こんにちは。ゲストハウスLAMP豊後大野・支配人のケンです。
LAMP豊後大野は今年、初めての冬を経験しました。
九州という土地に対し、勝手な先入観で暖かいと思っていましたが……
めっちゃ寒かった。
最低気温は−10度以下。雪も15センチくらいは積もりました。非常に厳しい冬でした。
さて、厳しい冬も暖かい春の陽気も、四季を感じられる雄大な自然の中にあるゲストハウスLAMP豊後大野では、さまざまな取り組みがスタートしているのでご紹介します。
目次 [閉じる]
オフシーズンはDIYで空間づくり
厳しい冬の間、宿泊数は正直多くありませんでした。しかしその期間を有効に使って、春の登山シーズンの準備に向けてお客様をお迎えする空間を自分たちの手でつくっていました。
テーマは、「居心地のいい空間」。作成したものをいくつかご紹介します。
ソファー
じゃん!
見よう見まねでつくった割には、雰囲気のあるソファーに仕上がったと自負しています。しかも3脚も。他にもローテーブルを作成しましたが、それについてはスタッフ・清がきっと記事を書いてくれることでしょう。
ソファークッションは低反発ウレタンがよかったので、サイズを合わせて特注。
革は自動車のシートにも使われる品質のもので、雰囲気に合うチョコレート色をチョイス。
クッションの下側は天板を敷いてもよかったのですが、あえて座り心地重視で革に穴を開けて紐でくくってつくり上げました。
自分でつくったソファーの寝心地は、最高です。DIYの醍醐味ですね。
カウンター
「レストラン内にあると何かと便利!」ということで、カウンターを作成しました。このカウンターの天板は、竹田市にある岡城銘木から仕入れたイチョウの一枚板。サイズ感、厚みがジャストで、価格はなんと7,000円! 激安。
地域のつながりで紹介してもらったのですが、足繁く通って良心的すぎる価格で購入させていただきました。地域の人たちにはいつもお世話になりっぱなしですが、田舎にいる地域のみなさんはとても温かい。
土台部分は、我らが田舎住民の味方、ホームセンター「コメリ」で購入したお手ごろな輸入の天板です。天板を組み立ててつなぎ目にパテを塗り、最後は臭いや湿気を取る効果のある珪藻土を塗りました。
レストラン内のカウンターの土台には最適でした。将来的にこのカウンターテーブルでお客様と会話をしながら夜な夜なお酒を飲む、みたいな場所になったら何よりも楽しいと思うんです。そんなわけでみんなが楽しめる空間をどんどんつくっていきます。
メインテーブル
当初は、このようなテーブルが並んでいたのですが、どうしてもテーブルの色が黒くて雰囲気が暗く見えてしまいました。この雰囲気をなんとか変えようと思い、新しく購入してしまえば簡単なんですが、せっかくなら自分たちの手で雰囲気を変えていこうということで、今あるテーブルを活かしながら雰囲気を変える方向で考えました。それがこちら。
サンダーというヤスリをかけ、すべて手作業で塗装を剥がしました。これには相当時間がかかりました。
剥がした後にワックスを入れてダメージ感を出すためにノコギリで削ってみたり、金槌で叩いてみたりして。
実際に置いてみると……
どうでしょう? だいぶ雰囲気は変わったと思います。前のよりも温かみのある場所に変わったのではないかと確信をもっています。
このようにLAMP豊後大野では、少しずつですが自分たちの手で雰囲気を変え、お客様にとって居心地のいい空間をつくっていこうと思います。
「無農薬米」をつくるクラウドファンディングが無事達成
以前、こんな記事を書きました。

大分の田舎で地域の方と一緒に「無農薬米」を作るクラウドファンディングをはじめました。
地域の方々と一緒に始めた無農薬米をつくるプロジェクト「ここからはじまる米騒動」。LAMP豊後大野で食べていただくお米を提供する目的はもちろんのこと、地域で深刻な問題となっている休耕地の活用が大きな目的となっています。
高齢化が進んで休耕地が増えると、田んぼは荒れ、のちには土砂災害などを引き起こしかねないものとなります。そして一度田んぼや畑にした土地は、元の森に戻すにはかなり時間がかかります。
ならば、休耕地を活用するプロジェクトにしようと立ち上がったのが、米騒動なんです。クラウドファンディングのおかげもあり、プロジェクトへの支援やファンディング以外に、プロジェクトメンバーへ個人的に支援いただいた金額を含めると、目標金額を無事達成しました。ご支援ありがとうございました。ご支援いただいた皆様へのリターンを絶賛準備中。そんな中スタートした米騒動の様子を少しだけ紹介します。
田んぼをおこす準備
こちらがゲストハウスLAMP豊後大野で管理する田んぼです。土が痩せてしまっていてこのままでは稲が育たないため、藁や雑草を混ぜこんで田んぼに栄養を与えていきます(この作業を「田んぼをおこす」といいます)。
まずは畔(あぜ)の草刈りから。冬の間生え放題だった畔の雑草を刈ります。
刈った雑草と藁を田んぼに敷き詰めて、田おこしの準備完了。
水路をつくる
さらに上から流れてくる雨水を田んぼから逃すための水路がなかったので、水路をつくります。
こちらがつくった水路。これがあるとないとで田んぼの水はけにも影響を及ぼすので重要な作業。ここまでつくるのに4人がかりで半日。なかなか思うようには進まないのも農作業の楽しさのひとつです。
LAMP豊後大野初めての米づくりはまだまだ始まったばかり。LAMP豊後大野のお食事に使われるお米がどのようにつくられているか、これからもどんどんお送りしていこうと思いますので、お楽しみに。
【参加者募集】LAMP豊後大野で初のワークショップを開催します
世界でたったひとつのオリジナルレザーバッグをつくりませんか?
LAMP豊後大野では、2018年4月29日(日)に初のワークショップ、「NPW(ヌメ革パッチパーク)」を開催します。LAMP野尻湖でも開催された「NPW」は、講師・古本浩さんと偶然の出会いから開催決定したワークショップです。
NPWとは、[N]ヌメ革の[P]パッチ[W]ワーク の略で、簡単に言うとバッグをつくる際に捨てられる「裁ち落としのヌメ革」をつなぎ合わせて、新たなオリジナルの革バッグをつくるワークショップです。
ヌメ革は、革本来の風合いや味わいを楽しむことができるので、使うほどに味が出てくるのが特徴。そのヌメ革のハギレを金槌でトンカントンカンと叩き、つなぎ合わせて、世界にたったひとつのオリジナルバッグをつくることができます。
開催概要 | NPW ヌメ革ワークショップ |
---|---|
日時 | 4月29日(日)13:00〜16:00ぐらいまで |
参加費 | ¥10,000〜(バッグの大きさによって異なります) |
場所 | ゲストハウスLAMP豊後大野 〒879-6865 大分県豊後大野市緒方町尾平鉱山57 |
用意するもの | 金槌(あればでOK) |
参加特典 | LAMP豊後大野でランチご注文いただいた方にドリンク1杯無料 |
参加申し込み先 | お問い合わせ:ゲストハウスLAMP豊後大野 TEL:0974-47-2080 MAIL:bungo_ohno@lamp-guesthouse.com |