こんにちは、メディアディレクターのこやにいです。
ようやくVR&360度コンテンツを日常的に見かけようになった昨今、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
「VRイベントで体験してみた」、「家にPlayStation VRがある」などすでに体験している人も多いことでしょう。しかし、まだ「変なゴーグル着けて『ウワー!』ってなるやつ」程度の知識の方もいるかと思います。
現在、さまざまなエンターテインメントのシーンでVR&360度コンテンツが活躍しております。いまさら「VRって何?」、「360度動画って何?」と誰かに聞きたくても聞けないという方もいるでしょう。
そこで今回は、VR&360度コンテンツの魅力とオススメ動画をまとめて記事にしてみました。よろしければ、みなさんも一緒に楽しみながら学んでいただければ幸いです。
目次
そもそも「VR」と「360度」の違いって何?
このふたつをおなじものと思っている方も多いと思いますので、最初に違いをしっかり説明したいと思います。
一般的にはVR動画は、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)やスマホなどをゴーグルのように顔面に装着し全方位で楽しみます。一方、360度動画はマウスや画面タッチで好きな方向へ操作可能な動画です。
- 「VR」とは?
- 「virtual reality(バーチャル=リアリティ)」の略。コンピュータによって作り出された世界である人工環境・サイバースペースを現実として知覚させる技術。人の認知を拡張し、さまざまな疑似体験をさせてくれます。
- 「360度動画」とは?
- ユーザーが自由に視点を動かし、上下左右好きな方向を見られる動画です。一度の再生では360度全てのアングルを見ることはなかなかできないため、繰り返し視聴されやすいといわれます。YouTubeやFacebookなど大手Webサイトが視聴に対応したことからもこれからが楽しみなコンテンツです。
おすすめ!VRコンテンツ
【ゲーム】サマーレッスン
※このゲームをプレイするにはPlayStation4本体とPlayStation VRとアプリケーション等が必要です。
生まれてはじめてHMDをして遊んだゲームがこの「サマーレッスン」でした。PlayStation VRと同時に購入。
夏休みの1週間を家庭教師として、疑似体験するゲームです。コントローラーは使わず、ジェスチャーでコミュニケーションを取ります。ゲームとわかっていても感情が揺さぶられる感覚は「まさに仮想現実だなぁ」と感心しました。VRゲームの未来に期待が持てた作品です。
【体験型映画】ウルトラマンゼロVR
※再生後、画面の上でクリック&ドラッグすると、360度のさまざまな角度からの映像が楽しめます。
ご存知、ウルトラマンのVRコンテンツ「ウルトラファイトVR」です。「会議中に突如巨大怪獣とウルトラマンゼロのバトルが始まる」という設定です。
VRの特徴に「大きさを感じられる」「目の前でありえない体験が起こる」というものがあると思います。誰もが夢に見た等身大の怪獣とヒーローのバトルを疑似体験できるエンタメ性の高いコンテンツは、相性が抜群にいいと思います。今後もドラクエや特撮ものなど、VR体験と相性のいいコンテンツが活躍しそうです。
【多人数体験型アミューズメント】ドラゴンクエストVR
※予約や詳細はVR ZONE SHINJUKUにお問い合わせください。
……と、思っていたらVR体験施設・VR ZONE SHINJUKUにフィールドVRアクティビティ「ドラゴンクエストVR」が誕生するようです。(2018年5月現在)
目的は、魔王ゾーマを倒すこと。職業は戦士、僧侶、魔法使いで、3~4人パーティーを組んで進むようです。専用の剣、盾、杖などを装備し、20×12メートルのフィールドを歩き回るとか。
あの魔法も、あの武器も、VRなら使えます! ぜひ体験したい大型体験VRコンテンツです。
【観光】OKINAWA 360°
※再生後、画面の上でクリック&ドラッグすると、360度のさまざまな角度からの映像が楽しめます。
航空会社のANAが制作した沖縄の海で撮影した360度のVR映像です。三線の音が何とも心地よく、そして沖縄の海を存分に楽しむ事ができる動画です。
スキューバーの経験がなくても、VRなら実際に自分が海に潜っているかのような感覚が得られるのもいいです。このような非日常を体験できるのも醍醐味と言えますね。実際に行って潜ってみたくなりました。
おすすめ!360度コンテンツ
【スポーツ】360BAYSTARS
※再生後、画面の上でクリック&ドラッグすると、360度のさまざまな角度からの映像が楽しめます。
YouTube内のYOKOHAMA DeNA BAYSTARS CHANNELで展開されている360度動画コンテンツがこの「360BAYSTARS」になります。
さすがDeNAの運営する球団だけあって、先進的なコンテンツも盛りだくさんです。筒香選手のフリー打撃や選手の飛び出しシーンなど、本当に自分もチームの一員として試合に参加しているような感覚になれるという、ファンならたまらないコンテンツです。
【イベント】東京モーターショー・ブース紹介
※再生後、画面の上でクリック&ドラッグすると、360度のさまざまな角度からの映像が楽しめます。
東京モーターショー2017のフォルクスワーゲンブースを360度動画で見ることができます。忙しくて会場に行けない方や、障害などで参加が困難な方でもこのような技術があると嬉しいですね。
このように、コンパニオンによる車の説明などが、会場の臨場感とともに味わえる360度動画は、展示会などのレポートにも適していると言えます。今後もリアルタイムでのライブ配信などイベントのVR&360度コンテンツが楽しみです。
【おまけ】ウォーリーをさがせ!
※再生後、画面の上でクリック&ドラッグすると、360度のさまざまな角度からの映像が楽しめます。
おなじみの絵本「ウォーリーをさがせ!」を360度動画で遊ぶことができます。絵本と違って360度全方位で景色や人も動いているので難易度も高くとても楽しめます。
大画面に映してワイワイ探すのも楽しいですし、ひとりスマホでもくもくと探すのもまた楽しそうなコンテンツです。暇つぶしにはもってこいですね。
まとめ
このようにVRを楽しめるメディアやデバイスが普及し、ユーザーにとって新しい楽しみ、体験が増えたと言えます。「VR」や「360度動画」が当たり前のようにある時代はもう目の前まで来ているのではないでしょうか?
今よりも安く手軽に、精度の高いVR機器での視聴が可能になれば、新しいマーケティングツールとしても使えるのではないでしょうか。
没入感の高さやインタラクションを活かし、商品を実際に使用している体験をユーザーにさせることで購買や利用につなげるような広告が出来てくるのではないかと思います。
この動画は、2013年に制作された上野駅から株式会社LIGのオフィスまでの道案内動画です。
これはこれで味わい深いものがありますが、こういった動画も「VR」や「360度動画」でもっと変わるかもしれませんね。
LIGでは、シェアオフィス「いいオフィス」やゲストハウス「LAMP」、飲食店「鯛茶STAND」など経営をしており、このようなBtoCのシーンにおいても「VR」や「360度動画」が活躍しそうです。
以上、こやにいでした。