大学3年生の私が感じた、コロナ禍でのメリット・デメリット

大学3年生の私が感じた、コロナ禍でのメリット・デメリット

みさ

みさ

初めまして。いいオフィス上野スタッフのみさです! 「食」が大好きな、都内の大学に通う大学3年生です。グルメに関するWebメディアでライターをしたり、家で焼き芋の食べ比べにどハマりしたり、インスタ(@_dreamisa_)で大好きな食べ物の発信をしてます。

いいオフィス上野では、2020年10月からアルバイトをしています! これが初めてのLIGブログということで、大学生ならではの記事を書いてみようと思いました。

この1年間は大学の授業が完全にオンラインだったため、ついに一度もキャンパスに足を踏み入れることなく大学3年生を終えてしまいました…。そんな激動の1年間を振り返り、コロナ禍における大学3年生として感じたメリット・デメリットを4つずつあげてみます。「大学生」としてだけではなく「大学3年生」として、就活の話もします。

ひとくちに「大学3年生」と言っても、境遇は人それぞれ。今回は書いていくのは私個人が感じたことなので、あくまで大学生のいち意見として、「へ〜こんなこと思ってた、大学生もいたんだなあ」と、ゆる〜く読んでいただければ嬉しいです。

コロナ禍大学生のメリット

テストのための暗記をしなくていい

キャンパスで授業をしないということは、大教室で行っていたあの筆記テストが実施できないということ。そのため、今までは筆記テストで成績評価をしていた科目が、こぞってレポート評価に変更になりました。

これはレポートを得意とする学生にとっては超メリット。私は完全にレポート派です。テーマが前もって発表されるので自分のペースで進めることができますし、どこが出題されるのかという探りを入れる必要もありません。

テスト直前になってとにかく暗記をするという、よく分からない勉強法も必要なくなりました。コロナ禍前のテスト期間はまさに情報戦。過去問の情報を集めるのに必死だったのが、もはや懐かしいです。

いくつかの科目は、オンライン授業であってもテストによって成績評価がされました。キャンパスに集まって紙のテストを解くのではなく、授業時間中にインターネット上でテストを受けるというもの。

いくらでも過去の授業資料を見ながら解くことができるので、難易度は圧倒的に低くなりました。あ、教授が「資料などは何を見てもいいですからね〜」と言ってたので、もちろんオフィシャルにOKのカンニング? ですよ!(笑)

就活での面倒なことがかなり減った

以前、私は就活に対してこんな想像をしていました。

抱いていた就活へのイメージ
  • リクルートスーツを着る
  • ヒールで靴擦れを起こし苦しむ
  • 真っ黒に髪を染める
  • 移動で満員電車に揺られる
  • OB・OG訪問でいろんな本社に行きまくる

でも実際コロナ禍で就活をしてみると

実際に体験した就活の現状
  • スーツを着る機会がほぼない
  • よってヒールを履く機会もない
  • オンラインだと髪色にそこまで神経質になる必要がない
  • リアルで実施する面接やイベントはごくわずか
  • 先輩に話を聞くときは基本的にZoom

こんな感じ。オンラインになったおかげで、就活に対するマイナスイメージがイメージのままで済みました!(笑)

私の場合スーツを着てヒールを履いての外出は、一度もしていません! 服装がスーツ指定のZoom説明会で上だけスーツを着たことや、リアルのインターンシップでビジネスカジュアルな服装で出かけたことはありましたが、それも片手で数えられるほど。私が見ていた企業に関しては、私服指定が多かったです。

今まで、ヒールを履かなければならない場面では、目的地まではスニーカー、現地でヒールに履き替えるという手間をかけていた外反母趾の私。それがなくなったのは本当によかった!!!

髪色は真っ黒ではありませんでしたが、画面越しだとなんとなく黒っぽく見えるので黒染めもしませんでした(そもそも、就活で黒染めをしなきゃいけないとかヒールを履かないといけないとかスーツを着なくちゃいけないという風潮に疑問を抱いていますが!!!!!!! 話が長くなるのでここまで)。

実家暮らしで家事力アップ

21年間東京で実家暮らしの私は、恥ずかしながら今まで家事をする習慣がありませんでした。しかし、おうち時間が増えたことによって、今までは母がやっていた家事を私が率先してするようになりました!

今では、母の帰りが遅い日に洗濯物・洗い物・布団の準備などを済ませるのがナイトルーティーンになりました。タオルの折り目の向き、部屋着をしまう棚の場所など、母が確立してきた我が家のルールを絶賛覚え中です。

母が夜ご飯を作る日には、私も一緒にキッチンに立つようになりました。「なんで野菜を茹でるときに、塩を入れるんだろう?」「肉の種類によって、油をひかなくていい場合があるのはなぜ?」など、料理に対する疑問が次々に浮かび上がり、それを一つ一つ解消していくのがとっても楽しいです。

ライフスタイルが圧倒的にヘルシーに

コロナ禍前は、5限の授業が終わると毎日いろいろな大学の友達とビストロやら居酒屋やらを楽しんでました。

自粛生活が始まるとそれは一変。一ヶ月以上、外食をしない期間が自分の人生に存在するなんて最初は考えられませんでしたが、実際過ごしてみると自炊の楽しさに覚醒!!!

特に、オートミール・糖質ゼロ麺・焼き芋などにどハマりし、インスタグラムにそれをアップするようになりました。ごはんが好きだけど外食しか語れない….という人間から、おうちごはんも楽しめる人間にアップデートできてハッピーです♡

その他にも、筋トレとウォーキングが日課になったり、基本的にメイクをしなくなったりと、ヘルシーな生活をできるようになりました。

コロナ禍大学生のデメリット

パソコンに向かいすぎて体調不良に

私の所属していた学部は全ての授業がオンラインで開講。春学期は授業を履修しまくっていたので、多い日は授業時間だけで7時間ほどパソコンに向かっていました。

それ以外にも、授業外課題に取り組む、会社説明会に参加する、Webメディアの記事を書くなど、生活がほぼパソコンで完結します。さすがに体がおかしくなりました。肩こりやこめかみの激しい痛みが襲ってきて、病院にかかってみると「緊張型頭痛」ってやつぽかったです。みなさんも適度な運動を挟んで予防しましょう。

オンライン授業で得られるものが少ない

オンライン授業はリアルよりも得られるものが少ないと感じました。できることなら、学費を大幅に減額してほしかったです。

教授もデジタル慣れしておらずトラブルが起きるのは日常茶飯事。学生がプライベートチャットで送ったちょっとデリケートな内容を、教授が誤って授業中に読み上げてしまうなんてこともありました。また、授業によっては講義すら行わず、週1でアップロードされるPDFを2-3枚読むだけなんてのも……。

友達と就活の情報交換ができない

キャンパスに行かないので、大学の友達に会えません。毎日の何気ない会話情報交換がなくなるのは、就活においてはかなり致命的。

従来の就活を経験していないので比較するのは難しいですが、先輩たちは大学で友達と就活の進捗を報告しあったり、一緒にWebテストを解いてみたり、就活イベントに参加したりしていたようです。

同世代はほとんどの方がそうだと思いますが、人生初めての就活がコロナ禍の就活となります。右も左も分からない状態の中、家で孤独にネット検索をしまくって、なんとなく就活の波に乗り就活が始まりました。これがコロナ禍じゃなかったら、どんな風に就活をしていたのかな? と何度も妄想していました。

就活は情報戦みたいなところも少なからずあると思うので、周りからの些細な情報が入ってこないというのは苦しかったです。

超計画していた留学がなかったことに

2020年夏から留学を計画していたのですが、水の泡に……。奨学金を申請したり以前から準備をコツコツしていたので、かなり絶望しました。私の周りでは、たくさんの友達が2020年に留学を計画していましたが、ほぼ全員が留学を中止(延期?)しています。

私は留学を経験したあとの価値観をもった自分で、将来を考えたり就活にのぞんだりする予定でした。「留学もせずに就活をするなんて考えられない!」と最初はなかなか就活にメンタルをシフトできませんでした。

大学生だから”時間がある”のにそれが意味を成さない

「大学生のうちに遊んどけよ」って大人はみんな口を揃えて言います。その「遊ぶ」が何もかもできないんです。今自分って大学生なのかな? って何度も自分に問いました。

こうしている間にも、「人生の夏休み」なんて呼ばれることもある4年間が勝手に消費されていき、実質自分が”大学生”できたのは2年間だったな〜と思っています。コロナ前であれば、大学の長期休みはバイト代を注ぎ込んで毎回海外旅行をしていたのに、今ではそれもできず。時間があるのに、海外に行けないこの時間が悔しくてたまらないです。

人に会うことがなくなり、楽しみが何かもよくわからなくなり、家族にも落ち込んでいないかと心配されたことも。気分転換しようと思っても、友達に会うこと自体に罪悪感を抱かざるを得ない毎日。

大学生の中には、「収入が減ったため出費を控えるためにも、ますます友達に会う機会を減らさなくてはいけない(でも、友達と遊ばないと精神がおかしくなっちゃいそう。でも、コロナだしやっぱり会わない方がいい。)」という、ジレンマのような悪循環に陥った人も多いと思います。

もしも、これからの1年で挽回できるなら、いろいろ楽しんでやりたいと企んでいます。大学生、楽しみたいです。頑張ります。

みんなにも聞いてみました

インスタのストーリーの質問機能を使い、「コロナ禍で大学生してて感じたメリット(デメリット)」を聞いてみたところ、50人ほどの友達やフォロワーさんが回答してくれました! 私とは違う境遇の方もいたり、いろいろ面白かったのでいくつかシェアします。

メリット
  • 一人暮らしを辞めて家族と過ごす時間が増えた
  • 授業始まる3分前に起きても間に合う
  • 定期代が浮く!
  • 家族が団結した
  • 休学できる
  • 平日週3フルタイムのバイトができた
  • 単位がとりやすい
デメリット
  • フィールドワークができない
  • 定期を買わないから活動範囲が狭まった
  • 交流関係が広がらない(回答してくれた大学1年生の子は、友だちがなかなかできなかったそうです……)
  • 恋人ができない
  • よっ友(すれ違ったら「よっ」と声をかけるくらいで、わざわざ約束をして遊ぶほどではない友)レベルの人との繋がりが途絶えた
  • JKが普通に高校へ通い、帰り道にスタバでたむろしてるのを見るのが苦しい(大学の帰りにスタバでたむろしたいのに!)

おわりに


▲いいオフィス上野のスタッフのみなさんと私

こうして振り返ってみると、この1年間の生活がもたらしたメリットとデメリットはいい勝負であるということに気づけました。

そして何より、このコロナ禍がなければ私はいいオフィス上野で働くことも、こうしてLIGブログを書くこともできていませんでした。いいオフィスの会員さんやLIGの社員さんなど、素敵な大人にたくさん出会えて私は幸せ者です。

境遇を生かして、常にベストな道を歩んでいきたいです。

いいオフィス上野、ぜひ遊びに来てくださいね!

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