こんにちは! 教育事業部のペイです。
私たちが運営するWebクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」には、新しいキャリアの一歩を踏み出すべく、多くの方が学習をしてくれています。
働き方が大きく変動している昨今において、「フリーランス」や「副業・復業」のようなワードが当たり前に飛び交っていますよね。
フリーランスと聞くと、「自由な働き方で楽しそう!」なんて、イメージを持つ方もいるかもしれません。
……でも実際そうなのでしょうか?
フリーランスの方からは「実際楽じゃないよ」なんて声を聞く機会も多いです。
実は私もLIGに入社する前は、訳あって短い期間ですがフリーランスで活動していた時期もあります。たしかに良いこともあったし、悪いこともありました。
今回はフリーランスで働くってどのようなことなのかを、まとめてみたいと思います。
フリーランスとは?
フリーランスとはそもそもどのような意味なのでしょうか。
語源を調べると「free lance」(訳:自由な槍)という意味でした。その昔中世の戦時代に国や軍隊に所属をしておらず、戦ごとに雇われる自由な兵士たちがいたことから、フリーランサー(free lancer)というワードが生まれたそうです。
現代においては、会社や組織に所属せずに、案件ごとに仕事をしている方をフリーランスと呼びます。一般的には、自由な働き方をしているというイメージを持たれることが多いです。
フリーランスの仕事
フリーランスの仕事は、とくに業種に関係なく存在しています。
そのなかでもクリエイター系の職業は、フリーランス(個人事業主)としてお仕事を受ける方も多いです。
(参照:内閣官房日本経済再生総合事務局 フリーランス実態調査結果 令和2年5月)
フリーランス向けに行われた実態調査のデータを見てみても、業務・作業の依頼で仕事を受ける、つまりは委託で仕事を行う方が4割超えとなっています。そういった職業として挙げられるのが、Webデザイナーやエンジニア、Webライターなど。専門的なスキルを持つクリエイターと呼ばれるフリーランスが多いことがわかります。
しかし圧倒的に多いわけではなく、小規模での販売職や俳優・アーティスト、家事代行業などさまざまな職業があります。フリーランスとしての働き方は、さまざまな形があると言えるでしょう。
フリーランスになった理由
現時点でフリーランスとして活動している人たちは、どのような思いでフリーランスになったのでしょうか。
(参照:内閣官房日本経済再生総合事務局 フリーランス実態調査結果 令和2年5月)
圧倒的な理由として多いのが、「自分の仕事のスタイルで働きたい」という理由でした。
このデータは多種多様な読み取り方ができると思いますが、人間関係や、組織の事情、仕事の内容などに縛られることなく、自分のスタイルを持って仕事していきたいと感じる人がフリーランスの人には多いようです。
また「時間や場所を自由にするため」というのは、実際スクールを運営していて、フリーランスを目指す方から多く聞く意見です。
長い目で見た人生設計や、ライフワークバランスを考えたときに、1日8時間、決まった場所で仕事をし続けるというのは、人によっては大きな障害となりえます。
縛りのない仕事の仕方や、働き方を目指してフリーランスの門を叩く人が多いようですね。
それでは、実際にフリーランスになってみてどのようなことを感じているのでしょうか。
フリーランスになった結果、自由な働き方に満足
実際にフリーランスという働き方をしてみて、どのような満足度があるのかも、データが出ていたのでみていきたいと思います。
(参照:内閣官房日本経済再生総合事務局 フリーランス実態調査結果 令和2年5月)
人間関係、環境、時間など、やはり自由な状態で仕事をしていくことに対して満足しているケースが多いようですね。
組織の中で働くうえでは、組織の一員として見られ方を気にしながら生活を強いられることもあるかもしれません。社内での評価を気にして、生活を調整している方も多いと思います。
フリーランスであればそういったわだかまりがなくなり、身も心もフリーな状態で働けることは、メリットとして捉えることができます。
フリーランスとして働き続けたい人が多い
(参照:内閣官房日本経済再生総合事務局 フリーランス実態調査結果 令和2年5月)
実態調査の「今後もフリーランスとして働き続けたいか?」という問いに対しては、約8割の人が続けたいと回答しており、フリーランスは働き方として満足値の高い状態であることがわかります。
フリーランスで働くためのデメリットは収入面
「働き方において満足度が高いとはすばらしい。全員フリーランスになるべきなんじゃないか?」なんて思ってしまいそうですが、もちろん大変な部分もあります。
(参照:内閣官房日本経済再生総合事務局 フリーランス実態調査結果 令和2年5月)
こちらのデータはフリーランスとして働くうえで、厳しいと感じる部分を統計としてまとめているものです。「収入が少ない・安定しない」と回答している人が6割もいる状態となっています。
フリーランスと聞くと、それなりに稼いでいるイメージの方も多いかもしれませんが、現実はそんなに甘くないのかもしれませんね。
(参照:内閣官房日本経済再生総合事務局 フリーランス実態調査結果 令和2年5月)
年収の統計も出ていました。面白いと感じたのは、企業に勤めている人との数字と近い曲線を描いていることです。
しかし年収500万円以上のレンジに行けば行くほど、フリーランスのみで仕事をしている人の割合は、企業に勤めている雇用者に比べて少なくなっています。
「同じくらいの収入レンジならフリーランスの方が良いじゃん! 自由だし!」って思う人もいるかもしれません。
このデータを見てどう感じるかは自分次第。収入面という点において、高収入をフリーランスで目指していくのは、それなりにハードルが高いと考えて良いかもしれません。
フリーランスで働く上ではトラブルにも注意が必要!
(参照:フリーランス白書2020 – フリーランス協会ニュース)
フリーランス協会が実施した実態調査を見てみると、フリーランスの約半数の人が業務委託時におけるトラブルを経験していると回答しています。
(参照:フリーランス白書2020 – フリーランス協会ニュース)
報酬の金額や支払いに関するトラブルが多くを占めていることがわかります。
かならずしも思った通りにクライアントが動いてくれるわけではないのは、企業で仕事をしていても同じかもしれません。しかし、企業の規定や条件に守られていないなか個人として、こういったトラブルに立ち向かうのは、相当な労力を必要とします。
この資料を掲載しているフリーランス協会なども、個人事業主を対象としたトラブルに対する保険を用意しています。こういった面があることを想定しながらお仕事をしていく必要がありますね。
「仕事したのに報酬がもらえなかった」……なんてことにならないように注意しましょう。
まとめ
フリーランスは、自由な働き方で魅力も多い職業ですが、その分リスクも存在していることが今回調べてみてわかりました。
しかし、フリーランスを続けたいという声が多いですし、働き方が多様化する現代においては個人事業主という選択肢は、素晴らしい選択の一つになると思います。
ご自身のライフプランや、目指したい場所に合わせてぜひ考えていただきたいと思います。
もしWebクリエイターとして、フリーランスや副業を目指したいという方がいれば、私たちが運営するデジタルハリウッドSTUDIO by LIGに足を運んでみてください!
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ではまたお会いしましょう! さようなら!