こんにちは、LIGのイチローです。
今回は「画像検査機」の開発・提案・販売をしているシリウスビジョン株式会社さんからPRの依頼をいただいたんですが……
いや、画像検査機ってなんですか?
どうやら、印刷工場などに導入されていて、パッケージやラベルなどの不良品を発見してくれる機械のようです。今まで人間が目視で印刷物の不良品を見つけていたのが、画像検査機を導入すると、細かい不良品も機械が自動で検出してくれるから安心&スピーディーなんだとか。
僕らが知らないところで細かい検品がされてたんだなあ……と思いつつ、
とはいえ、画像検査機ってどこも一緒では?
ぶっちゃけ人間が確認したほうが細かい不良品も見つけられるのでは?
などなど、疑念が止まりません。
PRするなら、まずはこの目でその精度を確かめなければいけないでしょう。
責任を持ってシリウスビジョンさんに直接突撃してみることにしました。
シリウスビジョンさんの技術センターに突撃してみた
今回、特別にシリウスビジョンさんの画像検査機を実際に見せてもらえることに。横浜の技術センターまで突撃しに行ったところ、企画部の中村さんが出迎えてくれました。
イチロー:どうも、イチローです! 画像検査機の機能がイマイチよくわからず、突撃しに来ました。
中村:確かに、見たことがない人にはイメージしづらい機械かもしれないですね。でも、イチローさんの周りにある商品も画像検査機を通っていることが多いんですよ。
イチロー:そう言われてもな〜人間が見たほうが細かいニュアンスはわかると思うんですよね。
イチロー:それにぶっちゃけ、画像検査機って機械で違いがあるんですか?
中村:(圧がすごい)
イチロー:実際どこも変わらないんじゃないんですか?
中村:うちの画像検査ソフトウエアは精度の高さと過検出の少なさが特長なんです。実際に見ていただけるとわかると思います。
中村:こちらが弊社の画像検査機「S-Lab SSV」です。弊社が開発した画像検査ソフトウエアを搭載していて、文字欠け、ピンホール、色カスレ、異物付着、傷などを安定検出できるんです! PCで映像を解析して、良品の画像との違いを判別しています。
イチロー:なるほど? でも、それぐらい目視でも確認できるんじゃないですかね。
中村:確かに人間の目は優秀です。しかし、人によるバラつきや体調、コンディションに精度が左右されます。とはいえ、まだまだ人が目視で不良品を確認をしている会社はたくさんあります。
イチロー:ですよね。だって僕でも見つけられそうですもん。
中村:……そこまで言うなら試してみますか?
画像検査機に頼らず、目視で不良品を探してみた
売られた喧嘩は買うしかありません。
今回はこちらのQRコード付きシールラベルに、わざと見つけやすいものから実際の現場で検知されるような不良品を中村さんに10個仕込んでもらい、僕がそれを目視で見つけることになりました。
イチロー:PRと言えど、僕は本気でやる男です。視力1.0なんで自信はあります!
中村:期待してます。ちなみに弊社社員でやってみたら6個見つけられました。見つけやすい不良品ばかりですが。
イチロー:そんなん軽々と超えてやりますよ。全問正解を目指します。
よーい、スタート!
シールを貼られたロールが搬送機の上を通り過ぎてゆきます。この膨大なシールの中に不良個所が10個仕込まれているのですが……
▲イチローが検査する速度
イチロー:このロールってどれぐらいつづくんですか?
中村:今回は130メートル区間に10個ほど欠陥があります。今は目視で確認できる速さにしているので、10分ほどで終わる予定です。
イチロー:10分か……集中力を保つのが地味にキツいかも。
中村:ちなみに今回ご用意した弊社検査機では1分以内で130mの長さのラベルをすべて検査します。もっと速い検査機も作っています。
あ! 1枚欠けてる!
早速、欠陥を見つけることができました。
中村:正解です。これは「ハヌケ」と言って、見つけたらシールをキレイに貼り込みます。
イチロー:まあ、なめてもらっちゃ困りますよ。
中村:一番見つけやすい欠陥ですからね。だんだん目視では見つけにくい、難しいものが出てきます。
あ! バーコードになってる!
中村:こちらも正解です。これは品種違いのラベルが混入するケースで、不良品を見つけた後に正しいラベルを貼り込む際に、誤って似たようなラベルを貼り込んでしまうケースです。検査機を使うと、貼り込み後のラベルを再検査するので、貼り間違いを自動的に見つけてくれます。
イチロー:こんなの序の口ですよ。動体視力には自信あるんで。
その後も真剣に不良品を探します。
サイゼリヤの間違い探しで培ったスキルがここで活かされるとは。
あ! なんかついてる!
中村:正解です。シールの一部や糊、ゴミなどが製品表面に付いてしまう「異物付着」です。ただ、実際の工場ではこんな目立った欠陥のある不良品はほとんどなく、もっと小さい数mm程度の付着物が不良品対象になります。
中村:ちなみに画像検査機でも問題なく不良品として検出されています。
イチロー:おお、こういうふうにエラーを逐一教えてくれるんですね。
あ! 逆さになってる!
中村:正解です。こちらも貼り込み時に起こり得る不良品で「逆貼り」と言います。今回のシールだとわかりやすいですが、上下形が同じで似たようなデザインのものはより気が付きにくくなります。
イチロー:確かに似たようなデザインだとわかりにくいかもですね、僕以外には。
イチロー:まあ、まだまだ子どもだましですね。新たな才能が開花したかもしれません。
中村:でも、実はすでに見落とした不良個所が……。
イチロー:何!?
その後も流れつづけるロール。
しだいに難易度が上がっていき、もう全部が同じシールに見えます。
イチロー:あ! あれ、ちょっと太字になってません?
中村:なってません。
イチロー:なんだか疑心暗鬼になってきた……。
中村:(見破れるかな? 僕の用意した不良個所トリックを……)
……マジか。
わ、わからん。
不良品が全然見つからない!!
タイムアップ!
あっという間に終わってしまった。10分間ずっと流れてくるシールだけを眺めていたので、目がチカチカしています。目の前にお星様がチラついている……。
結局、僕が見つけられた不良品は10個中4個だけでした。
中村:まだまだですね、イチローさん。
イチロー:ぐっ……このスピードならイケると思ったのに!
中村:今回は不良個所がある前提で、かなりわかりやすい不良品を配置したので比較的探しやすいですが、実際は不良品がゼロかもしれないし100個あるかもしれない状態で確認しつづけなくてはなりません。さらに今回の量の10倍以上のロールを何本も見つづけなくてはならないのです。
ロールを巻き直して、中村さんに残り6個の答えを教えてもらいました。
中村:落ち着いてちゃんと見ればわかる不良個所もあったんです。例えば、これとか。
中村:ラベルの一部が剥がれてるんです。
イチロー:ああ〜! 確かに言われてみればわかるやつ!
画像検査機を通して見ると、欠損している部分が赤く指摘されていました。
中村:こっちは印刷後の切り抜きで端っこが残ってる「カス残り」です。
イチロー:ああ! こうして静止してればわかるんだけどな〜!
中村:これも難しかったかもしれないですね、QRコードの一部が汚れてしまった不良品です。
イチロー:ないわ〜〜!! これはエグすぎますって!
中村:QRコードの場合、読取りができてもキャラクター製品などQRコードがデザインの一部となっている製品では、汚れなどの外観的な問題でクレームに繋がってしまうんです。
中村:これは文字欠け不良です。実際にここまで大きな欠けは少なく、もっと小さい欠けも不良品の対象となります。
イチロー:うお〜マジか……。その辺もありそうだなと思って注意深く見てたんですけどね……。
中村:こっちは星に青いインク汚れがついてます。
イチロー:いや、ドSすぎません? さすがに難易度が高いですよ!
中村:でも本当に起こり得るんです。印刷工程では印刷機のコンディションが悪いと不良品が発生し、いつどんな厳しい不良品が出るかわからず品質にムラが生じてしまうんです。だから、目視検査ではなく機械での自動検査が必要とされています。
イチロー:これを目視で全部見つけるのは厳しいですね……。
中村:はい。でもうちの画像検査機はこれらの不良品をすべて検出しています。
ちなみに、今回の10個で一番難しいのが「ビ」の濁点の一部を黒く塗りつぶしたもの。
中村:「ビ」の濁点が繋がって「ピ」にも見えちゃいますよね。
イチロー:いや、これはさすがに消費者も気づかないですって(笑)!
中村:でも社名のところはブランディングにも関わるので、かなり厳しく見ないといけない部分なんです。うちも「シリウスビジョン」が「シリウスピジョン」になってしまうので。
イチロー:とりポケモンみたいになっちゃいますね。
中村:ちなみに実はもう一個よりリアルな不良品が入っています。かなり難しいので止まっている状態で見ていいですよ。
イチロー:なめられたもんですね、僕も。
その後、しばらく穴が空くほど見つめましたが、最後まで見つけられずギブアップ。
中村:「社」の中にあるテンの部分が欠けてるんです。
イチロー:ファッ!?
中村:実際には連続的に文字欠けが発生するケースが多く、目視では見慣れてしまい、より気が付きにくくなります。これが製品として出荷され、大きなクレームとなってしまうと、すべて回収して同じ不良品がないか全ラベルをチェックしないといけません。そして不良品分に見合う枚数、良品ラベルを印刷し直さなくてはなりません。検査機がないと、そのラベル全部を目視検査しなくてはならず、非常に負担が大きいんです。弊社の自動画像検査機があれば不良品の流出防止はもちろん、生産製品の品質向上に大きな貢献ができるんです!
イチロー:……いや、これは人間の限界ですわ。人間は思い込みで見ちゃうところがあるから、フラットに見抜けないんですね。将棋名人がロボットに敗北して以来の衝撃です。
中村:うちの画像検査機のスゴさをご理解いただけましたか。
イチロー:はい……。
中村:今回は未経験者でも見つけやすい欠陥を作りましたが、実際の欠陥はもっともっとわかりづらく、目視検査未経験者ではほぼ見つけられない可能性が高いんです。
イチロー:人間が見たほうが見つけられるとか簡単に言ってすみませんでした……。
中村:途中でバーコードの画像もあったかと思いますが、弊社の画像検査ソフトウエアでは、バリアブル印刷と固定印刷を1台で同時チェックできるんです。
イチロー:ばりあぶる……?
中村:バリアブルは「可変」という意味です。番号シールなど、印刷されている英数字が1枚1枚異なるラベルやカードなどの製品です。変化する英数字を読み取るとともに、欠けやかすれ、傷や汚れ不良品検出など、通常の品質検査も同時に行います。また、読み取った英数字とマスターデータを照合し、間違いがないかを確認します。従来の検査機では印字品質検査と可変文字読み取り・品質検査のために、2台のカメラと検査機が必要でしたが、弊社検査機を使えば、1台で両方の検査ができるため、コスト削減と生産工程の省力化ができるんです!
イチロー:個別でデータが違う場合もあるんですね! さすがにナンバリングやバーコードまで目視で見るのは無理かも。
中村:データが間違っていれば回収して廃棄しなければならないのですが、毎回異なる数字を目視で正確に検査することは人間では不可能です。例えば医薬品は容量の「.」が抜けると単位が変わってしまいますよね。2.3mlが23mlになっていたりしたら、医療ミスにも繋がりかねないので細心の注意が必要なんです。
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イチロー:なんて責任の大きい仕事なんだ……僕の完敗です。
間違いを見抜くぐらいもっと簡単だと思っていたのですが、想像以上に緻密な作業で、とんでもない技術力が求められることがわかりました。画像検査ソフトウエアの精度の高さに脱帽です。
画像検査機の開発秘話についてインタビューしてみた
僕は自分の力を過信していたみたいです。機械にも見抜けない細かいニュアンスの違いがあるだろうと思っていたのですが、シリウスビジョンさんはありとあらゆるケースを想定して、独自の高精度画像検査アルゴリズムを開発しているそう。
一体どうやって開発しているのでしょうか。取締役の河村さんにお話を伺うことができました。
人物紹介:河村拓海さん 2016年10月にナビタスビジョン㈱(現シリウスビジョン㈱)に参画し、ラベル向け印刷絵柄検査・可変情報検査ソフトウエアAsmilVisionの開発、技術、販売に携わる。 現在は、検査事業統括本部長として、国内画像検査事業とアジア・ヨーロッパの画像検査事業を統括している。ヨーロッパ、北米市場の新規開拓は自ら行っている。 また、新規事業本部長として、中長期の観点から将来を担う新事業を立ち上げている。 |
画像検査機を企業が導入するメリットは?
イチロー:調子に乗って挑んだんですが、完敗でした。技術的にめちゃくちゃすごいことがわかったんですが、画像検査機を企業が導入するメリットはどんなものがあるんですか?
河村:大きく二つに分けて「売上拡大」と「コスト削減」がメリットですね。今回、イチローさんが目視で確認されたように、画像検査機を使わず人が印刷物をチェックしている企業はたくさんあります。でも、人によるチェックは品質にばらつきがあるし、不良品が世に出てしまう恐れもあるんです。
イチロー:実際、僕もいくつか見逃しちゃいましたからね……。
河村:人に「絶対」はないけど、機械にはあるので。画像検査は機械に任せて、人間はもっとクリエイティブな仕事に時間を割けるようになると、売上拡大に繋がります。
イチロー:なるほど。でも画像検査機の導入にもコストがかかると思いますが、コスト削減になるんですか?
河村:今まで画像検査のために使っていた人的リソースを減らすことができるので、人件費の削減に繋がります。例えば今まで3人がかりで検査していたのが、検査機を導入することで欠陥が出たときに対処する要員として1人で回せたりするようになりますから。
河村:画像検査を徹底することで、BtoBではリピート受注にも繋がると思います。高級な商品でもパッケージに欠陥があれば、消費者は「中身は大丈夫なのかな?」と不安になってしまいますよね。そうなるとブランドロイヤリティを下げてしまう。マーケットに不良品が発生しない状態を維持すれば、取引先からの信用に繋がります。
イチロー:信頼を築くのは大変でも、崩すのは一瞬ですもんね……。印刷会社が画像検査機を導入するのはイメージできるんですが、どんな業種のどんな場面で役に立つんですか?
河村:弊社が携わっていることを公表しているものであれば、ワクチンのラベルにも画像検査機を使用していますね。あとは医療機器メーカーや食品、化粧品などさまざまなメーカーで利用していただいています。
シリウスビジョンの画像検査機が選ばれる理由
イチロー:画像検査ソフトウエアを開発する上でどんなことを心がけているんですか?
河村:製品品質と生産効率の両立を心がけています。商品の印刷はさまざまな画像や文字を重ねてプリントすることが多いので、良品範囲内でのずれは付きものです。それを、マスター画像からのずれを一切許容しないようにすると検査機の誤報/過検出がたくさん出てしまうんです。でもアラートを無視すると不良品が出てしまう。
イチロー:「誤報/過検出」……不良個所じゃないのに不良品としてアラートが上がっちゃうんですね。
河村:そうです。弊社はこの業界の中では新しいほうで10年前に参入したばかりなんです。設立当時は新参者で、誤報/過検出が出て、本当の欠陥を見落とすことがありました。それでもソフトウエア開発者が現場の声を大切にしながら改良を重ねて、誤報/過検出が出ないアルゴリズムを開発したんです。
イチロー:開発者の努力の賜物なんですね。
河村:また、昔は画像検査機の設定に手間がかかって面倒だったんです。それをスマホを操作するような感覚で直感的に設定できるように改良しました。それもソフトウエアだから実現できたことで、装置はどんどん古くなりますが、ソフトウエアなら頭脳はどんどん新しくなります。
バージョンアップサービスは有償なのですが、弊社の画像検査ソフトウエア「FlexVision(フレックスビジョン)」と「AsmilVision(アスミルビジョン)」は常にアップデートをかけていて、例えば「AsmilVision(アスミルビジョン)」なら2週間で20個、30個ぐらいの新機能が追加されています。
イチロー:常にブラッシュアップをつづけているんですね。
河村:既存ソフトウエアの開発だけではなく、実は新しい画像検査ソフトウエア「PolarVision(ポーラービジョン)」が近々リリースされる予定なんです。より速度が速く、他社では見つけられなかった欠陥が見つかるようになります。また、現状のソフトウエアでできていないことを実現するソフトウエアで、基板や段ボールなども検査できるようになります。
導入企業様からの声
河村:おかげさまで、私は業界の色々な経営者の方とお話をさせていただく機会が多いのですが、老舗の印刷メーカー経営者の方が『私たちはお客様の「商品の顔」をデザイン、製造させていただいている』とよくおっしゃっています。
イチロー:「商品の顔」かあ。
河村:視覚を通してブランドの価値を伝えることは、強いブランドをつくるための条件の一つです。つまり、印刷メーカーがパッケージ、ロゴ、シンボル、キャラクター、名前、色彩といった、ブランドづくりにおける重要なものづくりを担っているともいえるかと思います。
弊社はオンリーワンの独自技術を活かして、ラベルやボトル、カード、パッケージなど、皆様の「商品の顔」の品質を保証するお手伝いをさせていただいています。
イチロー:身の回りにある商品の品質を見えないところで支えてくれていたんですね。
河村:お客様には「誰でも容易に扱える」「可変情報検査能力が高い」「各検査ソフトウエアの進化速度が速い」などの理由もあり、これまで弊社を選んできていただいていますが、今後も皆様から選びつづけていただけるように、より一層ソフトウエア開発、新規技術の研究開発に注力していきたいと考えています。
画像検査ソフトウエアを開発する上で目指しているゴール
イチロー:画像検査ソフトウエアを開発する上で、目指しているゴールはなんですか?
河村:「画像検査に関わるすべての人々の生活に豊かさと幸福をもたらす」をゴールにしています。「画像検査に関わるすべての人」なので、身内はもちろんですが、消費者、競合他社様も含めて、すべての人の暮らしを豊かにすることが目標です。
イチロー:つまり、僕も対象ってことですね? ありがとうございます!
河村:そのために、世界一の画像検査システムを開発し、ものづくり現場で目視検査をゼロにすることを目指しています。この「ものづくり」には先ほど挙げたような医療機器、食品、化粧品だけでなく、画像を使うものづくり全般が入ります。イチローさんが関わるWeb系のものづくりもそうです。
イチロー:Webも! 確かにWebの画像チェックは完全に目視でした。世界一ってことは海外進出にも力を入れていくんですか?
河村:そうですね。現在すでに中国やベトナム、タイにも拠点を持っているのですが、ヨーロッパや北米市場の新規開拓も進めています。ヨーロッパのお客様には「日本の品質はクレイジー!」と言われました(笑)。こんな欠陥を誤報/過検出なしで簡単に検品できるなんて、と。ドイツの高級車は凝ったデザインが多いので、画像検査の需要は高いですね。
イチロー:そうか、車のデザインも画像検査できるんですね。
河村:はい。画像検査できる対象は幅広いですし、世界的に画像検査システムへの関心度は年々高まっていると感じます。BtoB企業では「今までは画像検査がなくてもいいと思っていたけど、導入しないと受注が取れない」という声を聞くこともありました。
「目視で3回見る」というような手法が通じなくなっていますし、世界的にも品質管理が厳しい方向になっているので、ニーズは確実に増えていますね。
まとめ
こうしてお話を聞いてみるまで、画像検査機がこんなに身近な存在だとは知りませんでした。人間の目視チェックには限界があるんですね。シリウスビジョンの画像検査ソフトウエアだと、どんなに小さい欠陥や不良品でも検出できるので驚きました。
改めて、シリウスビジョンの画像検査ソフトウエアの強みをまとめてみました。
- ここがすごい!シリウスビジョンの画像検査ソフトウエア
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- 独自アルゴリズムで誤報/過検出を出さず、欠陥のみを検出できる
- 誰でも操作がしやすい
- 固定印刷と、バーコードなどの可変印刷を同時に検査できる
- 新機能をアップデートしつづけている
- こんな課題を持つ印刷会社におすすめ
-
- 人力で検品をしていて、画像チェックに時間がかかる
- 人的リソースが足りていない
- 現有の画像検査機が使いづらい、または誤報が多い
新世代画像検査ソフトウエア「PolarVision(ポーラービジョン)」2022年春リリース予定!
先ほど話に出てきたPolarVision(ポーラービジョン)は、ビジネスフォーム・商業印刷・軟包材印刷・電子基板など様々な印刷物への適用性と柔軟性に優れた新世代画像検査ソフトウエアで、今まで以上に高速かつ高精度な画像検査を実現するそう! こちらは2022年春にリリース予定とのことなので、よりバージョンアップしたシリウスビジョンの製品をぜひチェックしてみてください!