

アジャイルは失敗による仕様変更を許容します。旧来のウォーターフォール開発だと細かい仕様まで詰めてから開発となるため、リリースまで時間がかかります。一方、アジャイルでは開発しながら仕様を検討していくこと(まずは具現化してみよう)も可能のため、最小限のコストでかつクイックに開発/リリース(スモールスタート)ができます。

クラウドサービス

スモールスタートを支える技術として、クラウドサービスは外せません。クラウドサービスを活用することにより1からシステムを構築する必要がなくなり、必要最低限の開発でリリースが可能です。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回紹介したデジタル技術の用途は一部にすぎません。もっと様々なケース/シーンにおいて活用することが可能です。次回以降は上記のデジタル技術を深堀りしつつ、より詳細に紹介できればと考えております。

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アクセンチュア株式会社にて、スクラッチ・パッケージ開発のデリバリー部隊に所属。100人規模のSIプロジェクトを多数経験。SI経験15年以上。経験領域はアプリ、IF、データ基盤、インフラ。クライアントファーストを信条にソリューションの提案からデリバリーまで幅広く実施。

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