こんにちは、ディレクターの Jack です。
最近では利用するのが当たり前になってきた IaaS や PaaS などの技術。
すべて似たようなサービスと勘違いしている方も多いと思います。
私自身も、ちゃんと調べてみて「ああ! なるほど!」と思った点があったので、そのポイントを整理してみます!
今回は、ディレクターの初心者が気をつけておきたいIaaS、PaaS、SaaSの違いについて説明したいと思います!
ディレクターが覚えるメリット
私はテクニカルディレクターも兼務しているのですが、最近社内で「サーバーの構成ってどうしたら良い?」とか、「◯◯という技術を使って提案したいんですけど、どうしたら良いですか?」とか、「お客様から、◯◯という技術を使いたい!」という質問を受ける機会が増えてきました。
ディレクター自身が技術領域に興味を持つのは、提案の幅が広がりますし、非常に良いことですね。
最近「 PaaS と IaaS の違いは何ですか?」という質問がディレクター間で話題に挙がったので、自分自身の知識整理のためにもブログに綴りたいと思います。
この記事が、ディレクターの技術に対する基礎知識の向上の手助けになれば幸いです。
クラウドコンピューティングとは?
まず、IaaS や PaaS に関する話の前に「クラウドコンピューティングとは何か?」について説明させていただきたいと思います。
クラウドコンピューティングとは、サーバーやストレージなどのコンピューティングサービスを、インターネット(クラウド)経由で配信するサービスのことを指します。このようなサービスを提供している会社を クラウドプロバイダー と呼び、その提供しているサービスの料金を使った分に応じて請求します。
そして、そのクラウドコンピューティングを、利用者から見てさらに 3 つに分類したのが IaaS、PaaS、SaaS というサービスになります。これらを用途に応じて使い分ける必要があるのです。詳細については、こちらのページをご覧ください。
IaaS、PaaS、SaaSの概要について
IaaSとは?
IaaS とは「 Infrastructure as a Service 」の略称で、インフラをサービスとして提供するものになります。IaaS では、仮想サーバーやハードディスク、SSD、ファイアウォール、ロードバランサーなどがサービスとして提供されます。
サービス例としては、下記が有名ですね。
サービス例
- Google Compute Engine
- Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)
PaaSとは?
PaaS とは「 Platform as a Service 」の略で、サーバやネットワークなどのインフラ設備に加え、OS やミドルウェアまでを一気通貫で提供するクラウドサービスです。IaaS の機能に加えてミドルウェアの設定も含まれていますので、インフラエンジニアなどの助けを借りずとも、インフラの構築が可能となります。
代表的なサービス例は、下記となります。皆さんが聞いたことがあるサービスが多いかと思います。
サービス例
- Microsoft Azure
- Heroku
- Google App Engine
SaaSとは?
最後に、SaaSについて説明させていただければと思います。
SaaS とは「 Software as a Service 」の略で、ソフトウェアをサービスとして提供するクラウドサービスです。サーバなど特別な設定は必要なく、一般利用者が比較的すぐ利用できるサービスを提供しています。サービス例を下記に記載しますが、皆さま同じみのツールがほとんどですね。
サービス例
- Gmail
- Yahoo! Mail
終わりに
この記事では IaaS、PaaS、SaaS についての簡単な知識について説明させていただきました。普段利用しているサービスですが、しっかり調査してみると新しい発見がありますね。
今回は、ディレクターとして、必要最低限おさえておきたい用語を説明させていただきました。
次回は、さらに掘り下げて、AWS の各サービスに関する記事を書こうと思います!
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