こんにちは、LIG人事のあきとです。
人事や経営者のみなさま、自分の会社がどういうタイプの人たちで構成されているか、把握していますか?
LIGは個性豊かで、いい意味で少し変わっている人が多いんです。なので採用を行うときには入社後のミスマッチが起こらないよう、自社の雰囲気やカルチャー、仕事の進め方にマッチした人材を選ぶようにしています。
でもこれがなかなか大変で……。「この人なら入社してもうまくやっていけそう!」というのをずっと感覚ではかってきたんですが、もっと根拠になるものが欲しいと思っていました。
そんな折、「ミイダス」という中途採用サービスのPRの話が舞い込んできました。なんと会社と人材との相性をデータで示してくれるんだとか。これは画期的です! 物は試し、使ってみることにしました。
自社にフィットした人材を無料で検索できるミイダス
▼ミイダスとは
約97,000社の企業が導入している中途採用サービス。約36万人のユーザーの中から自社にマッチした人材に直接アプローチできる。最近では独自開発した「ミイダスコンピテンシー診断」をもとに、自社にフィットする社員の傾向を分析できる「フィッティング人材分析機能」をリリース。内面的なビジネススキルや思考性やストレス耐性などをベースに、自社にフィットした人材の傾向を分析し、採用まで一貫して行うことができる。1年間の定額制で、オファー数や採用者数に関わらず追加費用は不要。ミイダスコンピテンシー診断検索機能は、HRアワード2019「プロフェッショナル 人材採用・雇用部門」の最優秀賞を受賞。
- こんな悩みをもつ会社にオススメ
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- 採用後にミスマッチが発覚することが多い
- そもそもどんな人材が自社にフィットするかわかっていない
- 採用したい人材の探し方がわからない
- 採用したい人材に自社の求人が届かない
従来のサービスとはここが違う!ミイダスならではの機能
LIGではこれまでいくつかの中途採用サービスを利用していました。ミイダスがそれらとどう違うのかを調べてみると、企業にとってうれしい二つの機能があることがわかりました!
①「ミイダスコンピテンシー診断」を活用した人材検索
ユーザーのミイダスコンピテンシー診断結果をもとに、従来の選考・採用では判断しづらかった内面的な部分を条件に人材を検索できる機能。パーソナリティや上司との相性などから人材を探すことができるため、採用のミスマッチや早期離職を防止できる。
135個の質問により、ユーザーのコンピテンシー(行動特性)を分析するアセスメントツール。「パーソナリティの特徴」「上下関係適性」「ストレス要因」「マネジメント資質」の4分野、41項目がわかる。ミイダスの契約企業には業種・職種・企業規模別のハイパフォーマーのコンピテンシーが無料公開されている。
▼ミイダスコンピテンシー診断でわかる項目一覧
②自社社員のタイプを把握できる「フィッティング人材分析」
複数の自社社員に上記のミイダスコンピテンシー診断を受けてもらうことで、活躍している社員の特徴を把握できる機能。算出された結果と同じ傾向をもつユーザーにオファーすることで、高い活躍が期待される人材の獲得につながる。
これならLIGにマッチした人材が見つかるかも。人事として純粋にワクワクしてきました!それではさっそく、使ってみましょう!
さっそく無料で自社の社員の分析をしてみる
ユーザーとしてミイダスに登録してみる
1.ミイダスコンピテンシー診断でLIG社員の特徴を知る
まずはLIGの社員にミイダスコンピテンシー診断を受けてもらいました。
その結果から、自社にフィットする人の特徴・フィットしない人の特徴がでるので、それをもとに人材検索するのがオススメだとか。また、診断分布がでるので、どんな特徴を持った人が多いのかも一目でわかるとのこと。
10人以上の受験データが必要なので、今回はWeb事業部のみなさんに受けてもらいました!
STEP1:診断してもらいたい社員に診断用URLを配布
診断を受ける社員に診断用のURLを配布します。所要時間は30分程度。
何人受けたのかは管理画面でわかるので、受験を忘れている社員がいたらリマインドしておきましょう。
STEP2:データを抽出したい社員のグループを作成する
特徴を抽出したい社員のグループを作ります。
部署のメンバーでグループを作ってもよし、優秀な成績を納めるメンバーでグループを作って活躍する人の傾向を出してみるもよし、やり方はさまざまです。
STEP3:Web事業部のデータが集まった!
データが集まりました!
自社にフィットする人・しない人の項目を表示するためには、人事からの評価(5段階)を入力する必要があります。人事の方はこちらもポチポチしておいてくださいね。
Web事業部の診断データからは、こんなことがわかりました!
フィットする人・しない人の特徴
Web事業部にフィットする人の特徴は、
・ストレス要因の「矢面に立つ」の数値が低い
・パーソナリティの特徴の「プレッシャーへの耐力」の数値が高い
という結果が出ました!
このポイントが高い場合、相手にとって喜ばしくない事実や情報を伝えたり、多くの人が嫌がるようなことを実行するのに、ストレスを感じやすい。
【プレッシャーへの耐力】
感情的にならず、プレッシャーやストレスが強い状況でも平静を保つことができる。楽観的な人だといわれる一面を持っている。
総合すると「人が嫌がるような仕事へのストレスを感じにくく、プレッシャーに強い人」ということだそう。強い!
当たってます!!!そういう人多いです!
確かに同じ傾向の人なら、チームに入ってもうまくやっていけそうです。
社員グループの診断分布
診断分布からは、ミイダスコンピテンシー診断の各項目ごとに、どんなタイプの人が多い・少ない傾向にあるかということがわかります。全部で41項目あり、色が濃くなっているところが人数が多い=そのタイプの人が多い傾向にあるということ。
例えばWeb事業部だと、「問題解決力」の項目が、比較的高い方に人数が寄っていることから、「やさしい問題よりも複雑な問題にぶつかるほど意欲が出る」という人が多い傾向にあることがわかります。
一方、「人あたり」が比較的低い方に人数が寄っており、大丈夫か!?と思いましたが、「低い=悪い」わけではありません。高いと「相手の意見を尊重することができる」に対して、低い場合は「他人の意見に流されず、自己主張をはっきりできる」という見方をすることができます。
社員からも「なるほど〜」という声が。感覚でわかっていたことが数値化されるので、結構面白いです。ちなみに上記のような分析は、各項目ごとについている注訳を参考に読み取ることができます!(勝手なポジ読みではありません!笑)
このように、上下関係適性として「上司としてのタイプ」や「部下としてのタイプ」も見れるのはおもしろいです!
Web事業部は、「あまり部下に指示するよりも、部下に任せて自主的に動いてもらうことを好む」人が多いとわかりました。
今回は部署でグループを作っていますが、例えばリーダークラスやマネージャー陣などのメンバーだけに限定して見てみるのも参考になりそうですね!
2.LIG社員の傾向をもとに、フィットする人材を検索!
さて、分析して終わりではありません。
今回の真の目的!この傾向に合う人材を検索してみましょう!
探し方はいろいろありますが、今回は「自社社員の特徴から探す」という方法で検索してみます。
「矢面に立つ」が4以下、「プレッシャーへの耐力」が7以上で絞って検索した結果…
当てはまるユーザー10,993人!おおっ!かなりいます!
直近の年収、経験職種はもちろん、スキルまで細かく表示されるんですね。
もう少し条件を絞って検索してみたのですが、すでに会ってみたい人がチラホラ。ヒット率が良さそうです。なんとここまで無料でできるんです!
つまりフィットする社員の分析とミイダスのデータベースにいるユーザーの検索までは無料でできるんですね。
従来型の採用に物申す!?ミイダスは何が違うの?
ミイダスコンピテンシー診断を活用することで、求める人材像が見えてきました!ただこの結果を信じて実際に採用したところで、本当にミスマッチは起こらないのだろうか……。それにどうしてこんなサービスを始めたのかも気になる。
ということで、ミイダスの担当者を直撃してみました!
人物紹介:村尾さんミイダス株式会社の広報・マーケティング部部長。2012年にパーソルキャリア株式会社に新卒で入社後、dodaの求人広告営業・dodaマーケティング企画を経て2018年4月にミイダスにジョイン。ミイダスではプロダクトの企画やディレクター、広報、マーケティング、PRなどを幅広く担当。 |
- ミイダス株式会社
- 転職サービス「doda」や人材派遣サービス「テンプスタッフ」などで構成されるパーソルホールディングスに属する中途採用サービス会社。グループの社内起業コンテストから誕生し、2019年4月に法人化。中途採用サービス「ミイダス」は2015年11月サービス提供開始。
ミスマッチを生む「意味のない要件定義」をやめる
あきと:よろしくお願いします!ミイダスは社内ベンチャーということですが、サービスが生まれた経緯を教えてもらえますか?
村尾:始まりは「現状の転職活動には無駄が多い」ということに気づいたことでした。大半の転職希望者は忙しい中で転職活動をしなくてはいけません。自分が受かるかどうかも分からないけど、職務経歴書を一生懸命書いて、何社も企業に応募をします。さらに書類選考が受かったら、今度は面接対策をして面接に挑み、やっと入社を勝ち取ります。ここまでくるのも大変です。しかしそんな大変な思いをしても、実際入って活躍できるかどうかは別です。入ってみたら思ってた職場と全然違ったり、雰囲気に合わなかったり、仕事の進め方が前職と違って力が発揮できない、ということもあるかもしれません。
であれば、最初から自分が活躍できそうな職場を知った上で、入社する方が断然効率がいいのではないでしょうか。もちろん法人企業も同じく、最初から活躍してくれる可能性が高い人を採用した方がお互いWIN-WINだと思います。しかしそれがなかなか上手く行ってません。
あきと:まぁ、お互い最初から活躍できるかどうかを判断するのは難しいですもんね。
村尾:そして企業側も活躍できる人材がどのような人なのか分かっていないのにもかかわらず、漠然と「35歳まで、大卒、経験年数○○年、転職回数○回以下」といった条件で人材を探してしまいがちです。でもその条件=活躍できる人の条件ではないと思うんです。しかし既存の転職のサービスでは人材を検索する条件の項目がそれくらいしかないので、そのような要件定義にせざるを得ないんです。ミイダスはその根拠のない要件定義こそ、採用のミスマッチや無駄な工数を生んでいると考えています。
あきと:でも人事からするとその要件定義が難しいんですよね。具体的にどうすればいいんですか?
村尾:自社で活躍している人にはどんな要素があるのかを知ることが必要です。一番大事にすべき部分がわかれば、正しい採用にたどり着くと思います。当社はそのためのツールとして「ミイダスコンピテンシー診断」を開発しました。
あきと:そういうことなんですね。でも大事にすべき要素がわかっても、転職希望者がそれを持っているかを見極めるのは難しいですよね。
村尾:ええ、従来の1時間程度の面接ではほとんど見極められません。面接でその人の内面については質問しにくいですし、盛ってることもありますからね。でもミイダスコンピテンシー診断結果を見ながら面接をすれば、活躍に関係する要素にフォーカスして面接することができるので、面接のクオリティも格段に上がります。だから面接とミイダスコンピテンシー診断はセットで使っていただきたいんです。
ミイダスコンピテンシー診断を使った採用で生産性4倍UPも!
あきと:ミイダスコンピテンシー診断は画期的なサービスだとは思いますが、実際どうなんですか? 成果はでているんですか?
村尾:実はミイダスは自社でもミイダスコンピテンシー診断を使った採用をやってみたんです。営業の社員30人くらいに診断を受けてもらったところ、「ヴァイタリティ」の数値が高くて「人あたり」の数値が低いというのがわかりました。営業で人あたりの数値が低いってまずそうですよね(笑)。でもこれ、先ほどのLIG社内での診断でもあったと思うのですが、人あたりの項目では「人の意見をどれくらい尊重するのか?」ということを測っているので、「人の意見を受け入れすぎず、自分の意志を貫く力がある」という見方ができるんです。つまりミイダスで活躍するのは「目標を達成するためのヴァイタリティがあって、自分の意見をしっかり貫ける人材」ということになりました。ミイダスはこの結果を信じ、その項目にフィットする人材を採用してみたら、生産性が4倍くらいアップしました!
あきと:生産性4倍アップって!! すごくないですか??
村尾:最初は半信半疑で、ミイダスコンピテンシー診断をもとに採用された新人の研修に私も関わったんですが、採用されたとある男性の第一印象は全然売れなさそうでした(笑)。ミイダスコンピテンシー診断を信じて大丈夫だったのか?! と思いながら研修をしたんですけど、研修中も彼は全然ダメで、私にけちょんけちょんにされてました。正直あんまり活躍できないかもな……と思ってたのですが、なんと3ヶ月後にはめちゃくちゃ売る営業になっていました。私の印象なんかよりもぜんぜん、コンピテンシー の方が当たってましたね。(笑)
「BBQあります」より大事な情報がある
あきと:ミイダスコンピテンシー診断以外に、工夫されていることはありますか?
村尾:情報の構造化を進めています。人事が面接をするかどうかの判断ポイントって、大体決まっているんですよね。例えば営業なら、どの業界にいたか、新規・既存のどちらを担当していたか、商材は何かといった点です。従来の転職サービスはその情報を転職希望者に直接ヒアリングするか、職務経歴書に書かれていることが多かったんですが、ミイダスではユーザー登録する際にそこまで入力してもらいます。なのでデジタルにターゲットを検索することができ、面接したい人だけを絞ることが可能です。
あきと:採用の効率化につながりますね。情報の構造化はユーザーに対しても行っているんですか?
村尾:もちろんです。転職希望者が知りたいことは、職種ごとに違います。例えばエンジニアなら私服勤務OKか、PCにフリーソフトを入れていいのか、採用しているツールは何か、いい椅子を採用しているかといった点ですね。でも従来の転職サイトや求人票ではそのような、応募の判断に必要な情報は全く書かれていないのに、「社員でBBQやります!」などの補足情報ばかり積極的に書いている企業を散見します……。
あきと:それあります! ユーザーは「いやいや、知りたい情報そこじゃないから!」って感じでしょうね。
村尾:はい、問題は応募を判断するのに重要な情報が書かれてないことなんです。ミイダスでは、ユーザーが応募を判断するときに気になるポイントを職種ごとに分析しました。それらを企業に回答してもらい、求人票に落とし込んでいます。本当に必用な情報が整理されたことで、フィット・フィッティングがしやすくなりました。
中小企業や異業界転職にも最適
あきと:人材系のホールディングスにいるのに、既存のサービスを結構否定してきますね(笑)。
村尾:あはは(笑)。もちろん従来の採用サービスには沢山のメリットもあります。でもこの人手不足の状況下では既存のビジネスモデルには限界もあると考えています。企業はもっと自ら動いて、どういう人が活躍するのかを知ることが大事ではないでしょうか。特に中小企業では一人の力がすごく大事。即戦力をとれるかどうかで、会社の伸びが大きく変わります。ミイダスならその一人を採用費を抑えた形で見つけられるんです。
あきと:導入企業には中小企業が多いんですか?
村尾:めちゃくちゃ多いですね。半分以上が中小企業です。知名度の高い企業は積極的に採用活動しなくても応募はくるし、人材紹介会社がいい人材を紹介してくれます。でも中小や地方の企業ではなかなかそうはいきません。そこで、ミイダスをご利用いただいています。ミイダスは自分たちでマッチする人を見つけるツールです。定額制ですし、自社にフィットする人材を分析できて、採用まで行えるツールだからこそミスマッチに悩んでいる企業様にはぜひ利用いただきたいです。
あきと:中小企業のほかに、どういったケースに向いているんですか?
村尾:異業界転職にはもってこいだと思います。今後、異業界への転職は当たり前になってくると思いますが、ミイダスなら異業界出身かつ未経験でも、ミイダスコンピテンシー診断で見出した「本質」を参考に、自社にマッチした人材にオファーできます。
あきと:これから導入する企業へ、採用の精度を上げるためのアドバイスはありますか?
村尾:何よりもフィッティング人材分析の結果を使って人材検索してほしいですね。社員にミイダスコンピテンシー診断を受けてもらえば大事にすべき要素がわかるので、年齢やスキルだけで無理に対象を絞るよりも効率的です。あとは会社のことや条件を伝えるために求人票をしっかり入れたり、オファーを送るときは相手に合った条件にすることも大事です。
まとめ
今回お話を伺ってみて、ミイダスなら企業にとっても転職希望者にとってもWIN-WINな採用ができそうだなと思いました。人事としては、エージェントを使わず直接ユーザーとやりとりできるので、無駄が省けそうでうれしいです。
人材系グループから生まれた新規事業ということで、既存のサービスの課題を解決したいというアグレッシブさがとても伝わってきました…!笑
では最後に、ミイダスのいいところをまとめておきます!
- ミイダスのここがすごい
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- 自社社員の傾向や強みを知ることができる
- 採用で本当に大事にしたいことが見えてくる
- ミイダスコンピテンシー診断で、パーソナリティなどの本質を条件にフィット・フィッティングできるのが画期的
- 異業界出身だけど、自社にマッチしている人にオファーできる
人事として、リアルにおすすめですこれ! 本格的に使っていきたいなーと考えています。
無料トライアルをやっているようなので、まずは試してみてはいかがでしょうか。