こんにちは。「ゲストハウスLAMP壱岐」の支配人のセコです。
なんとゲストハウスLAMP壱岐が、この度「リノベーション・オブ・ザ・イヤー 2018」という国内の魅力的なリノベーション事例を選ぶコンテストで、特別賞である「デスティネーションデザイン賞」に輝きました! この賞は、選考委員の方々が「一回行ってみたい!」と思ったリノベーション作品に対して贈られるものだそうです。
- リノベーション・オブ・ザ・イヤーとは
- リノベーション・オブ・ザ・イヤーとは、1年を代表するリノベーション作品を価格帯別に選別するコンテストです。
900社超のリノベーション協議会加盟企業の施工事例から選び抜かれた優秀作品を見れば、リノベーションの最先端がわかります。施工価格別のため、リノベーションの魅力や可能性を知るだけでなく、みなさんの実際の家づくりの参考にもしていただけます。 - -引用元:「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2018公式ホームページ」
設計は2015年は特別賞、2016年はグランプリ、2017年は優秀賞と毎年必ず賞をとっている超実力派のタムタムデザインさんとコナデザインさん。
築90年の旧旅館(写真:右)と築100年の酒蔵(写真:左)のリノベーションという大掛かりなプロジェクトでしたが、島民の記憶の再生というテーマのもと、島の施工業者さんとともに作り上げていただきました。
以下、当コンテストにエントリーした際のタムタムデザインさんの本プロジェクトの説明です。
国境離島・壱岐島。
車で1周2時間ほどの小さな島にある勝本町の漁港は多分に漏れず人口減少の煽りを受ける。漁港に沿った商店街は活気こそ無いものの、子供たちが戯れる様子はごく少数ゆえ見守りたい状景である。
その商店街にある築90年木造3階建てで20年前に閉館した旅館は廃墟となる寸前だった。
隣にある酒蔵は雑倉庫として埃や黴まみれで佇んでいた。小さな島にあるこの2つの建物は島民の全員が知っているほどの存在感であり90歳から30歳までの島民の記憶にはそれぞれのドラマが生きていた。
幼少期に上がった急な階段の記憶や、父親が宴会で集まった記憶など。聞けば掘り起こされる記憶群。行政も含め島民全体の記憶と意思からこの「旅館と酒蔵」の再生が渇望されていた。
そして数々の関係法令のハードルを越え、新たな旅館として再生に至る。酒蔵は島の豊富な素材を提供する飲食店にする事で宿泊客の朝食場と、夜は商店街に明かりを灯す事で島民が集まり、それぞれの記憶が回想される「記憶再生の仕掛け」となる。
観光客も少なかった島には欧米人も訪れるようになりインバウンドも順調に進みだした。“LAMP壱岐”と名付けられた旅館は隣接する公共階段が「LAMP坂」と呼ばれるようになり、何より大きい出来事は東京からの移住者がこの旅館と酒蔵を運営し、街の子供たちと戯れる状景を日常に創りだした事だ。
この事例は全国の離島再生の糸口として活きれば幸いである。
まさに思い出を再生させるプロジェクト。
選考委員の八久保誠子さんには「壱岐に残る築90年木造3階建ての旅館の再生は、絶妙なリノベーションで同じ旅館として再生・機能させている。同時に建物とまちの90年の記憶を残す。まるで、同じ建物でありながら曇りが消え、まわりの風景も含めて、鮮やかに蘇ったような印象を残した」と講評していただきました。
島外の方には少しでも壱岐の良さを知ってもらい、島民の方にはかつての思い出を大事にしてもらいながら、LAMP壱岐を笑顔が絶えない場所にしたいと思っています。
ぜひ美しい壱岐に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。LAMP壱岐での宿泊もお待ちしております!
住み込みヘルパーも募集中です
LAMP壱岐では住み込みのヘルパーさんも募集しております。
「壱岐島でしばらく過ごしてみたい!」という方は、ぜひお気軽にご連絡ください!
募集内容
- 館内清掃・ベッドメイク・チェックイン補助・レストラン補助など
- 週休2日(お休みの日は要相談。基本的に土日は出勤のためサイクルがずれるときもあります)
- 1日実働6〜7時間前後
- 2週間以上働ける方。半年間・1年間など長期歓迎です!
- ドミトリーまたはスタッフルームでの寝泊まりになります。
- 洗濯、乾燥機は無料でご利用いただけます。
※雇用形態はフリーアコモデーションで、宿orレストランのお仕事をお手伝いいただくことで、宿泊が無料となります。
「壱岐島に滞在してみたい!」「ちょっと興味あるかも……!」という方は、下記のメールまたはLAMP壱岐に直接お電話でお問い合わせください!
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- メール:iki@lamp-guesthouse.com
電話:0920-40-0071