こんにちは、エディターののぞみーるです。
わたしは普段クライアントワークをしていますが、提案などの場で話をするのがとても苦手です……!!!!!
人と話すのが苦手、というよりは大人数の場で、自分に注目が集まっていると、頭の中がパニックになって何を喋っているかわからなくなってしまうんです……。
話すのが上手な人は、話しながら次に話すことを頭の中で整理していて、さらにその整理されたものを話し相手に伝えるための道筋を作る、ということを同時に行っているんですよね(頭の中どんなマルチタスク)!
そんな超人技を今すぐ完璧に習得することは私には不可能ですが、わかりやすく伝える話し方のテクニックを真似させていただいている人がいます。
嵐の櫻井翔さんです。「news zero」(日本テレビ系)でニュースキャスターを長年やっている櫻井翔さんの話し方は、誰にでも伝わるように工夫されており、日々勉強させていただいております。
今回は、嵐ファンであるわたしが櫻井翔さんを見習って実践している、人にわかりやすく伝えるための話し方のテクニックを紹介します。
目次
5つの話し方のテクニック
1.先に「3つあります」と話題数を伝える
まず大切なのが、これから話す内容がどれくらいあるか、を伝えること。文章では見出しに1〜、2〜、3〜と数字をつけることがありますが、話しはじめた段階でこの人はどれくらい話すんだろう? ということは、通常わかりません。
そのため、聞き手がつい疑問点を口に出してしまって、それに対して話し手が答えていたら、話題がずれてしまって、結果的に伝えたいことを全部伝えられなかった……とぐだぐだになってしまうことも。
とくにプレゼンをするときは、一旦こちらの主張を相手にすべて聞いていただいてから、質問や要望を受け付けるという流れを作ったほうが、話すほうも聞くほうも、貴重な時間を無駄なく使うことができます。
ちなみに、櫻井さんは具体的にどの場面で使うんだっけ〜? と思いながら櫻井さんのラジオを聞いていたら、櫻井さんがラジオを好きな理由を「2つありまして」と話し始めていたので、これこれ! とうれしくなりました。
2.理由の接続詞「なぜならば」を使う
英語で言うところの「because」。
私は「なぜならば」という日本語は会話の中ではあまり使わないため、英語が堪能な櫻井さんにしか駆使できない接続詞なのかな、と思っていたのですが
- 結論を先に話す
- 「なぜならば」
- 原因・根拠を話す
という流れは、非常に伝わりやすい構成であることが、使ってみて初めてわかりました。
文章でもまずは見出し→内容と構成しますが、それと同様、まずは話の結論を伝えることで、誤解も生じにくく、相手も理解がしやすくなります。
そして次に「なぜならば」を用いることによって「こっから理由を説明するぞ」の合図となり、聞き手は「なんでなんだろう?」と思いながら話を聞くストレスがかかりません。
この記事を書こうと思ったきっかけも、嵐5x20FILMの全国公開初日舞台あいさつのライブビューイングで、櫻井さんが「なぜならば〜」と話しているのを見て、そういえば櫻井さんの話し方は参考にしていること多いなーと感じたことでした。
3.「おっしゃる通り」という相槌
これまでは話すほうとしての心得が中心でしたが、ミーティングなどではクライアントとのコミュニケーションも重要です。話し上手の方は聞き上手でもあることが往々にしてあります。ビジネス的な言い方をすれば、ヒアリング能力が高い。それって最強じゃん。
クライアントとのやりとりを円滑にするためにも、クライアントから質問があったときに、わたしがYESの代わりに使うのが「おっしゃる通り」という相槌です。「おっしゃる通り」って言われると、クイズで正解した! みたいな気分になりません?
相槌は、相手との会話を弾ませるための大事なエッセンス。さまざまなバリエーションを持っておくことは、クライアントワークで必要なことだと思います。
余談ですが、テレビ番組で櫻井さんが「家族全員でご飯を食べていたら、家族全員が“おっしゃる通り”と言っていた!」とお話をされていたので、櫻井家の直伝の相槌だそうです。「おっしゃる通り」が飛び交う家族のご飯会……めっちゃおもしろい。
4.笑うときは「ガハハ」
これまでの3つを使用するとかなり文語口調となり、かたい印象が残ると思いますが、会話するときには思い切り笑いましょう! 笑い方って人それぞれなので、人となりや、人間性が出ると思っています。
テクニックとは少し違うかもしれませんが、会話では話し方やその内容だけではなく、態度や表情も大切なポイントです。口調はとても丁寧な人が思い切り笑っていたら、ちょっと親しみを覚えません? 人間性を見せることで、この人にならお仕事をお願いしてみようかな、とクライアントに思ってもらえるかもしれません。
どんなオフィシャルな現場でも櫻井さんが「ガハハ」と豪快に笑うのがとてもかわいくて、好きだなって思います。
5.相手の調子を聞く
一生懸命に話していると、自分のことで精一杯になりがちです。ですが、ミーティングの場では、話し相手の様子を慮ることで相手の信用を得ることも必要です。
提案の場やキックオフのミーティングなどでは、質問や要望を言いづらい……と遠慮してしまう方もいらっしゃります。「わたしはこう思っているんですが、あなたはいかがですか?」と自分の意見を伝えたうえでメンバーに問いかけることで、安心して相手が話せる空間づくりをしましょう。
櫻井さんはコンサートの煽りとして「上のほう調子はどうだ? 下のほう調子はどうだ?」と会場の観客に聞くのが定番です。オンライン会議で大勢の方が参加しているときなど、「画面の上のほう調子はどうだ? 画面の下のほう調子はどうだ?」と参加者に問いかけてみてはどうでしょう?(冗談です、ごめんなさい……)
最後に……嵐5x20FILM最高でしたね
この記事は「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」を観たあとに書きました。あれはじんときましたね……(完璧なオタク)。2019年のあのときの“嵐”というアイドルは、こんなかたちをしていたのか、と今になってようやく気づいております。
わたしが感動したのは、ステージ奥からステージ上に現れる櫻井さんの背中越しの会場の風景。紗幕をくぐってステージ上に颯爽と現われた姿は、さながらヒーローでした。そして、眼前に広がるペンライトの光の光景。
映像を撮るためにセッティングしたコンサートだったので、普通のライブ映像では映ることがないステージ上からの景色に圧倒されながら、いつもアイドルたちはこんな光の中で輝いていたのか、と眩しさに目が眩んで、泣きそうになりました。
なぜにあの素晴らしい作品を見て、こんなアウトプットになったのか……編集者としての業なのか、自分でもわからないのですが。ただ、わたしにとって嵐は同世代ということもあり、嵐の活躍を見ると同世代が時代を背負う立場になったんだなぁ……わたしも頑張ろう!と思うようになります。
20年間一緒に大人になっていって、わたしがちょうど後輩に教育をするような立場になったときに、嵐が後輩グループと共演してアドバイスしている姿を見て、わかるわかるって勝手に共感したり。
わたしにとって同世代のアイドルたちは、ずっと自分の世代を写す鏡です。そんな同世代……広い意味でまるで同期のように、仕事でも支えられているなーということをふと思い出したのが、この記事なんだと思います。
皆さんにも、何か参考になればうれしいです。