こんにちは! 野田クラクションベベーです。
突然ですが、これは誰が描いた絵だと思いますか?
実は、僕が描いたんです。しかも、水彩画を練習したのはたった1週間だけ。
僕はこの会社に入ってから旅人やラッパーなどをやっていますが、いざ困ったときに「これで食える!」というスキルがありません。
悔しい……なんとかして手に職を付けたい。せめて食に困らない状態になりたい。
そんなときパッと頭をよぎったのが、よく原宿などの路上で見かける「あなたの顔を見てインスピレーションで言葉を書きます」っていうパフォーマンス。僕がこれまで旅や音楽で培ってきた感性に絵のスキルが加われば、最強の路上アーティストになれるかも。
そこで今回僕がトライしたのは、オンライン動画学習サービス「Shummy」の透明水彩画講座。透け感のある発色が美しい水彩絵の具を使って、完成度の高い透明水彩画を描くスキルが身につく講座です。
全6回、トータル90分ほどの動画講座を受講して、僕が描く水彩画でプロとしてやっていけるのか、本気で実証してみたいと思います。
Shummyで水彩画講座を受けてみた!
ということで、今回は、オンライン動画学習サービス「Shummy」の「初心者でも楽しめる くらしを彩る透明水彩画」講座を受けて、水彩画のプロを目指そうと思います!
「Shummy」は通ってみたかったレッスンを自宅で受けられる、趣味探しや、教室に通いたいけど時間がない人にとってピッタリのサービスです。現在受講できるのはカメラや料理、手芸、スポーツなどさまざまなジャンルの約40コースで、幅広いラインナップになっています。
早速、「Shummy」で動画講座の受講をスタート。水彩画のプロとしてマルチに活躍されているMari先生が動画で優しく教えてくれます。
ふむふむ、水彩画はコストをかけずに始められる初心者にやさしい絵画の手法らしい。
画材費は一から揃えても約6,000円です。
- 画材費内訳
- ●水彩絵具(5mm×12色)約1,200円
●水彩紙(12枚綴)約2,500円
●筆・パレット 約2,000円
※ネットショップなどを使って購入した場合の参考価格です。
一式揃えれば長持ちするため、ランニングコストがかからないのも嬉しいポイント。よし、水彩画をマスターするぞ〜!
基本技術その1【ウェット イン ウェット】
まずは基本技術の習得から。1つ目は「ウェット イン ウェット」という手法。ものすごくウェッティーな雰囲気が漂ってますね(笑)。
この技法では紙をたっぷり濡らして、その上に絵の具を塗っていきます。筆でポンポンと絵の具を落とすと、フワッとにじんでいい感じです。
さらに紙を傾けてナチュラルなぼかしを加える技も。ウェット イン ウェット+紙を傾ける手法を使うと、空のグラデーションを上手に表現できるそう。Mari先生が丁寧に教えてくれるおかげで、最初の技法は楽々クリア!
基本技術その2【ウェット オン ドライ】
2つ目の基本技術「ウェット オン ドライ」は、乾いた紙に絵の具を塗っていくスタンダードな描き方。花びらなど、細かい部分を塗るのに適した技法です。
ウェット イン ウェットに比べると、絵の具の発色がクリアですね。
この2つの基本技術を覚えるだけでも、植物や野菜など、いろいろなモノを描くことができます。先生が講座のなかで描いているプチトマトの絵がすごく味わい深いので、ぜひみなさんにも見て、真似してみてほしいです。
絵の具の濃淡によって影を表現するなど、徐々に講座の内容が難しくなってきましたが、まだまだ余裕!
全6講座を学び終え、プロのテクニックを習得
上記の技術の他にも、市販のスタンプとパンパステルと呼ばれるドライタイプの色材を組み合わせて描く「ミクストメディア」や歯ブラシで絵の具を弾くスパッタリングなど、プロならではの技法も学べます。
後半に差し掛かるとやや難易度が高くなりますが、Mari先生の指導が親切でわかりやすいので、くじけることなく続けられました。
全6講座を学び終えて趣味の域を超えたプロの技法もいくつか習得できたし、僕も水彩画でご飯が食べられるかもしれない! 期待に胸が膨らみます。
オリジナルの作品づくりに取りかかります!
Mari先生に教えてもらった数々の技法を使い、僕の感性を活かしたオリジナルの水彩画を描きます。やっぱり絵を描くならモチーフになるような自然が必要だよねってことで、川原にやってきました。
さて、どうやって描こうか……。広々していて静かな川原は、誰にもジャマされることなく作品づくりに没頭できてオススメです。
ちょっとアイディアが煮詰まってきたら、こうやって草の上にゴロンと横になってリフレッシュもできるし。
ただし、気持ちよすぎて居眠りしてしまわないようにご注意ください。
無心で作品に全エネルギーを注ぎます。そうして試行錯誤を繰り返しながら、ようやく初めてのオリジナル作品が完成しました。
じゃん! こちらが僕が一心不乱に描き上げたオリジナルの水彩画です。タイトルは「荒川の河川敷という日常の “ほのぼのとした感じ” 」。
今回使用したのはウェット イン ウェット・ウェット オン ドライの基本技術のみですが、水彩画ならではのやわらかさを生かして、画伯べべの感性で表現しました。
水彩画と言えば、「小学生の時に美術の授業で描いた」イメージが強いと思います。あの頃は毎週のように絵を描いていても大して上達しなかったのに、さまざまな紆余曲折を経て大人になった今は、1週間の動画講座を受けただけでここまでの絵が描ける。なんだか感慨深いなぁ。
どうですか? 控えめに言っても上出来ではないでしょうか? これなら絵を売って食に困らない生活が送れるかも……?
Mari先生!僕はプロとしてやっていけますか?
初めてのオリジナル作品を、Mari先生と絵画材料の総合メーカー・ホルベイン画材株式会社の石川さんに見てもらうことにしました。
人物紹介:Mari先生 多方面で活躍する水彩画イラストレーター。今回、べべがShummyで受講した「初心者でも楽しめる くらしを彩る透明水彩画」の先生。水彩画のプロである。 |
人物紹介:石川さん 絵画材料の総合メーカー・ホルベイン画材株式会社に従事。Shummyとタイアップして、Mari先生が教えるワークショップを主催している。今回は、画材を熟知している石川さんならではの評価をもらう。 |
Mari先生、僕の自信作です! 荒川の河川敷の日常を水彩画で表現してみました。この絵どうでしょうか? ぜひ率直な感想をください!
とてもお上手だと思いますよ! 初めて描いたにしては上出来です。日常の素朴な感じも良く出ていますし、雲の立体感と草のグラデーションは丁寧に表現できています。
これ、画材も良いものを使っていますよね。初心者の方だと安い画材を使用する方が多いんですが、それだとやっぱり仕上がりもイマイチなんです。しっかりMari先生がオススメしている画材を使っている点も評価できます。
やった〜! たくさん褒められた! やっぱり僕、画家としての才能があるのかも。Mari先生、僕はプロの画家としてご飯を食べていけますか?
それは無理ですね。
え、えと、それはなぜでしょうか……?
初心者としては良い出来栄えですが、パッと見ただけでも多くの改善点があります。たとえば、すべて同じレベルの距離感になっていて遠近法をうまく使えていない、建物の茶色と赤色が濃すぎて手前にあるように見えてしまう、などですね。
絵の具の使い方も水彩画の特性を活かして、青系や紫系の色味を足して深みを出したり、基本技術だけじゃなくワンランク上のスキルを取り入れると、プロっぽい絵に仕上がりますよ。
ベベさんはステキな感性を持っていらっしゃると思いますし、水彩画ならではのぼかしもきちんと取り入れられているので、あと一歩努力してみましょう。動画講座でお伝えしたプロならではの技術も取り入れつつ、多種多様なテーマで水彩画を描いてみてください。
すぐにプロとしてやっていくのは難しいんですね……。でも、こんなに褒めていただいて素直に嬉しかったです。引き続き、水彩画の練習を続けようと思います!
【結論】1週間動画を見るだけでプロになるのは無理だったけど、先生に褒められるくらいのレベルにはなれました。
いつでもどこでも趣味が学べる「Shummy」
地方にお住まいの方や仕事や子育てでなかなか時間が取れない方でも、Shummyの動画講座ならいつでもどこでも趣味を動画で学べます。
1レッスンが15分程度と短時間になっているので、家事の合間や休憩時間にサクッと学べるのが嬉しいポイント。日常的に取り入れやすいサービスになっています。
Shummyで水彩画の動画を見て、コツさえ掴めばどんどん描けるようになっていくので、正直調子に乗ってました。1週間限定で学んでみましたが、これを機に「もっと水彩画の奥深い世界を知りたい!」と思うようになりました。
みなさんもShummyで一生ものの趣味を見つけませんか? 練習を重ねていけば、プロ並みのスキルを身につけるのも夢ではありませんよ!