明日から、身につける。
明日から、身につける。
2019.05.27

登っていない山は登っていないと言ってほしい。LIGの面接で聞きたいこと、気をつけていることを共有します。

あきと

こんにちは。LIGで人事をしております、あきとです。

突然ですが、みなさん、最近面接しましたか? 面接ってする方もされる方も難しいですよね。怖いですよね。めっちゃ緊張しますよね。そこで何を聞かれるか、何を見られるかが、わかっていたら少し気が楽ですよね。

ということで今回は、人事である私が面接で何を知りたいのか、ということを皆さんにお伝えしたいと思います(あくまで、一個人としての考えです)。もしLIGの選考を受けてくださることを決めた方がいらっしゃいましたら、面接前にこの記事を読んでいただけると嬉しいです。

とはいえ、この記事は決して面接のテクニックや攻略法をお伝えする記事ではありません。答えを書いているわけではなく、基本的な考え方をご理解いただければ、面接や面談の時間も非常に有意義になるのでは、と思っています。この点ご理解いただければと思います。

「自分の言葉」を話しているところが聞きたい

結論からお伝えすると「自分の言葉」を聞くことができれば、面接の目的はほぼ達成していると思っています。あとは事実の確認だけです。いままで何をされてきたのですか? とかこれってやったことありますか? とかです。

たとえば……
Aさん:「一流のデザイナーを目指したいと思っています!」
Bさん:「クライアントの課題を解決しながらも、その先にいるユーザーを真摯に考え抜いたデザインをしていきたいです。」

Aさんの言葉って、ちょっと力んでいて地に足がついてない感じがします。なぜなら、「誰でも言いそうなこと、言えること」だからです。

でもBさんは、力が適度に抜けていて、これまでいろいろ経験してきた末にたどり着いた言葉に思えます(もちろんこれが、「自分の言葉」なのかどうかはこの「フレーズ」だけでわかりません。あくまでわかりやすい例えとしてご理解ください)。

その人しか発せない、これまでの経験に基づいた言葉が聞けると、採用担当者としてはとても嬉しく思います。

安易な例えかもしれませんが、高い山に登りきったことがある人は、登頂の苦しさもわかった上で、頂上にたどりついた達成感や開放感、そのときの感動を話せると思いますし、「私は山を登ったことがあります」と言えますね。

しかし5合目で下山してしまった人は、その感動は話せないと思いますし、経験していない登頂時の感動を言おうとしても、誰かが言ったであろう想像したものを言わざるを得ません。

大事なことは、登っていない山は登っていないと言うことだと思うのです。「以前5合目であきらめてしまったので、これから登ろうと思っていて、最近は筋トレとランニングを始めたんです」という現在進行系の話が聞けたら、それでいいと思います。

ほかには、自分は5合目以上は登れなかったけど、5合目以上に登ろうとしている人にお水をスムーズに渡す技術を身につけたんですよ、とか、休憩所でマッサージができるんです、とかでもいいと思うんですよね。決して頂上を目指しています! という言葉が聞きたいわけではないんです。

でも、面接って「頂上を目指す」って言わなきゃいけない感もありますよね……。

面接官が気をつけないといけないこと

なぜ、多くの人が面接で「山登ったことあります」って言っちゃうのか。それは面接官にも原因がある、と僕は思っています。

面接の場ってフェアに思えてぜんぜんフェアじゃない。面接で「見られている感」が出ていると無意識に「盛ってしまう(虚勢を張る)」意識も働いてしまうのではと思います。少しでも良く言おう、優秀だと思われないといけない、と。

なので私は個人的にいい意味で「やる気のない」面接を目指しています。この人には素直に自分のことを話しても大丈夫だ、と信用してもらえるかどうか、とも言えます(基本的には、LIGの面接はフランクな雰囲気を心がけてもらうように、協力していただいている現場社員にもお願いをしております)。

私が気をつけていることは、

  • ハードルを下げる雰囲気作り
  • 適度な相槌を打つ
  • 相手のタイプ、雰囲気、空気感を真似る
  • 言いづらそうなことを先に言ってあげちゃう

などです。

具体的には、面接が始まる前の「よいしょ〜」とか「えぇっとぉ〜お?」とか「ワ、イ、ファイがっ……」みたいな独り言からはじまり、「お手洗いとか大丈夫ですかね?」みたいな声がけなどを細かめにして、くだけた雰囲気が出せるよう心がけています。あとは、とにかくその人の雰囲気に合わせようと努めます。微妙な変化だったりするのですが、声の高さや大きさを合わせるというんですかね。会話がシンクロするように意識しています。

また、その人が話しているエピソードで言葉を探しているときは「そんなに言葉選ばなくても大丈夫ですよ」みたいな言葉を先に言ったりします。そうすると、どんどんその方の自然体の姿が出てきてパーソナリティが見えてきますし、本音を引き出せたりもします(カウンセリングっぽくなることもあります)。

質問に対する返答も気をつけるようにしています。

たとえば、「働いていて楽しいですか?」とよく聞かれますが、二つ返事で「楽しいです!」とは私は言わないようにしています。実際、楽しいですけど、もう少しリアリティのある伝え方を心がけています。

たとえば……

「そうですねぇ……楽しいときもあるし、辛いときもありますよねぇ、ははは。怒られちゃうかもしれないけど、僕は人事を極めようみたいな気持ちはぜんぜんなくて、ただLIGが好き、LIGの社員や役員が好きだから頑張れるみたいな感じなんですよね。LIGじゃなかったら人事やってないかもしれないですかね〜。たとえば社長が全社チャットで社員よりもふざけているのとかを見るといい会社だなぁって思うんですよね。小さなことですけど、そう思えるってことはたぶん楽しいってことだと思うんですよね」

みたいな感じです。

まとめ

自分としては「当たり前」だと思っていることを書きましたが、意外とこういうことは世の中に書かれていなかったり、自分自身も発信できていないことだったので、今回書くことにしました。

最近の就活市場はどんな感じなんだろうか、と思って、先日、久しぶりに平積みされていた就活マニュアル本を立ち読みをしてみたのですが、こういうことは一切書かれていませんでした。「部屋の入り方」みたいなことが書かれてました。「ノックをして返事があったら入り、一礼しましょう。」もちろん知っていて損はないかもしれませんが、巻末の付録くらいでいいのではないかと思いました。

世の中的には、自分の正直な気持ちを言うと面接で落ちちゃうんでしょうか……。思ってもないことを言ったまま入社してしまった方が、あとが辛いと思うのですが、そういうことは誰も教えてくれていない気がします。

もしLIGの面接を受けていただく際は、緊張しなくても大丈夫! リラックスしながらお話しましょ〜。
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