エンジニア×通訳を行う「ブリッジディレクター」。必要な5つのスキルとは?

エンジニア×通訳を行う「ブリッジディレクター」。必要な5つのスキルとは?

Yuma

Yuma

こんにちは! テクノロジー部でブリッジディレクターをやっているゆまです(ブリッジディレクターの業務内容については後述します)。

最近はなんと、新卒で今年の春から入社するインターン生のメンター的なこともしています。私は背中を見せて「ついて来い!」と引っ張っていけるタイプではないので、社内では見守り役と名乗っています。

そんな経緯もあり、最近は「ブリッジディレクターに必要な力とは結局何なのか」についてよく考えます。今日は、現時点での私の答えをまとめたいと思います。

そもそも、ブリッジディレクターとは?

「ブリッジディレクター」もしくは「ブリッジエンジニア」という職種名、あまり聞き慣れない方もいるかもしれません。

ブリッジディレクターとは、海外エンジニアとのチームを組んだWeb開発において日本側のテクニカルディレクターとフィリピンやベトナムのエンジニアの間に立つポジションのことを指します。

日英の通訳・翻訳にとどまらず、プロジェクトがスムーズに進行するために様々な仕事をやっています。エンジニア/ディレクター×通訳・翻訳がイメージに近いかもしれません。

メンバーそれぞれバックグラウンドが多様なので、具体的にやっていることを見比べてみると結構幅があります。エンジニアが書いたコードを直接見る人や、実装したシステムのテストをする人、スケジュール管理含めプロジェクト進行をマネジメントしている人もいます。

そんな多種多様なブリッジメンバーも、コアで必要な能力は共通してあると感じています。

それが以下5つです。

  1. 言語化能力
  2. メタ認知、情報整理力
  3. ファシリテーター力
  4. 好奇心、自己成長能力
  5. ベクトル

 

詳しく説明していきます。

必要な5つのスキル

1.言語化能力

「言語能力」ではなく「言語化能力」です。

もちろん日本語と英語をある程度話せる・使えるのは前提です。そのうえで、自分が伝えたいことを正確に言葉にする能力が求められます。

もっと言ってしまえば、コミュニケーションの発信側が伝えたいことを(それが正確に言語化されていなくても)正確に理解し、受信側が正確に理解できるように伝える能力が必要です。

これ、母国語でも難しいですよね。

文脈を理解している人同士だとなおさら、「あの件は」「この前の話の訂正なんだけど」「そんな感じでお願いします」などと言って、わざわざ言語化しないことも増えてきます。

でもその文脈を受信側が必ずしも理解しているとは限りませんよね。相手が理解できるかを考え、補助線を引くようなイメージで自分で言葉を足したり説明を足せる能力が求められます

それも言語化能力の一つだと私は思っています。

2.メタ認知、情報整理力

言語化できるようになるためには、まず「伝える必要のある情報」を正確に理解する必要があります。そこで必要になるのがメタ認知能力。

一階層上の抽象度でコミュニケーションを見て、メインメッセージを捉えます。発信側の言葉が足りず捉えられなかったら、質問もします。自分で掴みにいきます。

そうして捉えたメインメッセージを含め、今度は受信側が受け取りやすいように情報を整理します。何が必要な情報で何が不要な情報なのか、何がメイン情報で何がサブ情報なのかを仕分けます

そしてそれが相手に伝わりやすいように組み立てます。構文であれば、

  • 結論を先に言って、その理由を次に話す(ここを直して欲しい→なぜならこういうエラーが出ているから)
  • やってほしいことを言って、補助の情報を次に話す(このデザインで実装してほしい→デザインの詳細はこの資料を見てね)

などなど。

3.ファシリテーター力

ブリッジディレクターは常に誰かと誰かのコミュニケーションの間に入っています。ミーティングであってもテキストコミュニケーションであっても、話をまとめる能力が求められる立場にあります。

プロジェクトには常に期限があり、それまでにやるべきことをそれぞれ進めています。ある意味プロジェクトをメタ認知しながら、よりプロジェクトがスムーズに進むには何ができるか? を考える必要があります。

リーダーシップではなく「ファシリテーター力」としたのは、どちらかというとチームの総論をまとめるのが役割だと思っているからです。ときには自分から提案したり、意見を言うこともあると思います。

でもそれはその提案や意見を主張するのが目的ではなく、話をまとめるのが目的です

4.好奇心、自己成長能力

Web開発、システム開発に関わっていると、本当に日々新しい技術が出てきてびっくりします。

それを全部追いかける時間もないし、そもそも(私の場合は)ベースのスキルもない。でも、こうやって興味を持ち続けることは大事だと思っています。

実際にPhythonでめっちゃコードが書けなくても、どんな開発に向いているのか?どんな利点があるのか?などは知っておくと業務にも役に立ちます。技術的な興味でなくとも、プロジェクトマネジメントに興味があればその知識を習得するのもいいでしょう。

何でも「ちょっとやってみる」と理解がグッと深まるので、興味を持ったら「ちょっとやってみる」のはおすすめです。プログラミング言語なら、チュートリアルをやってみるとか。

プロジェクトマネジメントの「ちょっとやってみる」は難しいですが、チケット管理の方法を少し変えてみるとか、資料の書き方を変えてみるとか、技術取得に比べるとプロジェクト内で実践できることが多そうです。

アンテナを張っていると面白そうなことはたくさん転がっています(私はよくpodcastでテックニュースを聞いていますが、作業中も流し聞きできるのでおすすめです)。

興味を持ったものに対し、「なぜこれに自分は興味を持ったのか?」を自己分析してみると、次のスキルであるベクトルを考える能力を養うヒントになるかもしれません。

5.ベクトルを考える能力

最後は「ベクトル」です。これは自分がどこを目指すか設定し、その方向に進む推進力のことです。

もちろん「ブリッジディレクターのプロ」を目指すのもいいのですが、幅広くキャリアパスを考えられるのがブリッジというポジションの良い点でもあります。

例えば、テクニカルな知識を蓄え、テクニカルディレクターへ。例えば、プロジェクト管理能力を蓄え、Web開発/システム開発に限らない対象のプロジェクトマネージャーへ。

しかし選択肢が幅広いからこそ、「自分はどこを目指すのか」を常に考えていないといけません。ベクトルがないと目の前の仕事をこなすだけで日々が過ぎていってしまいます。

せっかくなら目指す先を決めて、そこに少しでも近づくためには何をしたらいいのか、そしてどんな経験が必要なのか考え、実践を積みたいですよね。

さいごに

「ブリッジに必要な力とは結局何なのか」について考えていたはずが、気づいたら「現代において必要なスキルとは何か、キャリアの築き方とは何か」を考えていました。

それだけ、基盤になるスキルを習得できる職種だということですね!! 今回考えた5大スキルは他のブリッジメンバーにもシェアして、よりブラッシュアップしていきたいです。

磨きがかかったら、またご紹介しますね。

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大学卒業後、大手CRM企業に新卒入社し新規及び外資クライアントの営業を担当。その後、インド系ホテルベンチャー日本法人にて通訳/翻訳に従事。LIG入社後はブリッジディレクターとしてシステム開発案件に入り日本・セブ間コミュニケーションを円滑化する傍ら、セブ子会社経営サポートも兼任。現在は管理本部にて海外子会社の内部統制を担当。

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