こんにちは、LIGフィリピン支社代表のせいと(@seito_horiguchi)です。
少し前ですが、「このマンガがすごい!2019」が発表されましたね。皆さんの好きな漫画は載っていたでしょうか?
さて、漫画ファンの僕としても、最近漫画系のトピックに明るいLIGブログとしても、タイミング的に2019年の漫画ランキングを発表しないわけにはいきません。
というわけで、独断と偏見かつアラサー男性社会人という目線ですごい漫画をピックアップしてみました。
働き盛りの男性にぜひオススメしたいです。
5位『ここは今から倫理です。』著者:雨瀬シオリ
倫理学の教師、高柳先生が主人公の(一応)学園モノ。普通の学園漫画や教師漫画とは明らかに一線を画する、どこかミステリアスな雰囲気を漂わせる作品です。
教師ものというと、大抵は生徒が問題を起こして先生が持ち前の個性でそれを解決する、というのが王道の流れです。
本作もその展開には忠実なものの、新米先生よろしくの熱血で解決するわけではなく、はたまたヤンキー先生ならではの力技で解決するわけでもなく、倫理的な視点から淡々と解決しようとする先生の姿がこれまでになくユニークです!
生徒に手を出そうとした先生を責めるわけでもなく、自殺しようとした生徒には説得するわけでもなく…。
金八先生でもごくせんでもない、ニュータイプの先生から目が離せません!
- 見どころ:倫理学マメ知識が豊富に登場
- 倫理学がテーマだけあって、作中には著名な哲学者や宗教学者の引用が多く登場してきます。読んでるだけで少し頭が良くなった様に感じるかもしれません。笑
倫理学って、こういう風に使うんですね……。
4位『終末のワルキューレ』著者:アジチカ、梅村真也、フクイタクミ
「もし、全人類で一番つえー奴と神様が戦ったら勝てるのかな?」という、男子なら誰しも一度は考えたあろう妄想を漫画にしちゃったのが本作。
人類の存続を賭けて、13名の神様と人間がガチタイマンで闘うという、夢のバトル漫画が2018年に始まってしまいました。
登場するキャラクターは誰しも一度は聞いたことがあるであろう実際の神話に登場する神様と歴史上の人物なので興奮せずにはいられません! 普通に考えたら神様の圧勝かと思いきや、そこは(ちょっと強引だけど)人間にもチャンスがある様に描かれており、両者互角に戦うバトルシーンは圧巻です。
ちなみに、2019/1の時点ではすでに2戦が終了してますが、1戦目は「トール(北欧神話) vs 呂布(三国志)」、2戦目は「ゼウス(ギリシャ神話) vs アダム(旧約聖書)」など、この作者出し惜しみしねえなマジで…と良い意味でハラハラします。
- 見どころ:今後の対戦カード
- 実は1巻の作中で全13戦の対戦カードが発表されています。
歴史や神話が好きな人は楽しみになること間違いないはす!
個人的には対戦カードにあった「シェル・ノストラダムス」がどう戦うのか、非常に気になります……(そもそもこの人戦えるの?笑)
3位『やれたかも委員会』著者:吉田貴司
「あのとき、もしかしたら、勇気を出していたら、あの子とやれてたかもしれない……」そんなほろ苦い経験のある男性は少なくないはず。
やれたかも委員会では、各話ごとに依頼人が登場し、過去に経験した「やれたかもしれない話」を回想形式で振り返りつつ、実際やれたのかどうかを委員会の審査員3名が判定する、という甘酸っぱくもどこかしょうもない作品です。
昨年はドラマ化(しかもTBSとAmebaTVで2度も!)までされました! 2018年はもっとも勢いがあったと言っても過言ではないでしょう。
Webやクラファンでファンを巻き込んだり、読者から体験談を募集したりと、作品の売り方に関しても注目の漫画でした!
- 見どころ:女目線のツッコミが的確すぎて胸が痛い
- 審査員の1人で唯一の女性である月満子氏はいつも女性視点からの「やれたとは言えないツッコミ」をしてくるのですが、これが非常に的確……!「え?この話やれたでしょ?」と思う男性陣に対して、論理的に淡々とやれない理由を解説してくださいます。面白いですが男性陣からすると少々心に刺さるかもしれません(笑)。
2位『左ききのエレン(リメイク版)』著者:かっぴー、nifuni
「天才になれなかったすべての人へ――。 」のキャッチコピーが刺さるクリエイター群像劇。
「天才と凡人」というテーマは少年漫画ではよくある構図だけど、本作では舞台が民間企業、主人公はサラリーマンで広告代理店のデザイナー、とすごくリアル。
(ちなみに原作者のかっぴー氏も元広告代理店のデザイナーとのこと!)
それゆえに共感を呼ぶ作品なのかもしれません。
タイトルにはエレンとあるけど、この作品において大事なのはその天才であるエレンの反対側にいる主人公光一のリアルな生き様な気がします。とりあえずWebとか広告とかゲームとかの業界でクリエイターになりたい人は読むといいと思う!
- 見どころ:主人公光一のリアルな生き様
- 今のご時世にそぐわない様なハードワークをしまくって、がむしゃらに努力して、それで30歳手前で中堅レベルのデザイナー……ようやく真ん中かそれよりちょい上くらい。僕も同業者だからわかるけど、結構マジだなと思う。面白い!が!今のところ超暗い(笑)。今後光一は幸せになれるのかに注目したい。
1位『彼方のアストラ』著者:篠原健太
近未来、原因不明のトラブルに巻き込まれたことで5千光年先の宇宙空間に突如放り出されてしまった高校生8名が、知恵を振り絞り協力しながら地球への帰還を目指すSF漫画。
「このマンガがすごい!2019」ではオトコ編3位にランクインした本作は、全5巻ですでに完結してしまっていますが、正直よく5巻で終えられたなと思うくらい濃厚な内容でした!
ハリウッド映画よろしくのスケール感でありながら、ほどよくコメディタッチや学園モノっぽさも盛り込まれており、SFファンも少年漫画ファンも満足できる内容になっているのではないでしょうか。
クライマックス、怒涛の伏線回収からエンディングまでの流れは圧巻です!
- 見どころ:無理難題をチームワークで解決していく
- 帰還までの道のりで主人公たちは食料や燃料補給のために様々な惑星を経由していくわけですが、未知の惑星なので情報がなさすぎて原因不明のトラブルばかり起こります。そもそもとっかかりの「5千光年先の宇宙から帰還しないといけない」という時点で無理ゲーなんですが、それくらいハードな展開が2話目以降も降りかかってきます(笑)。
主人公たちはそれでも今ある情報と能力を頼りに協力して立ち向かうわけですが、その先の読めない展開に胸熱間違いなしです。
まとめ
いかがだったでしょうか。2018年漫画に関してはいいニュースが多かった気がします。
個人的には特に、集英社がアツい…!
本家の週刊少年ジャンプはもちろん、WebのジャンプPlusからも人気漫画が多く台頭してきた印象です。2019年も期待しつつ、読み漁っていきたいですね。
では!