こんにちは。株式会社LIG取締役 兼 Web事業部部長の須田 允(まこと)です。
LIGは2007年に創業以来、Web制作を通じてさまざまな企業・団体の課題解決のお手伝いをしてきました。現在は約100名のWebクリエイターが在籍(日本に加え、開発拠点であるフィリピン・セブ支社も含む)し、1年間で150以上のWebサイト・サービスをリリースしています。
しかし、そもそも「Web制作」でどんなことができて、どんな課題が解決できるのでしょうか?
この記事では改めて初歩の部分からみなさまの疑問に答えつつ、弊社LIGの強みについても簡単にご紹介できればと思います。
目次
なぜホームページ制作ではなく「Web制作」なのか
さて、私たちは自分たちの仕事のことを「ホームページ制作」「Webサイト制作」ではなく、「Web制作」と呼んでいます。これには2つの理由があります。
1つ目は、そもそも「ホームページ」とは、「Webサイトの入り口となるトップページ」または「Webブラウザを起動したときに最初に表示されるように設定しているWebページ」のことを指す言葉だからです(参考:コトバンク ASCII.jpデジタル用語辞典)。そう、一般にイメージされるような「Webサイト全体」を指す言葉ではないんですね。
そして2つ目に、Web制作会社はサイト制作だけでなく「Webサービス制作」も請け負うことができるからです。
Webサービスとは、Webサイトのようにユーザーへの一方向的な「情報提供」を目的とするだけではなく、ユーザーとの双方向的な「対話」を目的とするもののことを指します(参考:Web サイトから Web アプリケーションへの変換: 第 1 回 Web サイトと Web アプリケーションの違い)。
Webサービスの代表的な例として、たとえばAmazonやZOZOTOWNなどのECサイト、食べログやホットペッパーなどのグルメサイトが挙げられます。これらのサイトではユーザーが会員登録して検索したり、レビューやコメントを書き込んだり商品を購入したりと、「対話」が可能になっているんですね。
要するに、私たちのような制作会社が「Web制作」という言葉を用いるのは、「Webサイト制作」だけでなく「Webサービス制作」の意味も込めているからなのです。
Web制作で解決できること
企業・団体・製品のイメージアップ
ここからは「Web制作でどんな課題が解決できるのか」について、3つのパターンに分けて整理してみたいと思います。
1つ目は、企業・団体・製品のイメージアップ(ブランディング)です。
現代において、ある企業がブランドイメージを上げたい、または新商品を発売して宣伝したいと考えたとき、まず最初に考えるのはWebサイトもしくはLP(ランディングページ)の構築ではないかと思います。
そう、今やWebサイトは「門構え」のようなものです。
せっかく面白い/先進的なことに取り組んでいる企業であっても、門構えが古くなってしまっていたら、ユーザーの目には魅力的に映らなくなってしまいます。近年は特に「人手不足」が問題となっていますが、たとえば採用サイト(リクルートサイト)のデザインが古く見えてしまった場合、本来集められたはずの応募者の母数を確保できないということにもつながります。
逆に「門構え」としてのWebサイトのデザインにこだわっておくことによって、商品や企業の魅力を、適切に受け手に伝えることが可能になります。
制作実績1:intelligent HOME プロダクトサイト
こちらは独自プラットフォームによる高セキュリティのスマートホーム「intelligentHOME」のプロダクトサイトです。DesignAwards.Asia Design Of The Monthを受賞しました。
ブランディングを目的とする場合、なにより直感的に「カッコいい」「おもしろい」と思ってもらえるクリエイティブなWebサイトを作らなければなりません。
その点、LIGはこれまでに30以上ものWebデザインアワードを受賞しており、コピー、写真、動画、イラスト、Webならではのインタラクティブ(双方向)な表現を組み合わせ、最適に表現することを得意としています。
Webサイトを用いたマーケティング
Webサイトを制作すると、検索エンジンやSNS経由で新規ユーザーを獲得することも可能になります。こういった手法は一般的に「Webマーケティング」と呼ばれます。従来型の広告/マーケティング手法にはテレビCMや交通広告などがありますが、効果測定が難しいというのが課題でした。
一方、Webマーケティングはさまざまなデータを用いた効果測定が可能となります。
LIGの場合、オウンドメディア(=企業が運営する情報サイト)の成功事例として知られる「LIGブログ」を過去10年にわたって運営してきており、メディアサイトを用いたWebマーケティングのノウハウを豊富に蓄積しています。LIGブログはSEO(検索エンジン最適化)にも強く、現在いただくお問い合わせの大半はここからの流入です。
また、Webマーケティングにおいてまず重要なのはGoogleアナリティクス等のサイト解析ツールを用いた定量分析(数値化可能なデータをもとに分析する手法)です。
しかしLIGの場合はそれだけでなく、ユーザーテストやワークショップに基づいた定性分析(数値化できない要素を集めて分析する手法)による戦略策定も得意としています。
制作実績2:ぎゅってWeb メディアサイト
サンケイリビング新聞社が運営する働くママ向けWebメディア「ぎゅってWeb」。働くママのみなさんとブレストやワークショップを行って詳細なペルソナ設計をし、デザイン面では読みやすくもやわらかな印象へと仕上げました。
「ぎゅってWeb」は読者ママライターならではの切り口と、編集部によって担保されたクオリティの高い記事をコンスタントに発信し続けたことで、リリース後1年で100万PVを実現しています。
▲実際に「ぎゅってWeb」制作の際に行ったワークショップの様子です。
サービス開発(システム開発)
ビジネスチャンスのある面白いサービスを思いついたり、社内業務効率化のためのシステムを実装したくても、社内でエンジニアを雇用しておらず開発できない、もしくはリソースがない……という場合も多いでしょう。
その際にはWeb制作会社にWebサービス(システム)制作を丸ごと発注することによって、お悩みを解決することが可能になります。
「LIGはデザインが強い」というイメージを持たれている方が多いようです。しかし私たちは、求人サイトや観光体験予約サービスといったWebサービスの立ち上げ・運用も行ってきました。
私たちにご依頼いただければ、サービス(システム)開発のゼロからイチを生む部分を担うことができます(もちろん、現在運用中のWebサービスの改善、10から100へとグロースさせることも可能です)。
サービス(システム)開発における私たちの強みは、サービスやシステムのロジックを落とし込んで理解した上で、「ワークショップを通じて適切なコンセプトの策定ができる」「使いやすいUI(ユーザーインターフェース)をデザインできる」という点にあると考えています。
制作実績3:ローカルプレイス|グルメ・歯医者・病院等の予約
施設検索サイト「locaLPlace(ローカルプレイス)」のデザインリニューアルを担当した際は、プロジェクト開始時にワークショップを開催し、詳細なコンセプトの策定を行いました。フロントエンドにVue.jsを採用し、シングルページアプリケーション(SPA、ページ遷移の必要がない複数コンテンツをもつ単一ページ)として構築しています。
また店舗詳細ページにはAMPページ(モバイルユーザーが高速でWebページを閲覧できる仕組み)を作成し、導入以降は新規ユーザー数が前年比で30〜40%近くアップしました。
さいごに:LIGのWeb制作の強みと費用感
多くのWeb制作会社は、上記3つのどれかに特化している場合が多いと思います。そんななかで私たちLIGの強みは、上記3つすべてを高いレベルで遂行できる「総合性」にあると考えています。
そして私たちへの依頼をご検討いただける場合、「実際、どれぐらいの費用がかかるの?」という部分が、お心懸かりではないかと思います。
率直に申し上げて、私たちLIGはおおむねLP(ランディングページ)の制作1件あたり150万円〜を希望してはいます。
ただ、これはあくまでも目安でしかありません。もしご予算をそこまでご用意いただけない場合も、まずはお気軽にご相談いただければと思っています。
仮にご予算が30万円だとしても、私たちはできうるかぎり最高のプランをご提案いたします。
一方で、たとえばグローバルサイトの構築や、コンサルティングを含めた提案、オウンドメディアの立ち上げからコンテンツ制作まで一括でのご依頼などをご希望の場合、それなりのご予算はいただきますが、その分みなさまの期待を超えるソリューションをご提供いたします。
Web制作で解決したい課題をお持ちのみなさま。
どんな内容でもかまいませんので、ぜひお気軽に、下記フォームから私たちにご相談ください。ご連絡、お待ちしております!
LIGはWebサイト制作を支援しています。ご興味のある方は事業ぺージをぜひご覧ください。