やっとかめだなも! 東京都台東区は上野で働く、名古屋出身・Webディレクターのちゃんれみです!
今回は、これからはじめてWebサイトの立ち上げ、リニューアルをお考えの企業様はもちろん、Web制作業務に携わろうとしているデザイナー、エンジニア、ディレクターのみなさんに向けて、ちゃんれみがWebサイト制作時に意識していることを共有させていただきます。
一般的なことですが、つい忘れがちなことでもあるので、すでにご存知の方にとっても振り返りになれば幸いです!
はじめに:そのWebサイト、本当に必要ですか?
媒体ごとの役割を考えよう
世の中にはさまざまな媒体が存在しており、Webサイトはあくまでもその手段の一つでしかないのです。それぞれの媒体の特徴やターゲット層との相性などを知った上で、目的に沿った媒体を選ぶ必要があります。
媒体ごとの役割の一例
媒体は「プッシュ型」と「プル型」の2つに大きく分類されます。
ユーザーの意思に関係なく受動的に情報を受け取る「プッシュ型」と、ユーザーが能動的に情報を取りにいく「プル型」があり、Webサイトは「プル型」に分類されます。
「プル型」の媒体に訪れるユーザーは、何かしらの目的を持ってサイトに訪れていることが多いため、まずはその目的を達成できることがWebサイトの重要な役割のひとつとなります。目的の情報にたどり着けないユーザーは、こちらから伝えたい情報を目にする前にサイトから離脱してしまうからです。
Webサイト制作を計画するときに考えること
Webサイトのゴール(目的)を考えよう
Webサイトは、目的によって様々な役割があります。
例えば、商品や企業・学校の認知を図る広報ツールとして、イベントなどの告知する集客ツールとして、お問い合わせ窓口や魅力を伝えるコンテンツをWebサイトに掲載し営業ツールとして、広告収入やコンテンツ販売などで、サイトそのものがサービス(事業)の一つとして役割を果たす場合もあります。
Webサイトのターゲット(ユーザー)と優先順位を考えよう
Webサイトは「どんな人がよく訪れるか」また「訪れてほしいか」というターゲットを意識して設計する必要があります。また、ターゲットが複数想定される場合は、優先順位付けをする必要があります。「みんなに見て欲しいサイト」は「誰にも見られないサイト」になりかねないからです。
サイトへの流入・流出経路を考えよう
Webサイトは作るだけでは誰の目にもつかない可能性があるツールです。
サイトの目的に合わせ「どのようにサイトに訪れてもらうか」そして「サイトを訪れたあとどういった行動を起こしてほしいか」を考えて設計する必要があります。
サイトの運用方法を考えよう
Webサイトは公開がゴールではなく、スタートです。作っていきなり効果が出るサイトはまずありません。日々の分析・改修を繰り返して効果のでるサイトに成長させていくものです。そのため、誰が、どれぐらいの頻度で、どのように更新していくか、それによりサイトの構成や機能などが変わってくるため、公開後の運用についても事前に決めておく必要があります。
Webサイトは魔法の道具じゃない
Webサイトは作るだけでは効果は出ません。Webサイトは目的とターゲットに合わせて、デザインや機能を設計するだけでなく、公開後の運用や集客が一貫してはじめて効果が出るツールです。
そのほかの媒体と比較し、サイト制作・運用にかかるコストなどを考慮した上で「そのサイトは本当に必要か」「目的に対してサイト制作が最適か」というところから検討しましょう。
魔法の道具ではないけれど…
インターネットで全世界とつながるWebサイトは、活用方法次第で莫大な効果を生み出す可能性を秘めています。
また、半永久的に残り続けるので、企業の資産にもなります。
だからこそ、しっかりと設計してサイトの制作・運用をしていきましょう。
それではまた、ちゃんれみでした!
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