書店は都会のオアシス!編集者オススメの都内の書店とブックカフェを紹介します

書店は都会のオアシス!編集者オススメの都内の書店とブックカフェを紹介します

やぎ

やぎ

みなさんこんにちは。外部メディアコンテンツ制作チームで編集者をしているやぎです。LIGブログを見てくださっている方の中には、どれくらい本を読むのが好き、という方がいらっしゃるでしょうか。

私は、母の「本好きな子どもに育てたい」という目論見どおり、幼少期に絵本にハマって以来、すっかり本を読むのが好きな人間に育ちました。

冊数を読むわけではないので「読書家」と言えるほどではないですが、今も興味が惹かれた本を月に2、3冊ほどゆるゆるとマイペースに読んでいます。本がある空間も好きで、平日はよく最寄りの書店に立ち寄りますし、週末には都内のいろいろな書店やブックカフェ巡りもしています。

仕事やプライベートで悩みや課題があるときは書店に立ち寄れば、本から何かヒントが得られる気がするし、なんなら書店にいるだけでリラックスできる気もするから不思議です。

本は紙でできていて紙は木からできているだけに、「もしや書店には森林浴の効果もあるのでは……?」と思っているほどです。

そんな私が、都内の素敵な書店やブックカフェをご紹介します。

個性強めな都内の書店

天狼院書店(池袋)

これは天狼院書店の写真です

天狼院書店は、「『本』だけでなく、その先にある『体験』までを提供する次世代型書店」をコンセプトに、全国で5店舗展開しています。都内にあるのは「東京天狼院」と「池袋駅前店」、「Esola池袋店 STYLE for Biz」の3店舗で、いずれも池袋駅から歩いて行ける距離にあります。

新刊をメインに広くそろえる書店とは異なり、書店側が良書として選書した本だけが置かれているのが特徴で、どこか濃さを感じるラインナップの本が並んでいるので、書棚を見て回るだけでも楽しめます。「東京天狼院」と「池袋駅前店」は雑誌や小説、写真集、自己啓発などを中心に、クリエイティブな感覚を養ってくれそうな本が多い印象でした。「Esola池袋店 STYLE for Biz」はビジネス書を専門に取り扱う書店なので、仕事をするうえで何かヒントを得たいときに最適です。

また、天狼院書店では「ライティング・ゼミ」や好きな本を熱狂的に語る「ファナティック読書会」など、さまざまなゼミやイベントを開催。「東京天狼院」にはドリンクやフードを注文できるカフェが、「Esola池袋店 STYLE for Biz」には電源とWi-Fi完備の席があるので、買った本を店内で読んだり、勉強や仕事で利用したりもできます。

どの店舗も本の購入時に店員さんが、「ふだんどんな本を読まれるんですか?」などコミュニケーションを取ろうとしてくれるのが印象的でした。本を買うとかけてもらえるオリジナルの黒い書皮もかっこよく、こだわりを感じる一風変わった書店です。

 

東京天狼院
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
http://tenro-in.com/
OPEN
平日 12:00〜22:00(金曜日18:00〜22:00)
土・日・祝 10:00〜22:00
CLOSE
火曜日

※その他の店舗情報についてはHPをご覧ください

本屋 B&B(下北沢)

これは本屋 B&Bの写真です

本や人との偶然の出会いを提供する、「これからの街の本屋」として営業している「本屋 B&B」は、多様なジャンルの新刊を一点ずつ選んで取りそろえている書店です。

ただ単に分類わけされている無機質な本棚と違い、B&Bの本棚からは本をセレクトして並べている人の存在をうっすらと感じられるところに良さがあります。また店名は「Book&Beer」の頭文字をとっていて、店内では販売されているビール、ワインなどのアルコールやソフトドリンクを飲みながら本を選ぶことができます。

毎日、本にまつわるイベントが日替わりで開かれているのも特徴で、著名な著者のトークを近い距離で聞くことができます。私は以前、コピーライターがゲストの回と広告クリエイターの回、詩人の回に参加しました。そのときゲストだったコピーライターの方とは、イベントをきっかけに知り合ってお仕事を依頼することに。

そんなふうに新たな出会いや発見を提供してくれる書店なので、いろいろな価値観に触れたいという方はぜひどうそ。

 

本屋 B&B
〒155−0031 東京都世田谷区北沢2-5-2 BIG BEN B1F
http://bookandbeer.com/
OPEN
12:00〜23:00
※ドリンクは、22:30ラストオーダー。
※一部のイベント開催時に、店内を貸切にする場合もあります。HPトップのNEWSを確認のうえ来店ください。
CLOSE
無休(年始休み除く)

ROUTE BOOKS(上野)

これはROUTE BOOKSの写真です

ROUTE BOOKS(ルートブックス)は、工場を改装してつくられた本と植物と雑貨を販売しているお店です。住宅街の中に隠れ家のように佇んでいる建物に入ると、すぐ左手には所狭しと植物が置かれた植物園のようなエリアがあり、右手には本のエリアがあります。そのエリアにも本棚の合間にところどころ植物が置かれていて、まるで公園のような雰囲気を演出しています。

本のラインナップは、植物や食などライフスタイルにまつわるものが多い印象でした。奥にはカフェエリアもあり、レジではコーヒーやビール、ソフトドリンクのほか、クッキーやビスコッティなどが注文できます。

また2階ではワークショップやイベントが随時開催されていて、私が訪問した際には、スタジオジブリの作品にも参画したことのある画家でイラストレーターの井上直久さんのイベントが開かれていました。

植物に囲まれた空間で、コーヒーやビールを飲みながら本を読んでゆっくり過ごしたい、というときにぜひ立ち寄ってみてください。

 

ROUTE BOOKS
〒110−0015 東京都台東区東上野4−14−3 Route Common 1F
http://route-books.com/
OPEN
12:00〜21:00
CLOSE
不定休

本を持って立ち寄りたい都内のブックカフェ・居酒屋

アール座読書館(高円寺)

これはアール座読書館の写真です

アール座読書館は、読書をするための空間としてつくられた喫茶店です。特筆すべきはその空間へのこだわりで、座席は他のお客さんの目が気にならない配置になっているほか、店内の各所に観葉植物や大きな水槽が置かれていて、癒しの空間になっています。

この店ならではの独特なルールもあり、店内ではなるべく会話を控えるようメニュー表に書かれています。注文も小声でささやくようにする必要があるため、店内は静まり返っていて、まるで図書館にいるような感覚になります。また各机の引き出しを開けるとジオラマが入っているなど、随所に工夫が凝らされていて店長の遊び心も感じました。

お店の奥には大きな本棚があり、小説や詩集、写真集、画集、マンガなどが所蔵されているので、本を持たずに手ぶらで来ても楽しめると思います。読書をせずに仕事をしたり、ただぼーっとしながらお茶を飲んで過ごしたりするのも歓迎だそうです。

読書好きはもちろんそうでない方も、居心地の良さが追求されたまさにオアシスのような空間で、ぜひゆっくり過ごしてみてください。

 

アール座読書館
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-57−6 2F
http://r-books.jugem.jp/
OPEN
平日 13:30〜22:30
土・日・祝 12:00〜22:30
CLOSE
月曜定休(月曜が祝日の週は翌火曜休み)

コクテイル書房(高円寺)

コクテイル書房は、古書店併設の居酒屋です。店名の「コクテイル」は「カクテル」のイギリス英語風の呼び方で、古書店だった頃のお客さんの要望で今のようなスタイルになったそうです。

古民家を利用した店内は、随所に置かれた古書と相まって、風情と味わいがある落ち着いた空間になっています。壁面には食を題材にした小説の一文が書かれていて、メニューも原稿用紙に印字されているなど、本好きにはたまらない趣向が凝らされているのも見どころです。どの料理も美味しいので、カウンターでお酒を片手に料理をつつきながら読書をするのがオススメ。

以前ひとりで訪れた際は、途中から店内に私以外のお客さんがいなくなったため、私もキッチンにいた店長もおのおのひたすら読書をして過ごしていました。ほろ酔いながら読書をするのが好きな方は、ふらっと立ち寄ってみてください。

 

コクテイル書房
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目8-13
http://koenji-cocktail.info/
OPEN
昼営業 11:30〜15:00ごろ(火・水休)
夜営業 日・月17:00〜23:00ごろ
    火〜土18:00〜23:00ごろ(無休)
CLOSE
昼営業 火・水休み
夜営業 無休

※都合により臨時休業、時間変更の場合あり。来店前に一報いただけると確実です。

さいごに

Whisky STAND(上野)

LIGでも、本をコンセプトにしているわけではないものの、ウィスキーのテイスティングバー「Whisky STAND」を上野で営業しています。350種類以上ものウィスキーを取りそろえていて、それぞれストレート・ロック・ハイボールで楽しむことができます。ボトルには、味わいや香りについて書かれたカードがかかっているので、それを見て好みの銘柄を探すも良し、スタッフに好みを伝えて選んでもらうも良し。

店内には壁一面にウィスキーボトルが並んでいて、別のレンガ壁には鹿の絵が飾られ照明も落としてあるため、どこか海外の邸宅の書斎のような雰囲気があります。

各テーブルには、ウィスキー関連の本も。ウィスキーグラスを片手に、ひとりでゆっくり読書にふける……なんて粋な過ごし方をしてみてはいかがでしょうか。

 

Whisky STAND
東京都台東区上野5-16-9 サンエイビルB1F
https://twitter.com/whiskystand
OPEN
月〜木 20:00〜24:00(ラストオーダー23:00)
金・土 20:00〜27:00(ラストオーダー26:30)
CLOSE
日曜日

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以前は、〆切前で切羽詰まって原稿を書いてるのに、 目の前でギターを掻き鳴らしながらオリジナルソングを聞かせてくる、 社員思いの社長のもとでライターをしていました。 その後は経営者向けのWebマガジンで編集者をして、 2018年にLIGにジョイン。 (ジョインって言ってみたかっただけです)。 金曜の夜にドラマや映画を見まくったり、 本や雑誌を読みまくったりして夜ふかししまくることが得意です。 私はこれを堕落の時間、もとい“インプットの時間”と呼んでいます。 翌日はもちろん、時間を忘れて寝まくっています。 朝活に憧れた時期もありましたが、私には無理だったので諦めます。 ちなみに今これも、真夜中のテンションで書いてます。 夜ふかしストです。夜ふかし最高。

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