みなさんこんにちは!!
ゲストハウスLAMP野尻湖のもっちーです!!
信濃町はすでに雪が降りはじめたことに少しびっくりしていますが、みなさんは冬といえば何を思い浮かべますか??
きっとクリスマスだったり、イルミネーション、またはスノーボードやお正月といった具合かもしれませんね……。
僕も都内に住んでいたときはそんな感じでした。
でも、信濃町に来て1年。
僕の中の冬といえばこれです。
「焚きつけ」
何だそれって感じの人や、あーあれねっていう方もいると思います。「焚きつけ」とは着火の際に使う薪です。英語ではスターターとかいいますね。
火を起こしやすい薪なので、かなり細い薪なんです。ほんとに細いので作るのが大変……。
どれくらいかっていうと、そうなんです、女性の親指位の細さなんです。
薪はすべてスタッフが時間を見つけて割っていますが、手斧だと重いし、コツがいるし、時間がかかる……。
その割に焚き付けの薪はかなり消費するので、なんとか効率よくできないかとクルミぐらいの脳みそを使って考えました。
そして思いついたのがこちら!!!
どうですか!! この完璧な設計!!
我ながら素晴らしいアイデアです!!
コンセプトは非力な方でも座りながら割れる。
これでバンバン焚き付けをつくれます!
そして準備する材料はこちら!!
- 材料
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- 2×4の木材
- 土台にする厚めの板
- ビス
- インパクト
- 設計図
廃材のみで実にシンプルです!!
それではさっそく作業に取り掛かります!!
1. 木材を4つにカットする
まずは2×4の廃材を設計通りのサイズにしたいので4つにカットしていきます。
2. 土台にインパクトで止める
カットした廃材を、土台の板の四か所にインパクトを使って止めます。このとき手斧がしっかり挟まるくらいの幅に調整しましょう。
3. 完成
はい、できました。
はい、完成です。
先に言います。
手抜きではありません!!
余計なものを一切排除した結果このような形になったのです。
そうです!! シンプル イズ ベストなのです!!
きっと何か言いたいこともあるでしょうが、大事なのは実用性です……。
さっそく使ってみましょう
お!!
すごい!!
すぐ割れるぞ!!
LAMPの非力担当、ひとみちゃんにも検証してもらいましょう!!
ちょっとコツがいるみたいですが、しっかり割れています。
使い方はこのように斧の刃を上向きに置いて固定させます。
そして割る薪を刃に当てながら上からトンカチで叩いていくだけです!!
ちなみにサキさんが使用すると……
はい、1発です。
さすがっす。。
今までは細い薪を手斧でやると当たらずに、空振りしたりする危険がありましたが、この装置はしっかり固定されてるし、何より座りながらできるのが楽すぎる!!
そして大量生産した焚き付けを使ってストーブを付けてみましょう。
どうですか!!
この細さのおかげですぐに火が付くんです!!
すばらしい!!
これはもしかしてとんでもないものを作ってしまったのでないだろうか??
名前を考えなければっ!! なんてうぬぼれていましたが……
実はすでにニュージーランドの当時13歳の女の子エーラ・ハッチンソンさんが、焚き付けを作っていた母親の怪我を案じて考案していたそうです。
そして技術者の父の手を借りて作ったのがこちら!!
引用元:https://www.firesidestove.com/products/accessories/kincra.html
その名もキンドリングクラッカー!!!!!!
完璧すぎる。
なんだこれ。
13歳で考案したんか……。
エーラさん天才過ぎるだろ。
それに比べて25歳にして名前何にしよう!! すごい物発明しちゃった!! なんてウキウキしてた自分……
痛すぎる。
恥ずかしくて泣きそうになりましたが、火のついた薪ストーブを見ていたら心が落ち着きました。
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この温もり……
やっぱり薪ストーブっていいですね。
手間はかかりますが、それ以上に愛着や薪ストーブならではの温もりが堪りません。
薪ストーブの購入をお考えの方は合わせてキンドリンクラッカーもオススメです。
以上、LAMP野尻湖からでした!!