2018秋の無料相談会
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2018.07.05

拠点を大分県豊後大野市に移して1年が過ぎました。田舎に移住して良かったこと悪かったこと

ケン

こんにちは、ゲストハウスLAMP豊後大野・支配人のケンです。

ゲストハウスをやるために拠点を大分県豊後大野市に移して、早1年が経ちました。

田舎暮らしに憧れ、会社の事業に自ら手を挙げて来た限界集落。少なからず田舎暮らしを満喫しています。

最近では、場所を選ばない働き方をする人が増えてきたように思えます。今日は、拠点を移して感じた田舎暮らしの良し悪しをご紹介します。

二拠点生活を考えている人や、田舎暮らしをしてみようかと考えているあなたのカントリーライフの参考になれば幸いです。

田舎に移住して良かったこと8選

1. 家が広い

まず、移住するときに気にしなければいけない住居。今回引っ越すにあたり、自治体の制度「空き家バンク」を利用しました。引っ越す土地に知り合いがいれば、その人をつたって地元の方に紹介してもらうのが一番の近道ですが、知り合いがいない場合はほとんどが「空き家バンク」に登録された家から選ぶのが早いでしょう。

で、肝心の家なんですが、これです。車は2台〜3台置けます。元々は茅葺き屋根だった家屋を、4〜5年前に改装した家です。間取りは、3LDKS。庭付き、畑付き(2面)です。

2. 家賃が安い

家が広いのだから、当然家賃が高いのでは? と思ったら大間違いです。

私がいる大分県豊後大野市の賃貸アパートの家賃は不動産屋でみると、だいたい相場は4万円〜5万円代。思ったより高い印象を受けました。しかし、「空き家バンク」を使うと、直接大家さんと交渉できるので、少し家賃が抑えられたりします。

で、上記で紹介した家の気になる家賃ですが、改装しているし、5万円くらいかなと思ったんですが……

月 35,000円。

めっちゃ、相場。むしろ都内からしてみたら激安。

豊後大野市に紹介してもらった際に「なんだ、相場じゃん」と思ったのですが、実はこの家、母屋、庭付き、畑付き( 2 面)な上に、ゲストルーム付き。しかも12畳ぐらいあります。

ゲストルームには、トイレと作業部屋が付いている。いや、待て。作業部屋ってなんだ。見たところ簡単な農具やDIYができるようなスペースがある。さらにDIYに必要な工具、農作業に必要な農具なども揃っている。

それで、月 35,000 円。

家賃、激安!

3. 朝の通勤ラッシュがない

「激」しいといえば、都内では通勤ラッシュが激しいですよね。私は通勤ラッシュが大嫌いです。ほら、まわりを見ればみんな暗い顔して、朝の眠気とともにどんよりした空気が流れていないですか? それがどうも苦手でして……。

ここ豊後大野市は、人口が約36,000人くらいの街で、広さは南北31キロ、東西約22キロ、総面積603.14平方キロメートルあって、大分県土の9.5%を占める大きさです。とにかく土地が広い。南北に行くだけでも、車で2時間以上かかる。なので、豊後大野市の中心地以外は、渋滞なんてまず起きない。

都内の通勤ラッシュが大嫌いだった私にとって、決められた電車の時間に乗ることも、隣の人との距離を気にすることも、ギュウギュウ詰めに押し込まれ足の置き場を気にすることも、バッグや立ち位置の争奪戦を繰り広げることもない通勤だけでも、田舎の生活にいる最高の瞬間でもあります。

4. 四季折々の景色が楽しめる

田舎にいる最高の瞬間といえば、季節の移ろいを感じられることです。豊後大野市はとても自然豊かな場所なので、四季折々の景色を楽しむことができます。

4月は山桜。山桜が散ってしまったかと思えば、新緑が芽吹き、夏には青々とした山々が広がり、秋になれば紅葉が山の上からスーッと下界へ降りてきます。その姿を見るだけでも自然の凄さを感じます。アウトドアやキャンプが好きな人には最高の環境ですね。

5. 空気がうまい

最高の環境というには、やっぱりベースが良くないといけませんよね。以前、都内から友人が遊びに来てくれた際に開口一番「空気がうまいね」と言ってくれました。言われるまでは全然意識していなかったのですが、たしかに言われてみれば「うまい」かもしれません。

私は毎年1〜2度、季節の変わり目に風邪をこじらせて深夜外来へ行くほどの喘息の持ちなんですが、豊後大野市に引っ越してきてからはまったくと言っていいほど喘息が出ません。

それはやっぱり空気が澄んでいるからなのかもしれません。

6. 旬の野菜がすぐ手に入る

澄んだ空気で育った野菜たちは美味しいに決まっていますよね。私の住む豊後大野市は、大分県の中でも「大分の台所」と言われるほど農業が盛んです。

なので、都内ではめっちゃ高い野菜も、安価で手に入る。しかも旬の野菜が道の駅や無人直売所ですぐに買えます。

自然がある環境が良いぶん、野菜もよく育つのかもしれません。

7. 人との関係が濃い

良い環境といえば、田舎では人間関係が非常に重要になりますよね。やっぱり田舎なので、人と人との関係が濃いです。

田舎では地区での助け合いコミュニティーが形成されています。地区によっては集まりが多かったり行事が多かったりさまざまですが、私の住んでいる地区は、年に2回集落の道路脇の草刈りと忘年会があるだけ。

あと、年に1度の大ゲートボール大会。これに出場するために少しゲートボールのルールを覚える必要がある程度です(住む場所によっては、集落の行事が多いところもあります)。

加えて、私の住んでいる家はお隣さんとほぼつながっているので、(むしろ6軒ある集落の家がほぼつながっている)畑で採れた野菜や山で採れたたけのこやしいたけをガンガンくれます。

なので、すごくありがたいし、都内から引っ越してきた人に対してもすごく温かく受け入れてくれます。

8. ファミレス「JOYFUL」が最強すぎる

受け入れてくれるという意味では、夜仕事をするときに最高の環境を用意してくれるのが、九州で一大勢力を誇るファミリーレストラン「JOYFUL」です。

豊後大野市でも例外なく最強です。コスパはさることながら、気分を変えてPC作業するのに最強です。電源がある席もあります。そして、何と言っても24時間営業。私の場合は、記事を書く際に言葉が深夜に降ってくることが多いので、家で煮詰まった時に場所を変えて仕事をするには最高の場所です。

いつもありがとう、JOYFUL!

田舎に移住して困ったこと8選

1. 車がないと生きていけない

車がないと、基本どこへも行けません。コンビニやスーパーへの買い物、飲食店、市役所、銀行……etc. 交通網としてコミュニティーバスもありますが、時間が非常に限られます。

完全車社会ですので、田舎に住むなら車の免許は必須です。

2. コンビニが遠い

車がないとコンビニすら行くことができないのが田舎。

車で15分かかります。往復30分。家からコンビニが割と遠いんです。以前住んでいたところは歩いて 3 分のところにコンビニがあったのに、今は飲み物を買いたいと思ったときに買えません。「あ!あれが足りない」「これが食べたい」「飲み物が欲しい」という大概のことは諦めるようになりました。

あ、ちなみに24時間営業のコンビニです。

3. 店が早く閉まる

コンビニが遠いのはさることながら、スーパーや飲食店がめちゃめちゃ早いと言っていいほど早く閉まります。田舎なので店も限られる上、早く閉まるのは本当に痛い。20時には、スーパーや夕飯が食べられるお店のほとんどが閉まります。

街の中心地に行けば、居酒屋がやっている程度。もちろん代行確定。隣町に行かないと22時ごろまで営業しているお店はほとんどありません。

みんな寝るのが早いからでしょうか。

4. すれ違う車のほとんどが高齢者マーク

「寝るのが早く、朝が早く起きてしまうの歳を取った証拠だよ」なんて言われたりもしますが、日本全体で問題になっている「地方の高齢化」。この高齢化の波はビックリするぐらい、車社会にも影響が出ています。

豊後大野市ではすれ違う車のほとんどが高齢者マークを付けています。これは本当に深刻な問題なんじゃないかと思います。田舎なので、基本ゆっくり走るのが当たり前なんですが、法定速度40キロを20キロぐらいで走っちゃうような車もあったりするほどです。

そういった意味では、車通勤のリスクは少なからずありますが、地域に優しい運転を心がけていれば苦にはならないし、むしろ笑っちゃうくらいにおじいちゃんおばあちゃんが一生懸命運転しているので愛おしくなります。

でも、急に飛び出してくるのは怖いので、注意が必要です。

5. 飛び出してくるのは車だけではなくシカ・イノシシも

飛び出してくるのは高齢者が運転する車だけではありません。どこにでもいるんです、シカ・イノシシ。野生のシカ、イノシシも飛び出してくる確率も非常に高いです。

急に現れますからたまったものではありません。こちらもある程度わかっていれば、「おお、お前はそこにいたのか。よしよし、いま通るから少し待ちなさいね」となるのですが、何せ暗闇に紛れているので危ないです。

よく「イノシシにぶつかった」とか「シカにぶつかった」という話を聞くのですが、結構車が大破するケースもあるみたいです。ぶつかった彼らは普通に逃げていきます。本当に怖い。

6. 関東より台風が強烈

怖いといえば、引っ越してきてまず最初に怖いと感じたことの一つが「台風」です。強烈です。気のせいか関東よりも断然雨風が強い気がします。

「え? こんなに強い?」と思うほどに……。勢力が強い分、台風が残す爪痕は大きいときがあります。常に災害と隣り合わせ。なので、台風も強烈ですが、二次災害にも注意しなければいけません。

そういった意味では「日々備える」ということを学んでいます。

7. 集合時間がむしろ開始時間の地区の集まり

「備えあれば憂いなし」ではないですが、別地区の避難訓練したときにこんなことがありました。

「人を紹介するから」とありがたいお言葉をいただいて参加しようと開始時間5分前に到着したら……すでに始まっていたんです、避難訓練。「時間を間違えたのでは?」と思い、案内をいただいた時間を確認したところ、どう見ても開始時間の5分前なのですが……。田舎では集合時間から行事が始まります。

8. 田んぼの時期はカエル、夏の時期は蝉がうるさい

田舎の朝は早いと言いますが、季節を知らせる虫たちが現れるのも早いです。特に梅雨が近づくにつれてカエルが鳴きだしますし、それが終われば蝉が鳴き始めます。「季節を知らせてくれる」という意味では風情があって良いのですが、なんせ数が多いためにカエルの合唱が大合唱、蝉に至っては本当にうるさいときがあります。

なんでしょうね、蝉の鳴き声って夏の暑さがますような気がするんですよね。蝉の仲間で「ヒグラシ」という種類の蝉は、夕暮れ時に鳴く蝉で知られるのですが、ここ豊後大野市では日中から鳴いています。

とにかく、梅雨の時期から夏の時期は外がやかましいです。

番外編

季節の話で思い出したのですが、九州に引っ越して一番衝撃を受けたのは、冬です。

九州なのにめっちゃ雪が降ります。これには本当に驚きました。

ゲストハウス「LAMP豊後大野」周辺では15センチほどの雪が降ったり、氷点下マイナス10℃を超えて、全館の水道管が凍結することがありました。冬は本当に過酷なのが、豊後大野市です。

まとめ

田舎へ移住して 1 年が経ち、拠点を東京から大分へ移して感じたことは「働く場所は限られない」ということです。

本社とはビデオ会議でやりとりできますし、「会社に居続けなければいけない」という働き方に疑問を持っていた身としては、田舎暮らしをしながら仕事ができる環境は願ったり叶ったりです。インターネット環境が揃ってさえいれば、どこでも仕事ができる。それならば、一度きりの人生なのだから、環境豊かな最高の場所で仕事をするのも悪くないなと感じています。

近年では、移住ブームなんて言われていますが、場所を選ばない働き方ができる方はどんどん地方へ出て行った方が良いと思います。都内では感じられなかった価値観に触れることもできますし、なんだかんだで色んな人とつながることができます。

何よりも田舎は可能性に満ちあふれていて伸びしろしかないので、編集の仕方によっては面白いことができる可能性に秘めています。

なので、みなさん、地方へ出ましょう!

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