こんにちは。野田クラクションベベーです。
LIGの運営するWebクリエイター養成スクール「デジタルハリウッドSTUDIO上野 by LIG」(通称:デジハリ)のネット動画クリエイター専攻に通っています。
▼僕が動画を学ぶことになったきっかけ

動画未経験だった僕が会社の動画事業を任されたので、技術向上のためにスクールに通うことにしました。
動画編集ソフトのPremiere ProやAfter Effectsなどの技術を学べると同時に、企画やシナリオライティングについても学ぶことができます。技術力と思考力の両面を磨くことで、より本格的な作品を作ることができるようになりますよ!
今回は、これまで学んだことをベースに「iPhoneでひとつの映像を作る」をコンセプトとして、MV(ミュージックビデオ)風の動画を作ってみました。
まずは完成した映像をご覧ください
こちらは、長野県・信濃町にあるLIGの運営するゲストハウス「LAMP野尻湖」で、僕が所属する部署「広報/コンテンツ企画室」のメンバーと一緒にチーム合宿したときの様子です。
使った機材
使用した機材は、下記の3つのみ。
- iPhone7PLUS
- DJI Osmo Mobile
- Velbonの三脚
【国内正規品】 DJI OSMO Mobile (3軸手持ちジンバル)
- DJI
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Velbon トラベル三脚 ULTREK UT-43 6段 ウルトラロック 脚径24mm 小型 自由雲台 (トルク調整対応) コマ止め方式 クイックシュー対応 アルミ脚 324160
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この機材を選んだ理由は、「旅先とかでフラッと動画を撮ってそれを繋げるだけで、ちゃんとした映像にできないかな〜」と思ったから。個人的に旅は荷物は少なければ少ないほど嬉しいタイプなので、一眼とか三脚とかごっついものが多いのはつらいのです……。
ちなみに、iPhone7以降のモデルは防水になっているので、水辺や雨の中でも撮影が可能です。また、DJI Osmo Mobileはスマートフォン用のスタビライザーなので、手ブレせずに撮影できるのでオススメですよ!
動画の作成手順
さて動画を作るにあたり、実際に作業した手順を説明します。
- 作成手順
-
- テーマ決め
- 社内向けの簡単な企画書作成
- 字コンテ・絵コンテ作成
- 撮影
- 編集
1. テーマ決め
冒頭で掲げたとおり、iPhoneでひとつの作品を作るをコンセプトに、今回は広報チームの合宿の様子を撮るということをテーマにしました。テーマが決まったら、どういった絵を撮るかを明確にし、そのためにはどういったカットや演出が必要かを考えていきます。
たとえば、友達と旅行した様子を映像に撮るというテーマがあったとします。「移動中のカットと部屋の中のカットを撮って……音楽は夏っぽいのがいいな……」などなど、実際に撮るにあたり具体的に決めなければならないことがたくさん出てくるかと思います。
具体的なイメージがもてない場合には、ほかの人の動画を見てみましょう。YouTubeやVimeoなどで「iPhone7 Osmo Mobile」と調べると、参考になる動画がたくさん出てきます。
音源ですが、インターネット上など不特定多数の人に公開する場合には、YouTubeでフリー音源を探したり、AudioJungleなどの有料音楽サイトで見つけたりすることをオススメします。
撮る前のリサーチや下準備は非常に大切です。
2. 簡単な企画書作成
- 企画書の作り方
- ①イメージ画像、音楽、映像を用意する
②目的の説明
③構成案(カット割り)の説明
企画書的なものを簡単にドキュメントにまとめることで、自分の頭の中も整理されますし、撮影に協力してもらう人にも共有することができます。企画段階からしっかりとすり合わせをすることで、撮影や編集にスムーズに臨むことができます。
社内の人に意見を聞くのはもちろん、社外の方や友人などに見せて客観的な意見をもらうことも非常に重要です。デジハリに通っていれば、トレーナーの先生から直接アドバイスを受けたり、FacebookのMessengerなどで気軽に聞いたりすることもできますよ!
3. 絵コンテ作成
構成案の部分で固めたカット割りを具体的に絵コンテに落とし込んでいきます。ちなみに文字のみで作ったものを字コンテと呼ぶそうです。
頭の中でイメージしているものを書き出すことは重要です。企画・撮影をひとりでこなす場合であっても、いざ撮影するときに「あれ? どんな絵を撮ればいいんだっけ?」となることもあります。そういったときに見返すと非常に助かることもあるので、めんどくさがらずにやることをオススメします!
一方で、カメラマン、演者、スタッフが一緒に作る場合は、絵コンテがないとそもそも撮影が進みませんので、誰が見てもわかるように作りましょう。基本的に「僕が考えていることを、フィーリングで感じてくれ!」みたいなのはNGです。現場でそれぞれの人がどういった動きをすればいいのかを明確にしてあげることが必要です。
絵コンテの必要性や書き方などに関して、下記のサイトに非常にわかりやすく書かれていたので、ご紹介しておきますね。
4. 撮影
企画書、字コンテ、絵コンテと、頭の中でイメージしていたことを具体化していき、いよいよ撮影。当日はなかなか思い通りに撮影することはできないので、シュミレーションを入念にして臨むようにしてくださいね。ちなみに自分は、晴れのイメージで企画を立てていたのですが、嘘みたいな雨が降りはじめて、膝から崩れ落ちそうになりました。
ただ、事前にカット割りやイメージなどを固めていたので、逆に雨の雰囲気を利用して、切ない雰囲気に仕上げるように変更できました。
天候によって撮影が上手くいかないことは大いに考えられますので、臨機応変な対応も非常に重要だと学びました。
5. 編集
さて、素材を撮り終えたら編集作業に移ります。
撮ってきた素材を音楽に合わせて繋げるだけで、それっぽい雰囲気に仕上がると思います。ただ、もうひと工夫すればよりMV感を醸し出せますので、その編集テクニックを紹介していきます。
クロップ
こちらが、もともとの映像素材。
こちらがクロップ後。
黒帯が入るだけで、かなりMV風に近づきますよね?
Premiere Proを立ち上げ、「エフェクト」→「ビデオエフェクト」→「トランスフォーム」→「クロップ」を選択。クロップしたい映像素材のところにドラッグ&ドロップします。
エフェクトコントロールを選択してクロップ部分の「上・下」を調整します。このとき、同じ上下が数値じゃないと違和感がでるので、気をつけてくださいね。
1つの素材の適用が完了したら、ほかの動画素材にも反映させます。エフェクトコントロールの「クロップ」を、⌘+Cでコピーして、ほかの箇所に⌘+Vをして貼り付けをすれば、あっという間にMV風動画の完成です! ぜひ、お試しください!
まとめ
今回は、企画立案、ディレクション、撮影、編集までをひとりで行いました。
反省点をあげればキリがないのですが、良かった点というか気づきがあったといえばiPhone、スタビライザー、三脚だけでも意外とちゃんしたものが撮れるんだということです。
「デジタルハリウッドSTUDIO上野 by LIG」のネット動画クリエイター専攻では、編集技術だけでなく企画の立て方から学ぶことができます。どんな目的で作るのか、どんな人にどう思ってもらいたいのかを考えるのは、コンテンツを作る上でとても重要です。
企画がしっかり立てられていれば、つけたい演出やエフェクトは自然と浮かんできますし、それらをデジハリで学ぶこともできます。自分の好きな動画からもいくらでもヒントを得ることもできます。逆にいうと、企画・構成案がイメージできないと、編集技術を生かすこともできません。
動画を作ることに興味があり、もう一歩先のステップに進んでみたいという方は、無料説明会などもやっているので、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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まずはお気軽にご相談ください!
以上、野田クラクションベベーでした。